2017年09月23日

土の熱湯消毒

ヤカン沸騰

チューリップ2017シーズン総集編(5)で書いたように、今シーズンはアブラムシが発生した。殺虫剤とお酢を掛けた後にいなくなったものの、死んだのか逃げたのかはわからず。もちろん土の表面に落ちていないかも確認したが見あたらなかった。

ひょっとしたら土の中に逃げ込んだか? そうでないとしても卵とか生み付けていないだろうかの不安が動機のその1。(アブラムシの生態についてはまったく無知である)


またプランターの土はだんだんと劣化してくる。

  養分が植物に吸い取られて減る。
  土の粒子がだんだんと細かくなって水はけが悪くなったり酸素が届かなくなる。
  植物に悪影響のある雑菌が増える。

といわれている。シーズン毎に新しい土も足しているので養分と粒子についてはそれなりにケアできていると思うけれど、雑菌については手つかずだったのが動機その2。


というわけでプランターの土を殺菌してみた。ネットで調べると一番多いアドバイスが、黒いビニール袋に土を湿らせて入れ、薄い形に広げて真夏の日差しに数日あてろというもの。つまり蒸す方法。でもそれはベランダが狭いので、まったく無理ではないとしても、やるとしたら少しずつの作業になるので効率が悪すぎる。

鉄板の上で土を焼け!との過激な手段もあった。 面白そうだがそのために鉄板を買うのもどうかと。それに私の持っているアウトドア用のコンロでは火力が足りそうもない。

それで選んだのが熱湯消毒。プランターの上から熱湯を掛けるだけだから簡単。雑菌と共に土の養分を作り出す微生物まで死んでしまいそうに思うが、後で養分多めの土と混ぜればOKらしい。

チューリップのメインプランターは横幅65センチの通称65型といわれるサイズ。土の容量は12リッター位。それに対してヤカン2リッター分の熱湯を使った。プランターの底からたくさん滲み出してくるから量的には充分だと思う。



しかし、この作業はけっこう面倒だった。お湯を掛けるのは簡単でも、65型のプランターだけで8つある。それ以外にもいろいろあって植物を植えていないプランター全部を熱湯消毒したから、結局12回くらいお湯を沸かしたと思う。お湯沸き待ちの時間というのは実に中途半端で、ただ待っているくらいしかやることがなく。

そして、やってみて気づいたのは土の表面には熱湯が掛かったとして、底にいくにつれて温度がどれくらい保たれているのか?の疑問。それと熱湯が土に触れるのは一瞬である。だから表面は消毒できたとしても、底のほうは雑菌にとって繁殖しやすいちょうどいい湯加減だったりして(^^ゞ

もっともこの熱湯消毒も半分は土いじりの遊びだから、それほどシリアスには考えず。それでも念のために株を引き抜いた翌週の6月10日と、8月前半の2回実施した。


もう1ヶ月もしたら来シーズンのチューリップを植える時期である。ジャネーの法則に従って1年は加速度的に早く過ぎてしまう。

wassho at 18:46│Comments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

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