2018年08月11日
パイオニア SE-CH5BL その3
バランス接続できるプラグのついたイヤホンがとても少ない話の続きから。
eイヤホンというイヤホン専門店のサイトには約2800本のイヤホンが載っている。そのなかで、私が使っているオンキョーのDP-X1Aに挿せる2.5ミリ4極プラグがついているのは10本くらいだったと思う。しかも39万円とか12万円とかの商品が半分を占める!
イヤホンに凝る人が多くなっているのは事実だが、そんな超高価なイヤホンを買う人は限られている。それでバランス接続するためにどうしているかというと「リケーブル」で対応しているらしい。
リケーブルというのはイヤホンのケーブルを取り替えること。ある程度高級なイヤホンには写真のようにスピーカー部分からケーブルを取り外せるようになってものがある。本来はオリジナルより高級なケーブルに換えて音質向上を図ろうというマニアックな手段のためのもの。それを利用して2.5ミリ4極プラグのついたケーブルと交換するというわけ。なお2.5ミリ4極プラグのついたケーブルはたくさん売られている。

しかしリケーブルできるイヤホンは3〜4万円以上のクラスだし(たぶん)、交換用ケーブルもマニア向けのものだから最低でも1万円はする(10万円以上のケーブルもザラにある!)。つまりこの方法で2.5ミリ4極プラグのイヤホンを手に入れようとすると4〜5万円かかることになる。
はい、イヤホンごときにそんなに払う気はありません(^^ゞ
それで選んだのがパイオニアのSE-CH5BL。当時は6500円くらいだったと思う。これが破格に安いのは、パイオニアがオンキョーのDP-X1Aの姉妹機を売っていて、ある種のオプション的な商品だからだと思う。ちなみにパイオニアのオーディオ・ビジュアル関連商品は2015年からオンキョー&パイオニア株式会社というオンキョーの子会社に吸収されている。
SE-CH5BLのことは、以前にバランス接続ってなんだろうと思った時に調べて知っていた。そして「これは購入対象外」との判断だった。なぜなら見た目もショボイし、なによりこれはSE-CH5Tという3500円くらいのイヤホンのプラグを2.5ミリ4極に交換しただけのものだから。つまりクオリティとしては3500円クラスであり、プラグを換えただけで3000円も値段が高いボッタクリ商品だから。
しかし前々回までに書いたように、壊れたソニーの同クラスのイヤホンに買い換えることができなくなり、あれこれ検討するのも面倒だし、なにより音楽なしで外出する期間が長引くのがイヤだった。それで価格も高くないし、とりあえずツナギのつもりでSE-CH5BLを購入したというのがいきさつ。
音の感想を書いておくと、まず高音はとてもきれいで響きもよく広がりもある。もっとも、これがバランス接続の効果なのか、あるいは単にSE-CH5BLの特徴なのかはわからない。いいところはそれだけで、中音〜低音域は普通。何より全体的にきれいな音はしているが、厚みがないというかリアリティに乏しいというか。うまく表現できないがそんな印象。
結論としてはSE-CH5BLとSE-CH5Tを一緒に買って、1万円ほどの費用でバランス接続とアンバランス接続による音の違いを実験したい人以外にはお勧めしない。6500円(実質的には3500円)のバランス接続より、1万円のアンバランス接続のほうがいい音がするというのが現在の認識。
それで当初はアンバランス接続でいいから別のイヤホンに買い換えようと思っていた。しかし、しばらくしたらSE-CH5BLの音に慣れてしまい、あまり不満に感じなくなってしまった。このあたりがオーディオの奥深いところ(^^ゞ
ところで写真にあるようにSE-CH5BLのケーブルは2本が編まれた形状になっている。使ってみてわかったが、このタイプはあまり絡まない。絡まないのはソニーのセレーションコードだけと思っていたので、これはうれしい誤算。編みケーブルを採用しているイヤホンはそこそこあるから、また次に買う時にはソニー製にこだわる必要が無くなった。
おしまい
2018年10月9日追記
コンプライのイヤーピースに交換して見違える(聞き違える?)ほどいい音になりました。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53296729.html
eイヤホンというイヤホン専門店のサイトには約2800本のイヤホンが載っている。そのなかで、私が使っているオンキョーのDP-X1Aに挿せる2.5ミリ4極プラグがついているのは10本くらいだったと思う。しかも39万円とか12万円とかの商品が半分を占める!
