2018年05月19日
横浜イングリッシュガーデン その2
横浜イングリッシュガーデンには1800品種のバラがあるらしい。いっぽうバラ全体では4万品種といわれている。ちなみにチューリップだと5000品種。もっともこれらをすべて網羅した図鑑やデータベースがあるわけではないから、あくまで4万品種や5000品種と「いわれている」というだけのこと。それでもビックリするくらい数多くの品種があることには変わりはない。
その4万品種をいくつかのグループに分けるための基軸も数多くある。一番簡単なのは樹形による分類。
木立性(ブッシュ):幹あるいは枝が固くて自立する。木立はキダチと読む。
つる性(クライミング):自立せずツルとして伸びていく。
半つる性(シュラブ):木立性とつる性の中間。
サルでもわかる分類だが、これが役立つのは自宅で育てるバラを選ぶ時。バラ園で枝振りを鑑賞することはないから。
バラの解説で必ず書かれているのが歴史的な分類。
原種バラあるいはワイルドローズ:いわゆる野生のバラ。
オールドローズ:品種改良された園芸種でラ・フランス(洋梨ではない)が
開発されるまでの品種。
モダンローズ:1867年にラ・フランスが開発されて以降の園芸品種。ちなみに
明治維新が1868年のこと。
オールドローズとモダンローズの一番の違いは、オールドローズが春だけに咲くのに対して、モダンローズは四季咲きなこと。もっとも四季咲きという名前になっているが冬は咲かないし、日本の夏は暑すぎてバラにはちょっとキビシイ。
植物学的には意味のある分類だとしても、オールドローズとモダンローズで花の姿形がまったく違うかというとそんなことはない。似たようなバラがオールドローズとモダンローズの両方にある。私のような初心者は、秋バラはモダンローズだと知っておけばいい程度だと思う。
いっぽうで
花の形による分類の知識があるとバラ鑑賞に深みが増すし、またそのウンチクをヒケラカして自慢できそうである(^^ゞ しかし代表的なものだけでも
一重咲 一重平咲 八重咲 半八重咲 丸弁咲 丸弁平咲 丸弁盃状咲
カップ咲 ディープカップ咲 ロゼット咲 波状弁咲 波状弁平咲
剣弁高芯咲 半剣弁高芯咲 半剣弁咲
とバラの花形が入試問題に出なくてよかったと思うくらいたくさんある。それに分類の視点が花全体だったり花びらだったりとバラバラでややこしい。
とりあえず写真一覧でわかりやすい解説は
https://item.rakuten.co.jp/baranoie/c/0000003900/ ※ページの下のほう
一般にバラと聞いてイメージするのは、そこの写真1行目にある「弁」が名前についている花形だと思う。あちこちのバラ園を訪れてきたけれど、いまだに一重咲きなんかはバラという気がまったくしない。
その他バラの花形についての参考資料
http://www.baraken.jp/enjoy/index.html
lhttp://ivy-rose-love.com/bunruihanagata/
http://rose-festa.com/public-square/?p=2194
https://www.wakasa.jp/sozai/rose/variety/ ※検索条件ボタンあり
アップの写真をいろいろ。まずはピンクから。
これは剣弁高芯咲き(けんべんこうしん・ざき)。
剣弁の弁は花びらのこと。その花びらの形が剣のように尖っているから剣弁。芯は花びらのセンター部分。横から見て、そこが高くなっているから高芯。
それではこの花形は? 色々と参考ページを見較べてみたもののどよくわからない。花びらが少し外側に折れ曲がっているから、もう少し大きくなったら剣弁か半剣弁になるのかな。
これは丸弁咲きーーーだと思う。波状弁咲きとの区別がよくわからないが。花形を見分けるのは思った以上に難しい。
いちいち花形を判定しているとブログを書くのに何日もかかりそうなので中止! やっぱり私には色の違いくらいが関の山みたい(^^ゞ というわけでピンクが続く。
ピンクの次は赤に近いピンク。真っ赤よりもこちらに色としての鮮やかさを感じる。
そして赤。ただしバラに限らず赤い色の花を撮ると、肉眼とは違った印象の写真になることが多い。表現は難しいけれど、あえていえばわずかにマット(光沢がない)になる。光の波長とデジカメの映像素子特性に原因があるのかな?
