2018年08月07日

パイオニア SE-CH5BL

music_earphone_wire

ゴールデンウイークが終わった頃、それまで使っていたソニーのMDR-XB90EXというイヤホンの右側から音が出なくなった。どうやら断線したらしい。今までにも断線は経験している。しかし初めのうちは音が途切れ途切れになっても、ケーブルやプラグなどをシゴくとしばらくは復活するというように、その症状は徐々に進行していた。今回は一発アウトでまったく音が出ない。だから最初はイヤホンではなく、携帯音楽プレーヤーの出力部分が故障したのかと疑ったくらい。

過去のブログを見てみるとMDR-XB90EXを購入したのは2015年の11月30日だから、約2年と5ヶ月の寿命だったことになる Ω\ζ゜)チーン


それで新しいものに買い換えるわけだが、イヤホンに関して私は「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という明確な選択基準を持っている。

ソニーのイヤホンを選ぶのは、セレーションコードという表面に縦溝が入った絡みにくいケーブルが使われているから。ソニー製を使ってからケーブルが絡んでイライラすることが、日に数回から年に数回へと激減した。

一般的に低音重視型イヤホンは、ダンスミュージックとか向けに開発されているものだと思う。私が聴くのはほとんどクラシック。しかしクラシックほど低音のよくでるイヤホンを使うべきだと思っている。クラシックには高音域寄りの曲が多いので、音質バランスを多少崩してでも低音を強調したほうが、安定感があって聴き疲れしないからというのがその理由。

1万円前後というのは、私の耳にはそれくらいで充分でしょうということで(^^ゞ



というわけで店まで行って試聴する気もなく、通販でチャッチャと買うつもりだった。ところが「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という条件に当てはまる商品がなかったのである(/o\)


どうやらソニーは現在、ワイヤレスやノイズキャンセリング・タイプのイヤホンに注力しているらしい。前回に購入した約2年半前にたくさんラインナップがあった有線の低音重視型イヤホンは、数も少なく3万円以上のものだけになっていた。

もっともワイヤレスやノイズキャンセリングにも興味はある。しかし今回は手を出さないことにした。

携帯音楽プレーヤーにはCDと同じくデジタル化された音楽が入っている。それをDAC(ダック=デジタル・アナログ・コンバーター)という回路でアナログの音楽信号に復元してイヤホンに流すわけである。つまりDACは増幅回路であるアンプと共に携帯音楽プレーヤーの心臓部分。

ワイヤレスのイヤホンは携帯音楽プレーヤーからBluetoothなどの電波を介してデジタルで音楽を受信し、DACとアンプはイヤホン側に組み込まれている。逆にいうと携帯音楽プレーヤーは音楽ファイルの読み出しをするだけで音質には関わらない。今使っているオンキョーのDP-X1Aという携帯音楽プレーヤーの音質はそこそこ満足している。それはDP-X1AのDACとアンプに満足しているということなので、もしワイヤレスのイヤホンを購入するなら、試聴してどんな音なのかを確かめたかった。

そしてその時はそんな暇がなかったというのが手を出さなかった理由。なおノイズキャンセリング機能(周囲の騒音とは逆位相の音を出して、騒音を聞こえなくする)はワイヤレスのイヤホンには、大抵組み込まれているみたい。ノイズキャンセリングは以前にBOSEのものを試したことがある。周りの音が魔法のように消えて、屋外で音楽を聴くには最高の環境を提供してくれる。でも飛行機や新幹線ならいいけれど、街中や地下鉄ではちょっとアブナイかもという気もしている。もちろんノイズキャンセリングの効き目は調節できるが。


そんなわけで「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という明確な選択基準は脆くも崩壊してしまい、新しいイヤホン探しをすることになったのである。


ーーー続く

wassho at 23:22│Comments(0) 音楽、オーディオ 

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