イヤホンに凝る人が多くなっているのは事実だが、そんな超高価なイヤホンを買う人は限られている。それでバランス接続するためにどうしているかというと「リケーブル」で対応しているらしい。
リケーブルというのはイヤホンのケーブルを取り替えること。ある程度高級なイヤホンには写真のようにスピーカー部分からケーブルを取り外せるようになってものがある。本来はオリジナルより高級なケーブルに換えて音質向上を図ろうというマニアックな手段のためのもの。それを利用して2.5ミリ4極プラグのついたケーブルと交換するというわけ。なお2.5ミリ4極プラグのついたケーブルはたくさん売られている。

しかしリケーブルできるイヤホンは3〜4万円以上のクラスだし(たぶん)、交換用ケーブルもマニア向けのものだから最低でも1万円はする(10万円以上のケーブルもザラにある!)。つまりこの方法で2.5ミリ4極プラグのイヤホンを手に入れようとすると4〜5万円かかることになる。
はい、イヤホンごときにそんなに払う気はありません(^^ゞ
それで選んだのがパイオニアのSE-CH5BL。当時は6500円くらいだったと思う。これが破格に安いのは、パイオニアがオンキョーのDP-X1Aの姉妹機を売っていて、ある種のオプション的な商品だからだと思う。ちなみにパイオニアのオーディオ・ビジュアル関連商品は2015年からオンキョー&パイオニア株式会社というオンキョーの子会社に吸収されている。
SE-CH5BLのことは、以前にバランス接続ってなんだろうと思った時に調べて知っていた。そして「これは購入対象外」との判断だった。なぜなら見た目もショボイし、なによりこれはSE-CH5Tという3500円くらいのイヤホンのプラグを2.5ミリ4極に交換しただけのものだから。つまりクオリティとしては3500円クラスであり、プラグを換えただけで3000円も値段が高いボッタクリ商品だから。
しかし前々回までに書いたように、壊れたソニーの同クラスのイヤホンに買い換えることができなくなり、あれこれ検討するのも面倒だし、なにより音楽なしで外出する期間が長引くのがイヤだった。それで価格も高くないし、とりあえずツナギのつもりでSE-CH5BLを購入したというのがいきさつ。
音の感想を書いておくと、まず高音はとてもきれいで響きもよく広がりもある。もっとも、これがバランス接続の効果なのか、あるいは単にSE-CH5BLの特徴なのかはわからない。いいところはそれだけで、中音〜低音域は普通。何より全体的にきれいな音はしているが、厚みがないというかリアリティに乏しいというか。うまく表現できないがそんな印象。
結論としてはSE-CH5BLとSE-CH5Tを一緒に買って、1万円ほどの費用でバランス接続とアンバランス接続による音の違いを実験したい人以外にはお勧めしない。6500円(実質的には3500円)のバランス接続より、1万円のアンバランス接続のほうがいい音がするというのが現在の認識。
それで当初はアンバランス接続でいいから別のイヤホンに買い換えようと思っていた。しかし、しばらくしたらSE-CH5BLの音に慣れてしまい、あまり不満に感じなくなってしまった。このあたりがオーディオの奥深いところ(^^ゞ
ところで写真にあるようにSE-CH5BLのケーブルは2本が編まれた形状になっている。使ってみてわかったが、このタイプはあまり絡まない。絡まないのはソニーのセレーションコードだけと思っていたので、これはうれしい誤算。編みケーブルを採用しているイヤホンはそこそこあるから、また次に買う時にはソニー製にこだわる必要が無くなった。
おしまい
2018年10月9日追記
コンプライのイヤーピースに交換して見違える(聞き違える?)ほどいい音になりました。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53296729.html
wassho at 16:18│Comments(0)│
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