2018年05月03日
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018
2014年から通い始めて今年で5年目となるラ・フォル・ジュルネ。私にとってゴールデンウィークの欠かせないイベントとなってきた。
ラ・フォル・ジュルネとは何かをかいつまんで説明すると
クラシックの音楽祭。発祥はフランス。
大規模→約400公演。
カジュアル→有料公演が178本。
それ以外は会場周辺エリア23箇所での無料オープンコンサート。
→公演時間は45分間。
→チケットは1500円から3000円。演奏ホールと座席位置によって
決まっており演奏家のランクは金額に無関係。
→0歳児から入場できる公演もある。
→関連イベント多数。
といったところ。1995年に「クラシックの民主化」を掲げて始まったもの。日本では2005年から。チケットはクラシックコンサートとしては破格の低料金だが、有料公演での演奏は、それなりのクォリティを持ったプロを揃えている。一流有名どころもチラホラいる。毎年ゴールデンウィークに開催され、会場は文字通り音楽のお祭りのような雰囲気。屋台もたくさん出るので音楽を聴かなくても楽しめるよ。
ところで今年から企画が変更になったようだ。まず昨年まで東京での開催は「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」という名前だったのが「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」になった。そして新潟と大津(滋賀県)での開催が取りやめになった模様。だったらジャポンからTOKYOに変える必然性は薄いように思うが何か他に理由があるのかな。
その東京では有楽町の東京国際フォーラムがメイン会場で、その向かいにある読売ホールがサブ会場の位置づけだった。しかし今年は読売ホールに代わって池袋の東京芸術劇場が使われている。東京国際フォーラムからはドア to ドアで45分くらいはかかるから、これは公演をハシゴするにはちょっと不便な変更。
新潟と大津の中止理由の発表はないが、おそらく財政難ということだろう。東京国際フォーラムでは人が溢れかえっているが、それでもチケットの売上金額なんて微々たるもの。自治体や企業の協賛がなければ、こういうイベントは成り立たない。過去には金沢や鳥栖(佐賀県)でも開催中止に追い込まれている。
地方は人が集まらないからと考えてしまいがち。しかし参考までに本家のフランスではナントという都市が開催地。その人口は約30万人。比較すると
東京都 1300万人
新潟市 80万人
金沢市 47万人
大津市 34万人
鳥栖市 7万5000人
鳥栖はちょっとキビシイかもしれないが、新潟、金沢、大津で上手く回らなかったのは、クラシック音楽ファン比率がフランスと日本で違うのか、あるいは単にマーケティングが下手だったのか。東京での会場運営を見ていると何となく後者っぽい。とりあえずラ・フォル・ジュルネが日本から撤退ということになりませんように。
ちなみにラ・フォル・ジュルネとは「熱狂の日」という意味。フランス語で綴るとLa Folle Journee 。Laは英語のTheみたいなもの。Folle は辞書を引くとキチガイとか頭がおかしいとかが出てきた(^^ゞ Journeeは日。前回までの名前にあったオ・ジャポン au JAPONのauは英語だと in かな。
今年は5月3日公演のチケットを5本入手。例によって行動開始が遅く、聴きたかったアーティストの予約が取れなかったりもあるが、問題は公演の途中にに5時間近くの空き時間ができてしまったこと。今まではわざと公演時刻をずらして皇居見物をしたりもしたが、もう皇居周辺は全部回ったしーーー。それで今回はその空き時間に美術館に行くことにした。もっともそれで5時間も埋まらないけれど、持て余した時間は気分に応じて臨機応変にというプラン。
それよりも最大の問題は前日に「午前中は豪雨、午後からは強風や突風」と、とんでもない天気予報だったこと。ホールで音楽を聴くには問題ないにしても、会場に着くまでにズブ濡れになったり、昼から使わない傘を持ち歩くのも面倒だしーーーと憂鬱な気分クライマックス。
そして本日、朝起きた時はまだ本降りだった。でもしだいに雨は少なくなり出かける時にはなんとか雨は上がった。晴れ男伝説健在なり!
銀座並木通り午前9時半。まだ道路は濡れている。
行列している若者。オタクっぽい雰囲気だが女性もいる。
ここに何があるのだろう。
東京電力の支社だった建物。TEPCO銀座館も入っていた。東日本大震災後の経営難で売却されれ、現在は新しいビルに立て替え中。
並木通りを途中で左折して外堀通りに出る。
道路を渡ると有楽町エリア。そこから振り返って見えるのはプランタン銀座だったビル。今はマロニエゲート銀座2という名前になっている。いわゆるファッションビルで5〜6階にニトリが入っているのが特徴。銀座なんだけど(^^ゞ
外堀通り沿いを進んで、
左折すると無印良品のお店。並んでいるのはその隣りにある元はLoftだったスペースにできた、B'zの期間限定ミュージアムのチケットを買おうとする人たち。ライブじゃなくてミュージアムに入るのに行列するなんてすごい人気。映像ライブでもあるのかな。
線路高架の向こう右側に見えるのが東京国際フォーラムのGホール、通称ガラス棟。有楽町駅が高架下を左に進んだところ。青空が見えてきてひと安心。
有楽町側の入口。
今年のテーマは「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。
どういう意図かは公式ページを読んで。
まだ屋台は準備中。
広場に並べるテーブルを運んでいるスタッフ。
いつも3〜4回はお世話になる場所(^^ゞ
毎度おなじみのアングル。
演奏は撮影できないし会場風景はいつも同じ。それでも今年も山ほど写真を載せてブログを書くつもり。そして肝心の音楽についてタメになることは書かない。というか上手に書くほどの知識と感性はないから(^^ゞ
ーーー続く
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