2018年04月13日
ラストツーリングは伊豆半島 その11 西天城高原線・西伊豆スカイライン
堂ヶ島を後にして136号線で海沿いの景色を楽しみながら走る。加山雄三の光進丸が停泊している安良里(あらり)も通ったが、その時はまだ炎上前なので気にも留めず。ところで船が燃えたんだから炎上という言葉づかいは間違っていないけれど、昨今は炎上と聞くと違うものを先に思い浮かべてしまうね(^^ゞ

そこそこ走ってバイクを駐めたのが「恋人岬」と恥ずかしい名前の場所(^^ゞ
展望台は2箇所あるが景色はイマイチ。なぜかお地蔵さんがいる。
このハンドサインは何を意味しているのだろう。中指を押っ立てるのは知っているが(^^ゞ
私がいたのは恋人岬の駐車場で、岬そのものはこの先にある。眺望もいいし、お約束のラブコールベルもあるらしい。しかし700メートルつまり往復1400メートルの距離。しかも坂道や階段。というわけで岬まで行かず小休止しただけで恋人岬は終了。
136号線を進んで土肥の手前で遅めのランチタイム。なお土肥は「とい」と読む。伊豆には読み方の難しい地名が多いような気もする。
周りに何もない道路沿いにポツンとあったお店。いかにも観光客狙いでどうかと思ったが、それなりにサカナのクオリティは高く満足。値段は忘れたがボッタクリではなかった。
この後は土肥の外れまでを136号線、そこから県道17号線に乗り換えて、半島の西側付け根までずっと海沿いをツーリングする予定だった。それで以前に走った分を含めてメデタク伊豆半島一周が完了する。しかし海鮮丼を食べているうちに気が変わった。
理由その1
西伊豆を北上すると富士山を進行方向に見ることになる。海越しに眺める富士山が
西伊豆を走る醍醐味のひとつ。しかし松崎で富士山を見た後は、富士山周辺の雲が
厚くなり姿が隠れてしまう。堂ヶ島で既に見えなくなっていた。
理由その2
海沿いを走るのが大好きな私でも、さすがに少々飽きてきた(^^ゞ
というわけで予定変更。食堂を出た後は136号線を引き返し、恋人岬と安良里の中間にある宇久須(うぐす)という所から東に進んで県道410号線で西天城高原線を目指す。
この県道410号線、最初は快適なんだけれどだんだんと林道レベル、そして険道になってくる。路面の状態も悪し。それに急勾配を登りながらの、かつ小半径で180度左曲がりヘアピンという苦手なカーブが何箇所もある。ヒーコラ状態。
やがて峠を登り切り県道59号線となる。そこからの道幅はまとも。牧場のような所を通り過ぎて北上すると県道411号線の西天城高原線となる。ここはバイクを走らせて楽しい道。舗装の状態もすごくいい。ただしバイクを駐めて景色を眺めるような場所はなし。
さらに進むと県道127号線の西伊豆スカイラインに接続する。元は有料道路だが無料になったのは10年以上も昔。そのせいなのか舗装はかなり悪い。西天城高原線と較べて余計にそう感じるのかもしれない。ただし尾根道なので視界が広く開放感は抜群。
まるで天空の道路。
素晴らしい見晴らし。標高が高いのでまだ草原が緑じゃないのだけが残念。
ハイキングコースも設けられている。
眼下に見えるのは沼津市の戸田。
沼津市が伊豆半島まで食い込んでいることはあまり知られていないと思う。
これがBMW F800Rにとって最後のツーリング写真(惜別)。
西天城高原線と西伊豆スカイラインを併せて20キロほどのワインディングロードをタップりと楽しんだ。西伊豆スカイラインはコーナーがブラインドではないので進入時の減速が甘くなりがち。二度ほどオットットと冷や汗をかく(^^ゞ
西伊豆スカイラインは終点で県道18号線に突き当たり、そこを右折して下っていくと修善寺の温泉街。街並みのクラシックな雰囲気がいい感じ。海辺が好きだが、次に伊豆に来る時は修善寺にも泊まりたいと思う。
温泉街を過ぎて修善寺道路という有料道路に入る。料金所がETC対応していないのが不便。この道路に乗ってしまうと、もう風景は高速道路と同じなので伊豆の風情も味わえない。後はひたすら帰るだけ。5キロほどの修善寺道路が終わると、すぐにまた8キロと距離の短い伊豆中央道という有料道路になる。とことん金を巻き上げる観光行政。
そして次が伊豆縦貫自動車道。こちらは無料。将来的には東名の沼津から始まるこの伊豆縦貫道が、伊豆中央道や修善寺道路などと一体になり伊豆半島内陸部を縦断して下田まで延びる計画。しかしルートさえ決まっていない区間もあるから、全線開通は10年以上先になるんじゃないかな。
