2018年03月17日

バイクで美術館をハシゴ 破崎緑地〜横須賀美術館編

もうすぐバイクを降りることになりそうだが、買う前に想定していなかった使い方が地方の美術館巡り。バイクでガーッと走ってシーンとした美術館で絵を観る。騒と静のコントラスト、身体と頭の両方が刺激されてツーリングが2倍楽しめる。

今回は観音崎にある横須賀美術館と神奈川県立近代美術館の葉山館で、そこそこ面白そうな展覧会が開かれていたのでハシゴしてきた。その途中にある破崎緑地、燈明崎を挟み、最後は稲村ヶ崎。稲村ヶ崎を除けば馴染みの場所ばかりでツーリング的には新鮮味に欠ける。でもバイクに乗るのは正月に近所を初乗りして以来なのでちょうどいい距離かと。


ルートは第三京浜から横浜新道そして横浜横須賀道路の終点まで。このあたりに来ると三浦海岸まで足を伸ばすのがいつものパターン。でも今回は美術館を2つ回るので浦賀にある燈明崎の後はダイレクトに葉山へ。
地図

出発は午前10時半。日差しはたっぷりなものの気温は8度とかなり低い。真冬用ジャケットではなく革ジャンにしたのを高速道路でちょっと後悔。


横浜横須賀道路を降りて馬堀海岸を過ぎると坂道になる。高台に防衛大学の校舎が見える少し先にあるのが破崎(やぶれざき)緑地と名付けられた展望場所。
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ここは東京湾越しに富士山が見える景色で有名。もっとも富士山が見えるのは空気の澄んでいる冬だけ。しかし寒くてバイクでは辛いので冬に来たことはない。もう3月半ばではあるが本日は気温も低いからギリギリ見えるかなと期待。

見えました\(^o^)/ (写真中央)
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ズームとトリミングで拡大。
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季節的に少し霞んではいるものの、写真より肉眼ではもっとはっきり見えている。
けっこう感激した。


ところで最初の地図を参照すれば分かるように、位置的に考えると三浦半島の東海岸から、西にある富士山を東京湾をまたいでは見えないはず。それが見えるのは、このあたりが東西に延びた地形で、また破崎緑地が海側に少し突き出ているから。

矢印が富士山の方向。先ほどの写真にある高層ビルが横須賀の中心部。
方向

航空写真だとわずかに海をかすめているだけのイメージにしかならないが、現地では充分に東京湾越しという雰囲気で眺められる。しかし三浦半島の東海岸に立っている、だから眺めているのは北方向の先入観があるから、海の向こうに富士山が見えるとビックリする。霞んでいる富士山でも感動したのはそういったことも含めて。とにかくここへの最後のツーリングで富士山を見られてラッキー。

なお、ここはバイクなら路肩に停められる。ただし駐車場はないのでクルマではかなり離れたところから坂道を登ってこなければならない。



横須賀美術館は観音崎手前の海沿いに建っている。
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バイク駐車場も完備。
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東京では本日に桜の開花が観測されたが、美術館の庭ではまだツボミ固く。
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一番ピンクが鮮やかだったのがこれ。
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今年は2月にバイクに乗る機会がなく梅を見に行けなかったのが残念。
そういえば花の写真をブログに載せるのも超久し振りな気がする。


開催されていたのは青山義雄展。
展覧会の感想はまた別の機会に。
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展覧会を見終わって美術館の屋上へ。
天気がよいので気持ちも晴れ晴れ。
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エレベータの乗降口のある塔屋。
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その中にあったのがこれ。
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恋人の聖地を名乗っただけで、たくさん人が集まるほど世の中は甘くないよ(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 19:51│Comments(0)   *ツーリング | 美術展

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