2018年11月21日
MDR-ZX660 その2
さっそく届いたMDR-ZX660のパッケージを開く。
ヘッドホンの見た目は写真より落ちる。オレンジ色がデザインのアクセントになっていて、それがいいなと思っていたのだが、逆にそのオレンジ色部分が安っぽくてオモチャのような質感。
しかし、そういうところは期待していなかったから大丈夫。なんたって5500円のヘッドホンなのだから。
装着してみる。とても軽いし、締め付けも適度で頭へのフィット感はいい。
ちょっとほくそ笑む(^^ゞ
音を鳴らす。
ーーーー絶句(>_<)
ナンジャこの音は。
言葉で説明は難しい。表現するならスカスカのガサガサ。例えるとFM放送とAM放送では音質に違いがあるけれど、まるでAM放送的な感じ。あるいはもっと、一昔前の電話の聞こえ方といったほうが近いかもしれない。とにかく値段に関係なく音楽用の製品で、これはないだろうというのが私の評価。
ちなみに低音から高音までよく鳴っているし、そのバランスもいい。細かな部分もよく聴き取れる。だから音の特性的なところが悪いのではなく、音質のまさに「質」的なところがとんでもなくおかしい。先ほどAM放送とか昔の電話のようと書いたが、それらは再生される周波数帯域が狭いから音が悪い。このヘッドホンはそこに問題がないのにブサイクな音がするのが不思議。これ以上は私の知識では追いつかない。とにかくナゾ
試しにベイヤーダイナミックのT90(ヘッドホン)と聴き較べてみる。月とスッポンほど違う。まあ値段も10倍ほど違うからこれは仕方ないか。ふだん携帯音楽プレーヤーで使っているパイオニアのSE-CH5BL(イヤホン)とも聴き較べる。こちらは同じくらいの価格の製品である。やっぱり月とスッポンほど違う。スピーカーではあるがテレビと較べても格段にクォリティが低い。いい勝負なのはノートパソコンのスピーカーくらい。とにかくオーディオつまり音を楽しむレベルに達していない。
とりあえずエージングに望みをつなぐ。エージングというのはクルマの慣らし運転のようなもの。スピーカー等は振動板の固さがほぐれて音がよくなる可能性がある。鳴らし放しにして
24時間後:変化なし
48時間後:変化なし
72時間後:気持ち滑らかに鳴るようになったように思える
しかしエージングでは初期の固さがほぐれても、根本的な質の部分が改善されるわけではない。だから昔の電話のような聞こえ方なのは同じ。ダメだこりゃ。今時、こんなハズレな製品があるとは想定外。
とにかく絶望、後悔。
そして73時間後に別のヘッドホンをポチってしまった。
新しいヘッドホンについてはいずれそのうち。
おしまい
wassho at 06:45│Comments(0)│
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