2018年05月06日

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018 その3 キッチンカー屋台村

アンヌ・ケフェレックのコンサートを聴き終えて広場に出てきたのが午前11時頃。次の公演の会場入りするまで30分ほどの空き時間。時間的に微妙だったし、まだそれほどお腹も空いていなかったので、どんな屋台があるのか見て回ることにした。
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ところでラ・フォル・ジュルネでは広場にキッチンカーが並んで屋台村を形成している。公式ホームページではそれが「ネオ屋台村スーパークラシック」として紹介されている。どうしてそんなに単語をこねくり回した意味不明の恥ずかしいネーミングにしたの?


コーヒーのキッチンカーはなぜかいつもワーゲンの古いバンだ。ただし同じクルマではない。ワーゲンを複数台使っている業者が毎年違うワーゲンで出店しているのか、あるいは業者は違ってもコーヒー屋台にワーゲンが人気なのか?
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ちなみに現行のワーゲンバン(日本には正規輸入されていない)はT6とよばれている6代目。Tはたぶんトランスポーターが由来。その初代のT1と2代目のT2が一般に古いワーゲンのバン(あるいはバス)と呼ばれ、そのビンテージ感とかわいいルックスで人気がある。今回のキッチンカーはT2モデル。

T1モデルはフロントのV字型ツートンカラーと、フロントガラスのセンターに支柱があるのが特徴。もっともT1が製造されていたのは1967年までで、T2でも1979年が最終モデルだから、いちばん新しくても39年前のクルマになる。眺めているにはいいがマイカーとして使うのはタイヘンなはず。

古いワーゲンのバンは人気があるので、別のクルマをそれ風に改造するショップは昔からある。軽四のなんちゃってワーゲンバンはたまに見かける。しかしネットで見つけたこのクルマは本格的なレプリカ。なんと内装まで改造されていてビックリ。



さて話をラ・フォル・ジュルネに戻して、
こちらは北海道を売り物にしたキッチンカー。しかし「しらす丼」とあるけれど、そんなの北海道の名物だった?(メニューへの疑問その1)
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ナシゴレンはインドネシアのチャーハン。タンドリーチキンはインド料理。何となくメニューにポリシーの感じられないお店。
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こちらは昨年食べたロティサリーチキン。このお店ではロティスリーと呼ぶ。まあネーミングが目新しくて洒落ているだけで、要はローストチキンなのであるが。
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有名店の「俺のフレンチ」が屋台村に出店。見たところ一番人気。場所も他のキッチンカーからは少し離れたところで特別扱い。
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なんだけど、なぜか売っているのはハンバーガー。(メニューへの疑問その2)それにキッチンカーが昔のアメリカで使われていたようなキャンピングカー。どこを取ってもフランスがないゾ。
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アンティークはあちこちで見かけるパンのチェーン店。
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このお店は毎年いるように思う。ところでグリルは網焼きで、ローストビーフはオーブンじゃないの?(メニューへの疑問その3)
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フィッシュ&チップスはイギリスのファーストフード。ところでフィッシュ&チップスで出てくるジャガイモは薄切りのポテトチップじゃなくて、棒切りのフライドポテトなのに何ゆえ名前がチップス?(根本的な疑問)
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イタリアごはんのキッチンカー。
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しかしメニューをよく見るとーーー
丼はイタリアンちゃうやろ!(メニューへの疑問その4)
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こちらはタイのごはん。「ごはん」とつけるのが流行っているの?
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このメニューには疑問なし。
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横手焼きそばは秋田県横手市のB級グルメらしい。富士宮焼きそばみたいなものか。
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おなじみの帝国ホテル。
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牛タンとクレープのキッチンカー。
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ワインだけを売っているお店。こういうタイプは去年までなかったような気がする。なお、どういうわけか毎度お世話になっているハイネケンのお店は撮り忘れた。
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じっくり観察してみると色々とメニューへの疑問が湧いてきた(^^ゞ。それはそれとして、たくさんのキッチンカーで賑わっているのもラ・フォル・ジュルネの魅力。クラシックに興味がなくても、これだけを目当てにピクニック気分で来ても楽しめるはず。

ついでにインフォメーションセンター。
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キオスクステージと呼ばれる場所で演奏が始まった(これは無料コンサート)。次の公演時間が迫ってきたのでほとんど聴けなかったが。
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ところでキオスクは駅の売店というイメージがある。しかし、もともとは日よけのための簡易的な、柱と屋根だけで壁のない建物の意味。大きな庭や公園にある東屋(あずまや)が造り的には近い。このステージも同じような形をしているからキオスク。やがて売店をそういう建物で作るようになって、売店のことをキオスクとも呼ぶようになったらしい。


ーーー続く

wassho at 20:25│Comments(0) 音楽、オーディオ | イベント、旅行

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