2019年01月26日

Momentum ON-EAR G

お散歩用にと買ったソニーのMDR-ZX660というヘッドホンの音質があまりに低レベルだった話は昨年に書いた。エージングといって、しばらく音を鳴らしてスピーカーの振動板をほぐす作業をしてみたが、72時間経っても改善は見られず。あきらめて73時間後にポチったのがこのヘッドホン。

モメンタム1


メーカーはドイツのゼンハイザーという会社。イヤホンやヘッドホンでは有名な会社といえるが、世間一般の認知度はどの程度なんだろう。私も初めてここのイヤホンを買った時はまったく知らなかった。

商品名がMomentumでモメンタムと読む。勢いとか推進力というような意味。ON-EARはソニーの時に説明した、耳当て部分が少し小振りで屋外使用を想定した商品。Gはよくわからないが、このモメンタムは第2世代なので、その区別のためについているのかもしれない。

もっともこの商品は既に旧商品。現行ラインアップはワイヤレスタイプになっている。というわけで在庫処分価格で1万3000円ほどだった。発売当初は2万3000円くらいのモデル。ちなみに現在、イヤホンやヘッドホンはワイヤレスタイプへの移行期なので、ケーブルタイプは格安で売られているものが多いから狙い目。ただし携帯音楽プレーヤーじゃなくスマホで聴くなら、値段にもよるがワイヤレスのほうが音はいいかもしれない。その理由はDACという部品にあるのだけれど、書くと長くなるので省略。



この商品のことは以前から知っていた。ゼンハイザーは元々プロ用機器のメーカーで武骨な商品が多い。それが突然シャレたデザインのものを出してきて話題になったから。何とカラーバリエーションはビックリの7色展開。私が買った昨年の11月には黒、茶色、アイボリーしか残っていなかったのが残念。
モメンタム2

またオンイヤーじゃなくてアラウンドイヤーの普通サイズの耳当てのタイプではあるが、以前にヘッドホンの聴き較べをした時に試聴したこともある。ただし、その時はモメンタムは購入候補ではなく、お店まで来たからちょっとついでにといったレベル。だから、どんな音がしたかはまったく覚えていない。

それでも今回モメンタムを買ったのは、そういうことで馴染みがあったから。逆にいえばいろいろ検討するのが面倒だったから。認知はマーケティングの基礎であるが、改めてその大切さを実感。


音質の評価を書くのは難しいが普通に満足している。スピーカーで音楽を聴いていて、出かける時にイヤホンにすると、当然ながら音のクオリティは下がる。でもモメンタムを使うと、その落差がかなり少なくなる。外出用のものとして今のところはこれ以上は望んでいない。オンイヤータイプということで音漏れが心配だったが、散歩やスーパーへの買い物専用で電車に乗ったりしないから、どうなっているのかよくわからず。役に立たないレポートでゴメンm(_ _)m


モメンタムのケーブルは着脱式。屋外での使用を想定した商品なので、純正のケーブルにはスマホの音楽アプリを操作するリモコンボタンがついている。私はその機能を使わないし、そのリモコン部分が邪魔だったので、ケーブルも別のものを一緒に買った。パイオニアのイヤホンを買った時に説明したバランス接続の4極プラグタイプ
モメンタムケーブル

バランスとアンバランスでそんなに差がないのはわかっていても(少なくとも私の耳では)、せっかく携帯音楽プレーヤーがバランス対応しているからという理由での選択。一応オリジナルのケーブルとも聴き較べたが、やっぱり気のせいレベルの違い(^^ゞ

なお私の使っている携帯音楽プレーヤーのDP-X1AはDAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する回路)が2つ搭載されていて、バランス接続では2つ、アンバランスでは1つだけを使う仕組みになっている。だからバランス接続にするとバッテリーの消耗が早いのが難点。もっとも携帯音楽プレーヤーをそんなに長時間は使わないので、バッテリー切れになったことはないが。


ソニーのヘッドホンは「安物買いの銭失い」になってしまったが、とりあえず楽しく散歩できるようになったからヨシとしている。問題はイヤホンとヘッドホンの差が大きいこと。イヤホンはイヤーピースをコンプライのものに換えてから音質が格段にレベルアップした。しかし、それでもモメンタムとはかなり差がある。そしてやっぱりヘッドホンをつけて電車に乗るのは気が引ける。

高級なイヤホンならモメンタムくらいの音になるのか。そのためにはいくら投資しなければならないのか。まっ、いろいろ悩むことがあるから人生は楽しいね。

wassho at 19:40│Comments(0) 音楽、オーディオ 

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