巽櫓のところからは宮内庁が見える。左にあるのが坂下門。


常に門は閉じられていて（もっとも平日に見たことはない）警官がいる。宮内庁を訪れる時は、あるいは宮内庁の職員はここを通るのかと前からちょっと興味があった。でも近くまで行ってお巡りさんに尋ねるのもーーー。


そう思いながら坂下門から少し離れた時、自転車に乗った男性がやってきて、門の手前のバリケードを警官に開いてもらい入っていった。休日出勤の宮内庁職員だろうか？ やっぱりあそこから入るんだろうな。残念ながら坂下門の正面からは離れた位置にいたので、門が開く様子は見られなかったが。




広大な皇居前広場。この砂利広場だけでもたいした広さだが、周りの松林の芝生広場の面積はこれの10倍くらいある。これだけの開放感を味わえる場所は郊外でもめったにない。もしストレスが溜まったらここに来るのがお勧め。でも場所が場所だけに「バカヤローッ」と大声で叫ぶのはやめたほうがいいかもしれない(^^ゞ


南に進んで見えてくるのが二重橋(奥の黒い橋）。正式名称は正門鉄橋。


そして2年前まで、これが二重橋だと信じて疑っていなかった正門石橋。愛称がめがね橋。

正門鉄橋は以前に上下2階建てだったので二重橋と呼ばれるようになった。しかし今はそういう構造ではないので、鉄橋と石橋が並んでいることを二重橋と総称するという使い方もあると環境省は述べている。



そろそろ丸の内へ戻ることに。夕日に照らされ黄金色に輝くビル。


と思ったら、こんな脇道があったので道草。


少し進むと見えてきた銅像は楠木正成。名前はよく知っているが、歴史的ポジションがイマイチよくわからない人物。


彫刻を制作したのは高村光雲。さすがの迫力。上野の西郷像も彼の作品。

ところでこういう銅像の馬は大きく目を剥いていることが多い。でも馬術なんかで馬が立つ時はこんな目をしていないと思う。あまり馬には詳しくないが。


ついでにお尻も(^^ゞ


広い場所に出て、


お店があったが、ゴールデンウィークなのに閉まっていた。楠公は「なんこう」と読むらしい。それはいいとして正成をマサシゲとは読みにくい。



お堀を渡るのはこれで最後。
ここから見えるのは日比谷濠。その先の道路を渡れば日比谷公園。


白鳥が近寄ってきたので大きく撮れた。





東京国際フォーラムにに戻ってきたのは午後6時半頃。3キロちょっとのお散歩。


俺のフレンチの屋台は大人気で、行列が二重三重に取り巻いている。


夜の帳（とばり）がおり始めたラ・フォル・ジュルネの風景。





ソフトクリームの後にビールというおかしな組み合わせで、
ひと息ついて次の公演に備える。



ーーー続く