2016年12月01日
根津美術館の庭園
円山応挙展を見た後は庭園の散策。あまり時間がなかったので、とりあえずだいたい見て回ったというところ。撮影はiPhoneで。仕事のあいまに訪れたのでデジカメを持っていなかったが、持ってきたらよかったと少し後悔。
美術館の建物から庭に降りたすぐの所。
ここが港区南青山6丁目とはまったく思えない別世界が広がっている。
私が好きな鮮やかなレッドのモミジではないが、茶色の混じり度合いは少ないほう。日本庭園にはこれくらいの色合いのほうが似合うかも。
ところどころに小さな石仏がある。
紅葉の時期は下を見ながら歩くのも楽し。
茶室のようなものも何軒かあった。
中に入ることができる。ただ別にお茶を出しているわけではなく、この時は単なる畳敷きの休憩室のように使われていた。靴を脱ぐのも面倒だったので素通り。
庭園の真ん中に池が横たわっており、その周りを散策するようになっている。
ちょっと木々が多いというか、うっそうとしすぎている気もするけれど、私の日常行動範囲の中では一番いい庭園かな。まさに都会の喧噪を忘れられる空間。ただ庭園だけの見学はできず、企画展の時は1300円、常設展だけの場合でも1100円の美術館入場料を取られる。200〜300円で庭だけ入れてくれる設定があるとうれしいのだが。
根津美術館のある辺りから南側の六本木通りにかけては緩やかな斜面なので、それを利用して庭園はかなり起伏のある設計になっている。それもなかなかポイントが高い。
グルッと回って美術館に戻る。
以前はもっと古めかしい建物だったが、2009年に立て替えたとのこと。
円山応挙展に行こうと思った時、庭園のことは考えていたが紅葉はまったく頭になかった。なにせ11月として54年振りに雪が降ったと大騒ぎだった日だから、気分的にすっかり真冬モードだったもので。だから思いもかけず紅葉見物もできて得した気分。
おしまい