2018年01月24日

「雪やこんこ」が正しい歌詞だった!

雪

東京も大雪となった1月22日、つまり前回のエントリーを「♪♪雪やコンコン」のタイトルで書いた。雪が降ったら声に出すことはないにしても、つい頭の中で口ずさんでしまうメロディーである。

ところが翌日に友人のN君から「コンコンではなく雪やコンコ」だとLINEで指摘が。

    コンコ?
    なにそれ?

と思って調べてみると驚愕の事実が!!!

1)
童謡「雪」の歌詞は「雪やコンコ」である。

   雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ。
   降つては降つては ずんずん積(つも)る。
   山も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、
   枯木(かれき)残らず 花が咲く。

   雪やこんこ 霰やこんこ。
   降つても降つても まだ降りやまぬ。
   犬は喜び 庭駈(か)けまはり、
   猫は火燵(こたつ)で丸くなる。

ウ〜ン、幼稚園では「雪やコンコン」と習った気がするのになあ。とりあえず私は半世紀以上も間違って歌ってきたことになる(/o\)

それとこの歌詞の1番は初めて見た。ウィキペディアにも「1番と2番を間違えて歌ったり、1番の第2節から2番の第3節につなげて歌う人が多い」と書かれている。


2)
実は♪♪雪やコンコンという歌もある。

同じく童謡でタイトルは「雪やこんこん」。「雪」は作者不明だが、こちらは作曲が滝廉太郎。その歌詞は

   雪やこんこん、あられやこんこん
   もっとふれふれ、とけずにつもれ
   つもった雪で、だるまや燈籠(とうろう)
   こしらへましょー、お姉様

YouTubeに動画(歌だけ)があったからリンクを貼っておく。ただし録音が悪いのか聞き取りづらい。そしてまったく聴いた記憶がない曲だった。


まあとにかくイヌが喜んで庭を駆け回り、ネコがコタツで丸くなるのは「雪やコンコ」であるとわかった。世間の人はコンコンじゃなくて正しくコンコと歌っているのかなあ。

ところでそのコンコンあるいはコンコ。どんな意味かは気にしたこともなかったというか、意味のない擬態語のようななものだと解釈していた。だがついでに調べてみると

    コンコン=来む来む→来なさい来なさい→降れ降れ
    コンコ=来む此→ここに降れ

ということらしい。つまり意味のある表現だった。

また今まで「雪がこんこんと降る」とは童謡から連想した間違った使い方で、雪は「しんしんと降る」が正しい表現だと思っていた。しかし雪がしきりに降る場合は「こんこんとと降る」との使い方があるとも知った。

    雨:しとしと  雪:しんしん
    雨:ザーザー  雪:こんこん

対比するとこんな感じだろうか。

歌詞だけじゃなく国語も間違って覚えていたみたい(/o\)

wassho at 23:45│Comments(0) 生活、日常 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