2018年05月25日
横浜港 大さん橋
5月12日に神奈川県庁前から開港広場前で、たまたま遭遇した横浜トライアスロンの女子レースを見終えて、海岸通りを山下公園に向かっていると大さん橋が目に入った。予定にはなかったけれど、ついでに見に行っておくかと。
大さん橋は横浜港にある埠頭。つまり船の発着場で、明治の頃から横浜港の発展をになってきた主要施設。いつからかよく知らないが、貨物船は別の埠頭に移り客船専用となる。現在のものは2002年に建設されたもの。大さん橋国際客船ターミナルという名前だが国内航路の客船も利用している。
住所の海岸通り1丁目1番地が示すようにもともと港町横浜の顔的存在だった。さらに2002年に完成した大さん橋は屋上部分を一般開放して横浜観光の名所ともなっている。なお分類的に桟橋とは橋脚に支えられている建築を指すとのこと。現在の大さん橋は海を埋め立てた構造だから岸壁と呼ぶのが正確。それで大桟橋ではなく「大さん橋」と桟を平仮名で表記しているらしい。
大さん橋付近には古い建物の洒落た感じのお店がいくつかある。
大さん橋手前の広場。
神奈川県庁が見える
警戒船って何を警戒するのかと思ったが、道路工事の時にいるガードマンのような役割を果たす船らしい。ちょっと言葉のニュアンス的に重すぎる。
大さん橋の屋上を目指す。
最大の特徴は板張りの床でできていること。使っているのはブラジルのイペという木材とのこと。2002年から張り替えずに使っているのかなあ。だとしたら海に突き出している場所だからスゴイ耐久性。ガラス塗料でコーティングしてあるらしいが、触ってみるとそんな感じはしない。ごく微かに木材の香りもした。
ペンキではなく何かを貼り付けて文字を書いているようだ。「ホール」が取れかけている。
そうかも。
客船ターミナルの入口。中には空港と同じように出入国審査ゲートや税関がある。ここが2階で1階は駐車場になっている。
振り返って山下公園方面。高くそびえているのが横浜マリンタワー。中央の低い建物がマッカーサーも泊まったホテル・ニューグランド本館。写真左端に小さく日の丸だけが見えているのが氷川丸の位置。海にブイが浮いているのはトライアスロンのスイム会場だから。前回のエントリーでも書いたが、ここで泳ぐとは信じがたい。
さらに進む。
無駄に広いウッドデッキの空間(^^ゞ 素晴らしい!
また下ったところに入口。大さん橋ホールという屋内イベント会場があるみたい。
この斜めに設置されている板の正体はわからず。
階段の造形が美しい。
さらに先に進む。ところどころ芝生が張ってある。
横浜ベイブリッジ。大さん橋とベイブリッジと山下公園が横浜港の3大ランドマークかな。
ところでこのベイブリッジが完成したのは1989年(平成元年)。その後にクルーズ客船はどんどん大型化したので、ベイブリッジをくぐれず大さん橋に接岸できない例が増えている。仕方なくベイブリッジの外にある大黒ふ頭など貨物埠頭を利用してもらう→工業地帯にある埠頭の雰囲気が悪いので乗客から苦情→大阪港や九州の港に大型海外クルーズ客船の誘致合戦に負ける(/o\)というトホホな展開になっている。
大型船にはパナマ運河を航行できるという意味で、パナマックスという大きさの基準がある。それ以下に収めていれば、だいたい世界のどこでも航行できるという限界サイズ。クルーズ客船もそれ以上の大きさになることはない。逆にいえばそこまでは大型化する。それによると高さの限界が57.91メートル。一方でベイブリッジの橋桁の高さは55メートル。その差はわずかに3メートル弱。そしてパナマックスはパナマ運河が開通した1914年(大正3年)から世界基準になっている。ベイブリッジ設計者の無能ぶりに横浜港が泣いているね。
ここが長さ430メートルの大さん橋の先端。
下を覗いてみる。
振り返って。
無駄に広いウッドデッキの空間(^^ゞ 素晴らしい!(2回目)
ちなみに幅は70メートル。このウッドデッキには「くじらのせなか」という名前がつけられている。客船ターミナルの屋上を広場・公園として利用するというアイデアは素晴らしいし、このデザインも文句なし。世界に誇れる日本の名建築だと思う。もちろん開放感も抜群で横浜港を360度見渡せる。
「くじらのせなか」から見た赤レンガ倉庫。建物に挟まれた広場は横浜トライアスロンのコースになっている。反対方向にスイム会場も見られるし、双眼鏡を持ってここから観戦するのもいいかな。
戻り道。スケボーやインラインスケートをする人ならムズムズするかも。
次は山下公園へ向かう。
当日は船も停泊していなかったし、ウッドデッキの写真ばかりじゃ全体像をイメージできないから公式ホームページから借用して貼っておく。 https://osanbashi.jp/
行ってみたしやクルーズ旅行!