さて伊豆縦貫道に入る時、名前は忘れてしまったがどこかのインターから先が「事故のため通行止め」との電光掲示が出ていた。しかし周りのクルマはドンドンと伊豆縦貫道に入っていく。この辺の土地勘はないので私もそれに従う。まあ高速道路(正確には自動車専用道路)で通行止めになるなら、降りるべき場所で誘導があるだろうと考える。
伊豆縦貫道に入ってからは「どこで降りろ」という電光掲示はなかった。それなのに、とある出口ですべてのクルマが降りていく。別に本線上に通行止めの柵などはなく、もっと先まで行くことは可能なのに。ここを走っているのは道をよく知っている地元のクルマばかりなのか?あるは1台が降りたら皆がそれに続く集団心理? よく状況が理解できないままに私もその出口から降りた。
しばらく走るとまた伊豆縦貫道の入口があり、多くのクルマがそこに入っていくのが見えた。通行止めの表示はない。先ほどの出口から、あの入口までが通行止め区間ということだったの? またしても状況が理解できないまま伊豆縦貫道に再度進入。でもすぐに渋滞となり、渋滞の先には通行止めの柵。そこには警官がいてUターンするように誘導している。
というわけでクルマも含めて高速道路でのUターンを初体験! 初日には雪景色の中を走るという初体験をしたが、最後にこんな初体験が待っていたとは本当に想定外。これはラストツーリングゆえのご褒美に違いない。
ここから最寄りのインターチェンジは東名の沼津。しかし国道246号が空いていたので東京方向に行けるところまで行こうかと考え、結局は御殿場から東名に乗った。伊豆をツーリングした後に道路標識に御殿場の文字が見えると、もう地元まで帰ってきた気分になるからおもしろい。
帰宅したのは午後9時。走行距離は520キロと初めての500キロ越え。まあ二日間の合計であるが。それにしてもラストツーリングは思い出たっぷりの素晴らしいものになった。もっと何度も泊まりがけで伊豆に出かけるべきだったなと少し後悔。三浦半島のようにマイナーなスポット巡りもしてみたい。でもいずれまたバイクに乗る機会もあるだろうから、その時まで楽しみは残しておこう。
ーーー文脈的に最終回の雰囲気だが、まだ続く(^^ゞ

そこそこ走ってバイクを駐めたのが「恋人岬」と恥ずかしい名前の場所(^^ゞ
展望台は2箇所あるが景色はイマイチ。なぜかお地蔵さんがいる。
このハンドサインは何を意味しているのだろう。中指を押っ立てるのは知っているが(^^ゞ
私がいたのは恋人岬の駐車場で、岬そのものはこの先にある。眺望もいいし、お約束のラブコールベルもあるらしい。しかし700メートルつまり往復1400メートルの距離。しかも坂道や階段。というわけで岬まで行かず小休止しただけで恋人岬は終了。
136号線を進んで土肥の手前で遅めのランチタイム。なお土肥は「とい」と読む。伊豆には読み方の難しい地名が多いような気もする。
周りに何もない道路沿いにポツンとあったお店。いかにも観光客狙いでどうかと思ったが、それなりにサカナのクオリティは高く満足。値段は忘れたがボッタクリではなかった。
この後は土肥の外れまでを136号線、そこから県道17号線に乗り換えて、半島の西側付け根までずっと海沿いをツーリングする予定だった。それで以前に走った分を含めてメデタク伊豆半島一周が完了する。しかし海鮮丼を食べているうちに気が変わった。
理由その1
西伊豆を北上すると富士山を進行方向に見ることになる。海越しに眺める富士山が
西伊豆を走る醍醐味のひとつ。しかし松崎で富士山を見た後は、富士山周辺の雲が
厚くなり姿が隠れてしまう。堂ヶ島で既に見えなくなっていた。
理由その2
海沿いを走るのが大好きな私でも、さすがに少々飽きてきた(^^ゞ
というわけで予定変更。食堂を出た後は136号線を引き返し、恋人岬と安良里の中間にある宇久須(うぐす)という所から東に進んで県道410号線で西天城高原線を目指す。
この県道410号線、最初は快適なんだけれどだんだんと林道レベル、そして険道になってくる。路面の状態も悪し。それに急勾配を登りながらの、かつ小半径で180度左曲がりヘアピンという苦手なカーブが何箇所もある。ヒーコラ状態。