オレンジ。
少しピンクに近いオレンジ。
ムラサキ。
黄色。
白。
マーブル模様。
眺めているだけでも充分に楽しいのであるが、もう少し学術的?に鑑賞できるようになりたいとも思う。バラ園ではよくガイドツアーのようなことをやっている。花形についても教えてくれるなら参加してみようか。
ついでにアーチのバラあれこれ。空があまり青くなかったのがちょっと残念。アーチに咲いているのは先ほどの樹形分類だと、つる性(クライミング)のバラということになる。
ーーー続く
その4万品種をいくつかのグループに分けるための基軸も数多くある。一番簡単なのは樹形による分類。
木立性(ブッシュ):幹あるいは枝が固くて自立する。木立はキダチと読む。
つる性(クライミング):自立せずツルとして伸びていく。
半つる性(シュラブ):木立性とつる性の中間。
サルでもわかる分類だが、これが役立つのは自宅で育てるバラを選ぶ時。バラ園で枝振りを鑑賞することはないから。
バラの解説で必ず書かれているのが歴史的な分類。
原種バラあるいはワイルドローズ:いわゆる野生のバラ。
オールドローズ:品種改良された園芸種でラ・フランス(洋梨ではない)が
開発されるまでの品種。
モダンローズ:1867年にラ・フランスが開発されて以降の園芸品種。ちなみに
明治維新が1868年のこと。
オールドローズとモダンローズの一番の違いは、オールドローズが春だけに咲くのに対して、モダンローズは四季咲きなこと。もっとも四季咲きという名前になっているが冬は咲かないし、日本の夏は暑すぎてバラにはちょっとキビシイ。
植物学的には意味のある分類だとしても、オールドローズとモダンローズで花の姿形がまったく違うかというとそんなことはない。似たようなバラがオールドローズとモダンローズの両方にある。私のような初心者は、秋バラはモダンローズだと知っておけばいい程度だと思う。
いっぽうで
花の形による分類の知識があるとバラ鑑賞に深みが増すし、またそのウンチクをヒケラカして自慢できそうである(^^ゞ しかし代表的なものだけでも
一重咲 一重平咲 八重咲 半八重咲 丸弁咲 丸弁平咲 丸弁盃状咲
カップ咲 ディープカップ咲 ロゼット咲 波状弁咲 波状弁平咲
剣弁高芯咲 半剣弁高芯咲 半剣弁咲
とバラの花形が入試問題に出なくてよかったと思うくらいたくさんある。それに分類の視点が花全体だったり花びらだったりとバラバラでややこしい。
とりあえず写真一覧でわかりやすい解説は
https://item.rakuten.co.jp/baranoie/c/0000003900/ ※ページの下のほう
一般にバラと聞いてイメージするのは、そこの写真1行目にある「弁」が名前についている花形だと思う。あちこちのバラ園を訪れてきたけれど、いまだに一重咲きなんかはバラという気がまったくしない。
その他バラの花形についての参考資料
http://www.baraken.jp/enjoy/index.html
lhttp://ivy-rose-love.com/bunruihanagata/
http://rose-festa.com/public-square/?p=2194
https://www.wakasa.jp/sozai/rose/variety/ ※検索条件ボタンあり
アップの写真をいろいろ。まずはピンクから。
これは剣弁高芯咲き(けんべんこうしん・ざき)。
剣弁の弁は花びらのこと。その花びらの形が剣のように尖っているから剣弁。芯は花びらのセンター部分。横から見て、そこが高くなっているから高芯。
それではこの花形は? 色々と参考ページを見較べてみたもののどよくわからない。花びらが少し外側に折れ曲がっているから、もう少し大きくなったら剣弁か半剣弁になるのかな。
これは丸弁咲きーーーだと思う。波状弁咲きとの区別がよくわからないが。花形を見分けるのは思った以上に難しい。
いちいち花形を判定しているとブログを書くのに何日もかかりそうなので中止! やっぱり私には色の違いくらいが関の山みたい(^^ゞ というわけでピンクが続く。
ピンクの次は赤に近いピンク。真っ赤よりもこちらに色としての鮮やかさを感じる。
そして赤。ただしバラに限らず赤い色の花を撮ると、肉眼とは違った印象の写真になることが多い。表現は難しいけれど、あえていえばわずかにマット(光沢がない)になる。光の波長とデジカメの映像素子特性に原因があるのかな?
オレンジ。
少しピンクに近いオレンジ。
ムラサキ。
黄色。
白。
マーブル模様。
眺めているだけでも充分に楽しいのであるが、もう少し学術的?に鑑賞できるようになりたいとも思う。バラ園ではよくガイドツアーのようなことをやっている。花形についても教えてくれるなら参加してみようか。
ついでにアーチのバラあれこれ。空があまり青くなかったのがちょっと残念。アーチに咲いているのは先ほどの樹形分類だと、つる性(クライミング)のバラということになる。
ーーー続く
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