2017年09月01日

高円寺の阿波おどり(5)

高円寺の阿波おどりは文句なく楽しかったし素晴らしかった。それは阿波おどり自体の魅力もさることながら、踊り手と観客の距離が近くて「見る阿呆」でもまるで一緒に踊っているようなライブ感を味わえたからだろう。商店街ではもう一歩前に出たら太鼓のバチが当たるんじゃないかという距離だし、高円寺駅〜新高円寺駅のメインストリートでも三歩前に出たらという近さである。

ただしそれは会場が狭いということで大混雑と引き替えでもある。私は身長が高いので人垣があっても割と見渡すことができるが、場所によっては小柄な人や子供なら他人の頭や背中しか見えないだろう。それじゃおもしろさ半減。

このお祭りがますます発展して欲しいと思う。しかし現在100万人の観客規模を同じコースで125万人に増やすことはおそらく不可能と思う。私が都知事ならメインストリートの東側500メートルに平行している環状七号線を閉鎖してコースにするのを許可するけれど、都知事になるつもりはないし(^^ゞ それに広い道路を使うということは観客との近さを失うことでもある。あちこちで観客が顔なじみの踊り手に声援を送る光景を見た。そんなローカルな味わいもこのお祭りの魅力で、それは引き継いで欲しい。

高円寺の皆さん、いろいろ知恵を絞ってガンバッテちょうだい。



純情演舞場で見ていた場所は、最近よくある海鮮バーベキュー居酒屋の入口付近。阿波おどり終了のアナウンスが流れて地面から立ち上がり、一緒にいたS君と「この店でいいか」と180度身体を反転させて入店。それから2〜3分でお店は満席になったから、高円寺の阿波おどりの後に一杯やりたければ即断即決が大事かも。

ちなみにS君とは知り合って40年近くになる。しかし飲み友達だったので、阿波おどりの最初のエントリーで書いた「企画付き飲み会」で、5年前にプロ野球を見に行った時に「初めて昼間に会った」という不思議な関係。



2時間ほど飲み食いして新高円寺の駅を目指す。しばらくして道が入り組んできたので居酒屋の店先にいた兄チャンに「新高円寺はこの方向?」と尋ねると「反対っすよ、全然遠いっすよ」といわれる。でも今から考えると違う方向を教えられた気がする。そういえば彼はやたら元気で、すっかり出来上がっていたし。


いつのまにかアーケードの中に入る。店の外まで人が溢れている!
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線路沿いもこの混雑。
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飲み直したくなってきた(^^ゞ
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高円寺の阿波おどりと浅草のサンバは東京の夏の2大イベント。次はもう少しマイナーなものにも目を向けようか。それとやっぱり本場である徳島で一度は阿波おどりを見たいかな。


おしまい

wassho at 08:27│Comments(0) イベント、旅行 

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