2019年09月26日

WALKとWORKはウォークとワーク?

前回にウォークマンのことを書いたので、
ついでに前から気になっている英語の発音の話。

WALKとWORKは「歩く」「働く」で中学生でも知っている単語。しかし、この2つの日本語つまりカタカナでの表記の仕方が、なぜか英語の発音とは逆になっている。

  WALK→日本語ではウォーク:ウォークマン、ウォークインクロゼットなど
  WORK→日本語ではワーク:ワークシャツ、ハローワークなど


しかし英語だとWALKは
    口を大きく開いてワアーク

WORKは
    唇を突き出すようにしてウォーrク

である。だからカタカナ英語のウォークマンは「働く人」だしワークシャツは「散歩の時に着るシャツ」になってしまう。


どうしてなのか前から不思議だったので調べてみた。するとーーー

まず歩くのWALKは、アメリカ英語ではワークだがイギリス英語ではウォークのようだ。だからWALKをウォークとカタカナにするのは間違っているとはいえない。

しかし日本の学校教育の英語はアメリカ英語。なのにどうしてWALKをウォークとイギリス式にカタカナにしたのだろう。もっとも水のWATERはアメリカではウォラーでイギリスではウォーターだから、イギリス風にカタカナ表記されている英語はもっとあるのかも知れない。アメリカ式とイギリス式の発音を混ぜて使うとネイティブの人には??という印象らしいから統一しておいて欲しかったけれど。

次に働くのWORKはアメリカもイギリスもウォーク。だからカタカナ英語のワークは完全に日本訛りの発音になる。しかしもうすっかり定着しているので、たとえばワークスペースをウォークスペースに言い換えたりしたら混乱するね。



ちなみにWALKとWORKの発音について気になったのは、33年前の映画「トップガン」がきっかけ。その中で主役であるトム・クルーズの口癖のような感じで Just a walk in the park の台詞が出てくる。公園の散歩=簡単なことというような意味。

私は英語が得意なわけでもないし、発音もコテコテの日本英語。でもなぜかその Just a walk in the park が聞き取れた。そして日本語の字幕を見ながら散歩のWALKなのにワークと言ったぞと思ったわけ。

Top gun

ネットで探したら、そのシーンがあったので紹介しておく。

   トップガンの台詞その1
   トップガンの台詞その2

ところで来年の夏、トップガンの続編が公開される予定。今から楽しみにしている。しかしと珠玉の名作映画の長い期間をおいての続編は「ゴッドファーザー」「ウォール街」「ブレードランナー」とハズレの歴史でもある(/o\) 取り越し苦労でなければいいのだが。

それと「卒業2」を誰か撮ってくれないかな(^^ゞ

wassho at 23:56│Comments(0) ノンジャンル | 映画、ドラマ、文学

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