大さん橋は横浜港にある埠頭。つまり船の発着場で、明治の頃から横浜港の発展をになってきた主要施設。いつからかよく知らないが、貨物船は別の埠頭に移り客船専用となる。現在のものは2002年に建設されたもの。大さん橋国際客船ターミナルという名前だが国内航路の客船も利用している。
住所の海岸通り1丁目1番地が示すようにもともと港町横浜の顔的存在だった。さらに2002年に完成した大さん橋は屋上部分を一般開放して横浜観光の名所ともなっている。なお分類的に桟橋とは橋脚に支えられている建築を指すとのこと。現在の大さん橋は海を埋め立てた構造だから岸壁と呼ぶのが正確。それで大桟橋ではなく「大さん橋」と桟を平仮名で表記しているらしい。
大さん橋付近には古い建物の洒落た感じのお店がいくつかある。
大さん橋手前の広場。
神奈川県庁が見える
警戒船って何を警戒するのかと思ったが、道路工事の時にいるガードマンのような役割を果たす船らしい。ちょっと言葉のニュアンス的に重すぎる。
大さん橋の屋上を目指す。
最大の特徴は板張りの床でできていること。使っているのはブラジルのイペという木材とのこと。2002年から張り替えずに使っているのかなあ。だとしたら海に突き出している場所だからスゴイ耐久性。ガラス塗料でコーティングしてあるらしいが、触ってみるとそんな感じはしない。ごく微かに木材の香りもした。
ペンキではなく何かを貼り付けて文字を書いているようだ。「ホール」が取れかけている。
そうかも。
客船ターミナルの入口。中には空港と同じように出入国審査ゲートや税関がある。ここが2階で1階は駐車場になっている。
振り返って山下公園方面。高くそびえているのが横浜マリンタワー。中央の低い建物がマッカーサーも泊まったホテル・ニューグランド本館。写真左端に小さく日の丸だけが見えているのが氷川丸の位置。海にブイが浮いているのはトライアスロンのスイム会場だから。前回のエントリーでも書いたが、ここで泳ぐとは信じがたい。
さらに進む。
無駄に広いウッドデッキの空間(^^ゞ 素晴らしい!
また下ったところに入口。大さん橋ホールという屋内イベント会場があるみたい。
この斜めに設置されている板の正体はわからず。
階段の造形が美しい。
さらに先に進む。ところどころ芝生が張ってある。
横浜ベイブリッジ。大さん橋とベイブリッジと山下公園が横浜港の3大ランドマークかな。
ところでこのベイブリッジが完成したのは1989年(平成元年)。その後にクルーズ客船はどんどん大型化したので、ベイブリッジをくぐれず大さん橋に接岸できない例が増えている。仕方なくベイブリッジの外にある大黒ふ頭など貨物埠頭を利用してもらう→工業地帯にある埠頭の雰囲気が悪いので乗客から苦情→大阪港や九州の港に大型海外クルーズ客船の誘致合戦に負ける(/o\)というトホホな展開になっている。
大型船にはパナマ運河を航行できるという意味で、パナマックスという大きさの基準がある。それ以下に収めていれば、だいたい世界のどこでも航行できるという限界サイズ。クルーズ客船もそれ以上の大きさになることはない。逆にいえばそこまでは大型化する。それによると高さの限界が57.91メートル。一方でベイブリッジの橋桁の高さは55メートル。その差はわずかに3メートル弱。そしてパナマックスはパナマ運河が開通した1914年(大正3年)から世界基準になっている。ベイブリッジ設計者の無能ぶりに横浜港が泣いているね。
ここが長さ430メートルの大さん橋の先端。
下を覗いてみる。
振り返って。
無駄に広いウッドデッキの空間(^^ゞ 素晴らしい!(2回目)
ちなみに幅は70メートル。このウッドデッキには「くじらのせなか」という名前がつけられている。客船ターミナルの屋上を広場・公園として利用するというアイデアは素晴らしいし、このデザインも文句なし。世界に誇れる日本の名建築だと思う。もちろん開放感も抜群で横浜港を360度見渡せる。
「くじらのせなか」から見た赤レンガ倉庫。建物に挟まれた広場は横浜トライアスロンのコースになっている。反対方向にスイム会場も見られるし、双眼鏡を持ってここから観戦するのもいいかな。
戻り道。スケボーやインラインスケートをする人ならムズムズするかも。
次は山下公園へ向かう。
当日は船も停泊していなかったし、ウッドデッキの写真ばかりじゃ全体像をイメージできないから公式ホームページから借用して貼っておく。 https://osanbashi.jp/
行ってみたしやクルーズ旅行!
wassho at 07:28│Comments(0)│
│イベント、旅行