やがて峠を登り切り県道59号線となる。そこからの道幅はまとも。牧場のような所を通り過ぎて北上すると県道411号線の西天城高原線となる。ここはバイクを走らせて楽しい道。舗装の状態もすごくいい。ただしバイクを駐めて景色を眺めるような場所はなし。
さらに進むと県道127号線の西伊豆スカイラインに接続する。元は有料道路だが無料になったのは10年以上も昔。そのせいなのか舗装はかなり悪い。西天城高原線と較べて余計にそう感じるのかもしれない。ただし尾根道なので視界が広く開放感は抜群。
まるで天空の道路。
素晴らしい見晴らし。標高が高いのでまだ草原が緑じゃないのだけが残念。
ハイキングコースも設けられている。
眼下に見えるのは沼津市の戸田。
沼津市が伊豆半島まで食い込んでいることはあまり知られていないと思う。
これがBMW F800Rにとって最後のツーリング写真(惜別)。
西天城高原線と西伊豆スカイラインを併せて20キロほどのワインディングロードをタップりと楽しんだ。西伊豆スカイラインはコーナーがブラインドではないので進入時の減速が甘くなりがち。二度ほどオットットと冷や汗をかく(^^ゞ
西伊豆スカイラインは終点で県道18号線に突き当たり、そこを右折して下っていくと修善寺の温泉街。街並みのクラシックな雰囲気がいい感じ。海辺が好きだが、次に伊豆に来る時は修善寺にも泊まりたいと思う。
温泉街を過ぎて修善寺道路という有料道路に入る。料金所がETC対応していないのが不便。この道路に乗ってしまうと、もう風景は高速道路と同じなので伊豆の風情も味わえない。後はひたすら帰るだけ。5キロほどの修善寺道路が終わると、すぐにまた8キロと距離の短い伊豆中央道という有料道路になる。とことん金を巻き上げる観光行政。
そして次が伊豆縦貫自動車道。こちらは無料。将来的には東名の沼津から始まるこの伊豆縦貫道が、伊豆中央道や修善寺道路などと一体になり伊豆半島内陸部を縦断して下田まで延びる計画。しかしルートさえ決まっていない区間もあるから、全線開通は10年以上先になるんじゃないかな。
さて伊豆縦貫道に入る時、名前は忘れてしまったがどこかのインターから先が「事故のため通行止め」との電光掲示が出ていた。しかし周りのクルマはドンドンと伊豆縦貫道に入っていく。この辺の土地勘はないので私もそれに従う。まあ高速道路(正確には自動車専用道路)で通行止めになるなら、降りるべき場所で誘導があるだろうと考える。
伊豆縦貫道に入ってからは「どこで降りろ」という電光掲示はなかった。それなのに、とある出口ですべてのクルマが降りていく。別に本線上に通行止めの柵などはなく、もっと先まで行くことは可能なのに。ここを走っているのは道をよく知っている地元のクルマばかりなのか?あるは1台が降りたら皆がそれに続く集団心理? よく状況が理解できないままに私もその出口から降りた。
しばらく走るとまた伊豆縦貫道の入口があり、多くのクルマがそこに入っていくのが見えた。通行止めの表示はない。先ほどの出口から、あの入口までが通行止め区間ということだったの? またしても状況が理解できないまま伊豆縦貫道に再度進入。でもすぐに渋滞となり、渋滞の先には通行止めの柵。そこには警官がいてUターンするように誘導している。
というわけでクルマも含めて高速道路でのUターンを初体験! 初日には雪景色の中を走るという初体験をしたが、最後にこんな初体験が待っていたとは本当に想定外。これはラストツーリングゆえのご褒美に違いない。
ここから最寄りのインターチェンジは東名の沼津。しかし国道246号が空いていたので東京方向に行けるところまで行こうかと考え、結局は御殿場から東名に乗った。伊豆をツーリングした後に道路標識に御殿場の文字が見えると、もう地元まで帰ってきた気分になるからおもしろい。
帰宅したのは午後9時。走行距離は520キロと初めての500キロ越え。まあ二日間の合計であるが。それにしてもラストツーリングは思い出たっぷりの素晴らしいものになった。もっと何度も泊まりがけで伊豆に出かけるべきだったなと少し後悔。三浦半島のようにマイナーなスポット巡りもしてみたい。でもいずれまたバイクに乗る機会もあるだろうから、その時まで楽しみは残しておこう。
ーーー文脈的に最終回の雰囲気だが、まだ続く(^^ゞ
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