2019年06月23日

ラファエル前派の軌跡 その3

展覧会は5つのコーナーで構成されていたが、その中でラファエル前派のコーナーだけは写真撮影が認められていた。
1DSCF2988

初回のエントリーに書いたように、この展覧会はラ・フォル・ジュルネの公演の合間を縫って見に来たもの。つまり普段の展覧会と違ってデジカメ持参。ラッキーと思って撮ってみたがーーー


絵をまっすぐに撮るのは意外と難しい。カメラに左右の傾きがないように構えるのは当然として、前後の傾きもなくして作品の中央で構えないと、このように台形に歪んでしまう。テクニック的にはたいした話じゃないんだけれど、人がたくさんいる中で撮影ポジションを確保して、そういった確認を素早くすることに慣れていない。いつも適当にシャッターを押しているから。
2DSCF3005


それに天井や作品を照らしている照明も映り込むし。モデルの顔の前にある縦の白い点々がそれ。右の二の腕にも大きめにひとつ映り込んでいる。これは避けようがない。(最後から2枚目の写真の天井に原因となった照影が写っている)
3DSCF3002


じゃということで、壁に並んでいる様子を撮ってみたが、別に面白くもなし。
5DSCF3011


というわけで会場風景を何点か撮っただけで撮影終了。
DSCF2998

DSCF3012

ところで2枚目の写真は左側の絵がずいぶんと傾いているが、写真ほぼ中央にある壁の線を見てもらえばカメラが傾いていないことがわかる。カメラというのは、こういう風に意外と歪んで写るもの。カメラレンズの光学的特性によるものであるが、もう21世紀なんだから、見た通りに写るカメラを開発してほしいと常々思っている。


さてスマホが普及した現在は一億総カメラマン時代な状況。だから多くの人がこのコーナーではスマホを取り出していた。当然ながら人の流れは悪くなる。絵が画面にいい感じで収まるように撮影位置を前後したりするから、他人とぶつかることもある。幸い?ラファエル前派はあまり人気がない。だからそれほどの混雑にはならないので大丈夫という判断だったのかもしれないが。


欧米の美術館では一般に撮影がOKなところが多い。それに対して日本ではほとんど認められていない。それに不満だったが、ちょっと認識が変わった。図録(カタログのこと)のようには撮れないし、それに近いものを目指したら撮影的にも、人が途切れるタイミングを待つことも含めてとても時間がかかる。そんな人が増えたら大変だし、スマホで気軽に撮るだけでも混雑が増す。結構デメリットあるかも。

もっとも会場風景は記録というか思い出として残したいし、気に入った作品の前でピースサインやハートマークをしての記念撮影もしてみたいのだけれど(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 15:46│Comments(0) 美術展 

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