2018年05月11日
東京駅へ
三菱一号館美術館を出て向かったのは500メートルほど先の東京駅。当初は駅にある東京ステーションギャラリーで開催されている建築家の隈研吾(くま けんご)展でも見ようかと考えていた。しかし天候はまた曇り始めたが、それでも何となく屋外にいたい気分になり方針変更。
とりあえず東京駅を眺める。
東京駅は2012年の10月に復元工事が完了した(どこが変わったのかさっぱりわからないけど)。その後に何度か通りがかっているが、駅前広場がずっと工事中で、こんなふうにズバッと駅舎を見渡せたのは今回が初めて。
改めて見てみるとなかなか格好いい。もっとも西洋コンプレックス丸出しの明治建築で、首都である東京の玄関が、日本の「ニの字」もないようなデザインってどうよという気もするが。でもそんな西洋コンプレックスのDNAを引き継いで生まれてきたから、やっぱり格好いいと思ってしまう(^^ゞ
観光客が多くて人を避けて撮るのは不可能だし、駅舎が幅広すぎて私の持っているレンズじゃ全体を収めきれない。
ちょっと離れてみたけど、
思いっきり離れてみたけれど、やっぱり無理。でもこの駅前広場の広さは伝えられたかな。ここはかなり気持ちのいい空間。
あきらめて芝生越しの姿を。
近づいたり、下からあおったり。
東京駅から皇居へ延びる道路は行幸通り。長さ約1キロ。
この広い真ん中の歩道は天皇が東京駅を利用する時と、信任状捧呈式に皇居へ向かう外国大使が通る時は通行止めになる。信任状捧呈式(ほうていしき)は大雑把にいうと、新しく着任した外国大使が、日本の元首である天皇に挨拶に行くこと。多くは東京駅から宮内庁が用意する馬車で移動する。Googleで画像検索するとこんな光景。一度見てみたい。でも日本風にやるならコッチかな(^^ゞ
この行幸通りを挟んで東京駅の前に立っているのが丸ビル(左)と新丸ビル(右)。丸の内の顔ともいうべき建物でそれぞれ2002年と2007年に建て替えられた。
さて次の公演までどうやって時間をつぶそうかと思いながら、行幸通りを皇居方面へ歩く。
皇居で開放されている3つのエリアは過去のラ・フォル・ジュルネの時に散策したから、今回は訪れる気はなかった。でも、こんな石垣やお堀を見るとつい引き寄せられて。
お堀の奥に見える橋が渡れるみたいだったので、そちらへ行ってみることにした。橋の後ろ左側にある扇形の建物はパレスホテル。4〜5年前に建て替えられて高級化し、今では帝国ホテルやホテルオークラより高い宿泊料らしい。名前がよく似ているが、金大中事件があったのは同じ系列のホテルグランドパレスで九段下にある。
橋のたもとに和田倉噴水公園の案内。
石垣の向こうに公園があるみたい。橋の名前は和田倉橋。
お堀の風景は橋の上から眺めても似たようなもの。
お堀の向こうの丸の内ビル群。
橋を渡って中に入っていくと、
かなり広い公園。
電球型蛍光灯みたいな噴水。
あまりカメラばかり見ていると足元がアブナイ。
大好きなシャッタースピード早くしてのシブキ撮り。
ピント合ってなかった(/o\)
こちらの噴水はお休み中みたい。
和田倉噴水公園を抜ける。
ここまで来たら皇居外苑(皇居前広場)を通ってから、東京国際フォーラムへ戻ることにした。目の前の道路は内堀通り。
先ほど渡ったのが和田倉濠(わだくら ぼり)で、こちらは桔梗濠(ききょう ぼり)。皇居のお堀は複雑に入り組んで配置されている。
ところでそのお堀が全部でいくつあるのかがよくわからない。管轄が宮内庁と環境省に分かれているのがその理由で、環境省が管理しているのは12本だが、宮内庁の「お堀一覧」みたいな資料が見つからない。地図を拡大して数えればわかるだろうが、ザッと見て合計20本以上あるかな。
建っているのは巽櫓(たつみ やぐら)。二重櫓、桜田巽櫓、桜田二重櫓などいろいろな名前でも呼ばれる。桜田というのはこの左先にある桔梗門が内桜田門の別名を持つから。警視庁の前にある桜田門は正式には外桜田門という。
お堀に浮かんでいる白鳥は野生ではなく、国民公園協会という財団法人によって飼育されている。国民公園はあまり耳にしないが、環境省所管で皇居外苑、新宿御苑、京都御苑(京都御所)の3つ。あと千鳥ケ淵戦没者墓苑ともうひとつの慰霊碑苑が「国民公園等」というややこしい位置づけになっている。
ところでこの白鳥は安全のため?という理由で羽根を切られており飛ぶことができないらしい。皇居のお堀の風景を引き立てるために飼われているともいえて、ちょっと可哀想な気もする。もっとも、お堀は充分すぎるくらい広いし、食べ物にも困らないから本当の気持ちは白鳥に訊いてみないとわからない。
