2017年01月14日

ビックカメラとドコモの納得できない体制

B&D


昨年の12月30日にケータイを機種変更した話はブログにも書いた。実はその数日前に機種変更をしようとしてできなかったのである。今回はその腹立ち日記。


たぶんどこで買ってもiPhoneの価格は同じはずだが(独占禁止法的にドウヨとも思うけど)ビッグカメラのポイントが結構たまっていたので仕事のついでに有楽町店に向かう。

売り場はかなり混雑していた。銀行のように整理券を機械から引き抜いて番号を呼ばれるのを待つ仕組み。店員に尋ねたら30〜40分くらいとの返事。またにしようかとも思ったものの、何となく年内に済ませておきたい年末独特の気分もあって待つことに。しかし1時間経っても電光掲示板に表示されている番号に変化なし。やっぱり別の日にしようと思ったその時、私より先の番号の二人がほぼ同時に諦めて帰った。ちなみにその二人は白人と中東系の男性である。よく知らないが携帯の買い換えにこんなに時間がかかるのは日本だけのような気もする。

それでもう少し待つと決め15分くらいたってようやく番号を呼ばれた。しかし喜んだのもつかのま。待合のエリアから受付カウンターに通されると店員が「係の者が他のお客様の手続きが終わりしだいこちらに参ります」と説明。つまり場所が変わっただけでウエイティング続行中。こうなると経済学でいうサンクコスト状態になり踏ん切りがつかない。結局さらに待つはめに。

こういう風に書くと私の前に何十人も客がいるように思われるかもしれないが、整理券番号で私は5〜6番目なのである。何にそんなに時間がかかる?ゴネている客ばかりなのかとも思ったがそんな雰囲気は伺えなかった。

結局、ビックカメラに来て2時間ほどしてようやく私の手続きが始まった。ヤレヤレである。ただし腹立ち日記のメインはこの後に起こる。


機種交換をしたいと告げ、いくつかのやりとりの後、契約確認として「名前、生年月日、電話番号」の記入を求められる。その情報を係員が端末を使って調べる。すると係員が「その契約が見あたらない」と。そんなアホな。係員もそんなアホなという顔をしている。そして彼がいろいろと調べてくれた結論を書くと

   20年以上前の契約では生年月日が必要なかったので、
   生年月日が契約データベースに載っておらず照合できない

との状況。最初にケータイを買った時も生年月日くらい記入させられたと思うけれど。でもまあそういうことらしい。

それで係員が言うには、この状態で機種変更する方法は2つ。

(1)何か書類を書いて手続きする。手続きに数日かかり、その後に来店しな
   ければならない

(2)近くのドコモショップに行って生年月日を登録し、また店に戻ってくる。


本人は目の前にいるのである。もちろん免許証などの証明書類も持っている。しかし客に落ち度はなくても、あくまで自分たちのシステムに従わせるつもりらしい。通常ならブチ切れてカウンター席を破壊したり、係員の胸ぐらをつかんだり、店長を呼べと叫んだりするところだが、そうはしなかった。もうさすがに大人になったからって? いや、2時間も待たされてすっかり気力がなくなっていた(^^ゞ


捨て台詞も吐かずにビックカメラを後にする。係員は草食系の客でよかったと胸をなで下ろしたに違いない。ビックカメラ有楽町店から地下鉄銀座駅に向かう途中にドコモショップがある。とりあえず入って、係員に教えられた通り生年月日を登録したいと告げた。手続きには1分もかからなかった。ドコモショップの店員は30歳くらいで20年以上前の状況は知らないようだった。なぜビックカメラで生年月日の登録ができないかを尋ねると、操作している端末を指しながら「この機械があれば簡単なのですが量販店には置いていない」との答え。


携帯電話を持ち始めたのは20数年前である。今のように誰でもが持っている状況ではなかったとはいえ、肩から吊り下げたり筆箱のような大きさの携帯電話機だった時代ではない。そこそこの普及度。おそらくウン百万人がその頃からケータイを使っている。量販店で機種変更しようとした時、ドコモはこんな不便をウン百万人の古くからの顧客にしいているのか? またビックカメラは客に悪いと思い、あるいは販売機会損失だと考えドコモに生年月日を登録できる端末を設置するよう交渉しないのか?

あきれた気持ちである。ただし少し疑問もある。まず前回に機種変更した時はこんなトラブルはなくスムーズに手続きが進んだ。ひょっとしたらドコモの係員が手続き方法を間違えた可能性もある。またその係員はベテランぽかったのに、20年以上前の契約では生年月日が登録されていない状況に驚いていたのも不可解。そんな客もビックカメラにはたくさん来店しているはずである。


まあ済んだことは諦めよう。ところで何事も塞翁が馬である。実は今回の機種変更は、その日に突然思い立ったもので、iPhoneのどの機種にするかとかは深く考えていなかった。しかし数日後の改めての機種変更までに少し検討する余裕が生まれ、ちょっと賢い選択ができた。それはまた追々に。

wassho at 20:46│Comments(0) 生活、日常 

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