2016年12月22日
フレンチプレス
2012年にマキネッタという器具でコーヒーを淹れていることを書いた。それでイタリアンなアメリカンであるカフェ・アメリカーノを楽しんでいる。ただし少々ヘビーなコーヒーとなるので、朝に飲むコーヒーには普通のペーパードリップでという使い分けをしてきた。
でも数ヶ月前からペーパードリップはやめて、おもにフレンチプレスを使っている。こういう仕組みの器具なのだが日本での知名度はあまり高くない。なぜか紅茶をこれで出す喫茶店とかもある。しかし紅茶にこの器具を使うのは日本だけの風習のようである。フレンチプレスはヨーロッパでは広く普及していて、映画やドラマのキッチン・シーンでも何度か見たことがある。ちなみにフランスではフレンチプレスとは呼ばないらしいのがおもしろい。
ドリップからフレンチプレスに替えたのは、マキネッタを使い出してからだんだんとドリップで淹れるコーヒーに物足りなさを感じてきたから。マキネッタはカフェ・アメリカーノというお湯割りにしているとはいえ、エスプレッソベースだから濃いめのコーヒーとなる。でもドリップと比較しての物足りなさとは味の濃い薄いとは関係ない。
ポイントはコーヒーオイル。ピーナッツほどじゃないけれどコーヒー豆にも油分が含まれている。コーヒーを淹れる時にそれも抽出される。しかしペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォンなど繊維系のフィルターを使う器具では、お湯に溶け出した油分がそこで漉されてしまいコーヒーの中には残らない。マキネッタやフレンチプレスは穴やメッシュの金属フィルターなので、コーヒーオイルも含まれたコーヒーが出来上がるという理屈。
それでこのコーヒーオイルが、結構コーヒーの味を左右する存在と気付いたわけ。具体的にはコーヒーオイルによって甘みが増すように私には感じられる。甘みといっても砂糖のような甘みではないが、説明しにくいので省略。
実は以前からフレンチプレスの器具は持っていた。これは上蓋に開閉式の飲み口がついていて、そこから直接コーヒーを飲むことのできるポータブルタイプ。買ったのはかなり前で、なんのために買ったのか、そしてなぜほとんど使っていなかったのかも思い出せない。でもある日、これが家にあることに気づきフレンチプレスのよさを再確認したしだい。
たぶんアウトドア用に買ったと思われるポータブルタイプのフレンチプレスは容量350ml。朝はマグカップに2杯コーヒーを飲むので、自宅用としてはサイズが小さい。それで今回買ったのがこちらのタイプ。容量は500ml。
フレンチプレスはガラスでできた製品が多い。同じ500mlでガラス製なら2000〜3000円だが、金属製で魔法瓶構造になっているこれは8000円ほどする。こちらにしたのはユーザーコメント欄に「ガラスのフレンチプレスを割ってしまったので、今度はこちらにしました」というコメントが多かったから。私はなぜかコーヒーサーバー(ペーパードリップの時にコーヒーを落とすガラスの容器)と相性が悪くよく割ってしまう。25年ほど前に1ヶ月に3つ割ったことがあり(^^ゞ それ以来ガラスのコーヒーサーバーは使わずに、牛乳を温めるような小さな鍋に棒を2本渡して、その上にドリップの器具をセットして使うという特殊な方法で淹れている。
フレンチプレスで淹れたコーヒーには基本的に満足している。しかし使ってみて気付いたこともいろいろあった。
ーーー続く
でも数ヶ月前からペーパードリップはやめて、おもにフレンチプレスを使っている。こういう仕組みの器具なのだが日本での知名度はあまり高くない。なぜか紅茶をこれで出す喫茶店とかもある。しかし紅茶にこの器具を使うのは日本だけの風習のようである。フレンチプレスはヨーロッパでは広く普及していて、映画やドラマのキッチン・シーンでも何度か見たことがある。ちなみにフランスではフレンチプレスとは呼ばないらしいのがおもしろい。
ドリップからフレンチプレスに替えたのは、マキネッタを使い出してからだんだんとドリップで淹れるコーヒーに物足りなさを感じてきたから。マキネッタはカフェ・アメリカーノというお湯割りにしているとはいえ、エスプレッソベースだから濃いめのコーヒーとなる。でもドリップと比較しての物足りなさとは味の濃い薄いとは関係ない。
ポイントはコーヒーオイル。ピーナッツほどじゃないけれどコーヒー豆にも油分が含まれている。コーヒーを淹れる時にそれも抽出される。しかしペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォンなど繊維系のフィルターを使う器具では、お湯に溶け出した油分がそこで漉されてしまいコーヒーの中には残らない。マキネッタやフレンチプレスは穴やメッシュの金属フィルターなので、コーヒーオイルも含まれたコーヒーが出来上がるという理屈。
それでこのコーヒーオイルが、結構コーヒーの味を左右する存在と気付いたわけ。具体的にはコーヒーオイルによって甘みが増すように私には感じられる。甘みといっても砂糖のような甘みではないが、説明しにくいので省略。
実は以前からフレンチプレスの器具は持っていた。これは上蓋に開閉式の飲み口がついていて、そこから直接コーヒーを飲むことのできるポータブルタイプ。買ったのはかなり前で、なんのために買ったのか、そしてなぜほとんど使っていなかったのかも思い出せない。でもある日、これが家にあることに気づきフレンチプレスのよさを再確認したしだい。
たぶんアウトドア用に買ったと思われるポータブルタイプのフレンチプレスは容量350ml。朝はマグカップに2杯コーヒーを飲むので、自宅用としてはサイズが小さい。それで今回買ったのがこちらのタイプ。容量は500ml。
フレンチプレスはガラスでできた製品が多い。同じ500mlでガラス製なら2000〜3000円だが、金属製で魔法瓶構造になっているこれは8000円ほどする。こちらにしたのはユーザーコメント欄に「ガラスのフレンチプレスを割ってしまったので、今度はこちらにしました」というコメントが多かったから。私はなぜかコーヒーサーバー(ペーパードリップの時にコーヒーを落とすガラスの容器)と相性が悪くよく割ってしまう。25年ほど前に1ヶ月に3つ割ったことがあり(^^ゞ それ以来ガラスのコーヒーサーバーは使わずに、牛乳を温めるような小さな鍋に棒を2本渡して、その上にドリップの器具をセットして使うという特殊な方法で淹れている。
フレンチプレスで淹れたコーヒーには基本的に満足している。しかし使ってみて気付いたこともいろいろあった。
ーーー続く
wassho at 22:11│Comments(0)│
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