2017年07月22日

革は汗に弱いという教訓

2週間ほど前のこと。とあるところに用事があって出かけた。休みの日なので服装はTシャツにジーパン。ジャケットなしの場合、身の回りのモノの持ち方に困る。小さなワンショルダーのカバンを使うことが多いが、この日はなぜかカバンなしで出かけた。だからジーパンの前後左右4つのポケットにすべて収めることになる。

電車で行くつもりだったのに、自宅を出た後で炎天下を歩くのも運動になっていいかと考えたのが運の尽き。目的地までは徒歩なら45分くらい。当然汗をかくのは覚悟していたが、想定していた以上に汗だくになってしまった。

それでハンカチは汗を絞れるくらいに。実際、何度か絞った。
そして、その濡れたハンカチはずっと財布と一緒に尻ポケットに入れていた。


次の日、出かける時に財布を持つと革がカサカサになっていることに気がついた。??と思ったが、すぐには原因が思い当たらなかった。しばらく考えての結論は汗でビショビショになったハンカチ。100%の確証はないが、財布に関して普段と違うことといえば、それしか考えられない。

ネットで調べると革がカサカサになったという事例は見つけられなかったが、汗で塩をふいた時の対策などが載っていた。「ぬるま湯にしばらく浸して塩抜きをし、乾かした後に革用の保湿クリームを塗り込め」などと書いてあるものが多かった。

そこまでは面倒だったので、その日の夜にとりあえずラナパーを塗ってみた。ラナパーは蜜蝋を成分とした革ケア製品。たいへん気に入っていて、私は革靴や革ジャンなどにはラナパーしか使っていない。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)

やはり塩が抜けていないとダメなのかと考え、ぬるま湯浸けを試みる。普段は財布をじっくり見ることなんてないが、改めて眺めてみるとあちこち汚れている。ラナパーを落とす必要もあったので食器洗剤で洗ってみた。でももう染みついた汚れなのか、ほとんどきれいにはならなかったけれど。

乾くのに3〜4日かかった。乾いた財布は少し硬くなりカサカサも悪化。でもこれは油が抜けたような状態だからかなと考える。ラナパーを塗り込む。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)(/o\)

乾いた直後よりはマシになったが、ぬるま湯に浸す前よりカサカサの範囲が広がったような気もする。食器洗剤で洗ったのがよくなかったのか。最後のあがきとして下駄箱からミンクオイルを探し出しダメ元で塗ってみる。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)(/o\)(/o\)


仕方がないので財布は買い換えることにした(^^ゞ

とりあえず汗でビショビショになったハンカチなどを革製品に密着させるとカサカサになるようだし、そうなった場合は素人の手入れでは元に戻せないという教訓。


財布


wassho at 23:17│Comments(0) 生活、日常 

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