ーーー続く
とりあえず東京駅を眺める。
東京駅は2012年の10月に復元工事が完了した(どこが変わったのかさっぱりわからないけど)。その後に何度か通りがかっているが、駅前広場がずっと工事中で、こんなふうにズバッと駅舎を見渡せたのは今回が初めて。
改めて見てみるとなかなか格好いい。もっとも西洋コンプレックス丸出しの明治建築で、首都である東京の玄関が、日本の「ニの字」もないようなデザインってどうよという気もするが。でもそんな西洋コンプレックスのDNAを引き継いで生まれてきたから、やっぱり格好いいと思ってしまう(^^ゞ
観光客が多くて人を避けて撮るのは不可能だし、駅舎が幅広すぎて私の持っているレンズじゃ全体を収めきれない。
ちょっと離れてみたけど、
思いっきり離れてみたけれど、やっぱり無理。でもこの駅前広場の広さは伝えられたかな。ここはかなり気持ちのいい空間。
あきらめて芝生越しの姿を。
近づいたり、下からあおったり。
東京駅から皇居へ延びる道路は行幸通り。長さ約1キロ。
この広い真ん中の歩道は天皇が東京駅を利用する時と、信任状捧呈式に皇居へ向かう外国大使が通る時は通行止めになる。信任状捧呈式(ほうていしき)は大雑把にいうと、新しく着任した外国大使が、日本の元首である天皇に挨拶に行くこと。多くは東京駅から宮内庁が用意する馬車で移動する。Googleで画像検索するとこんな光景。一度見てみたい。でも日本風にやるならコッチかな(^^ゞ
この行幸通りを挟んで東京駅の前に立っているのが丸ビル(左)と新丸ビル(右)。丸の内の顔ともいうべき建物でそれぞれ2002年と2007年に建て替えられた。
さて次の公演までどうやって時間をつぶそうかと思いながら、行幸通りを皇居方面へ歩く。
皇居で開放されている3つのエリアは過去のラ・フォル・ジュルネの時に散策したから、今回は訪れる気はなかった。でも、こんな石垣やお堀を見るとつい引き寄せられて。
お堀の奥に見える橋が渡れるみたいだったので、そちらへ行ってみることにした。橋の後ろ左側にある扇形の建物はパレスホテル。4〜5年前に建て替えられて高級化し、今では帝国ホテルやホテルオークラより高い宿泊料らしい。名前がよく似ているが、金大中事件があったのは同じ系列のホテルグランドパレスで九段下にある。
橋のたもとに和田倉噴水公園の案内。
石垣の向こうに公園があるみたい。橋の名前は和田倉橋。
お堀の風景は橋の上から眺めても似たようなもの。
お堀の向こうの丸の内ビル群。
橋を渡って中に入っていくと、
かなり広い公園。
電球型蛍光灯みたいな噴水。
あまりカメラばかり見ていると足元がアブナイ。
大好きなシャッタースピード早くしてのシブキ撮り。
ピント合ってなかった(/o\)
こちらの噴水はお休み中みたい。
和田倉噴水公園を抜ける。
ここまで来たら皇居外苑(皇居前広場)を通ってから、東京国際フォーラムへ戻ることにした。目の前の道路は内堀通り。
先ほど渡ったのが和田倉濠(わだくら ぼり)で、こちらは桔梗濠(ききょう ぼり)。皇居のお堀は複雑に入り組んで配置されている。
ところでそのお堀が全部でいくつあるのかがよくわからない。管轄が宮内庁と環境省に分かれているのがその理由で、環境省が管理しているのは12本だが、宮内庁の「お堀一覧」みたいな資料が見つからない。地図を拡大して数えればわかるだろうが、ザッと見て合計20本以上あるかな。
建っているのは巽櫓(たつみ やぐら)。二重櫓、桜田巽櫓、桜田二重櫓などいろいろな名前でも呼ばれる。桜田というのはこの左先にある桔梗門が内桜田門の別名を持つから。警視庁の前にある桜田門は正式には外桜田門という。
お堀に浮かんでいる白鳥は野生ではなく、国民公園協会という財団法人によって飼育されている。国民公園はあまり耳にしないが、環境省所管で皇居外苑、新宿御苑、京都御苑(京都御所)の3つ。あと千鳥ケ淵戦没者墓苑ともうひとつの慰霊碑苑が「国民公園等」というややこしい位置づけになっている。
ところでこの白鳥は安全のため?という理由で羽根を切られており飛ぶことができないらしい。皇居のお堀の風景を引き立てるために飼われているともいえて、ちょっと可哀想な気もする。もっとも、お堀は充分すぎるくらい広いし、食べ物にも困らないから本当の気持ちは白鳥に訊いてみないとわからない。
ーーー続く
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