2019年11月29日

旧古河庭園でバラと紅葉

そういえば今年はまともに紅葉を見ていなかった。
それで気分転換もかねて東京都北区にある旧古河庭園へ。
ここはバラもあるのだが、まだ少し咲き残っていてラッキー。

Map

北区は東京23区で一番マイナーなエリアかもしれない。北区というくらいだから北に位置していて、皇居のある千代田区から北側へ文京区、北区と続く。そのさらに北側は荒川を挟んで埼玉県になる。赤羽、十条、王子あたりが主要駅だが名前くらいを知っている程度。たぶん北区を目的地にして出かけるのは今回が初めてのような気がする。


東京メトロ(地下鉄)南北線の西ヶ原(にしがはら)駅で降りて、本郷通りを5分ほど歩くと旧古河庭園に着く。一本道だし標識も出ているから迷うことはない。なお西ヶ原駅は道路沿いに出入り口があるだけで「駅前」という雰囲気はまったくなかった。全部で130ある東京メトロの駅の中でもっとも乗降人数が少ないらしい。
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中に入るとすぐ洋館が見えてくる。
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旧古河庭園というのは

  最初は明治の政治家・陸奥宗光の別宅。
   ↓
  彼の次男が古河財閥創業者の養子となって古河家の所有となる。
   ↓
  大正時代に古河財閥3代目によって現在も残っている洋館、西洋庭園、
  日本庭園が造られる。

幸いにも太平洋戦争の空襲は逃れて、戦後の財閥解体で国有財産に。その後、1956年に国から東京都へ貸し付けられて公園に。ただし公園になったのは庭園部分だけで洋館は放置され、修復して公開されたのは1989年(平成元年)と、ずいぶん後というか割と最近。

というわけで洋館というとなんとなく文明開化の明治の頃をイメージするが、ここは大正時代の建物なのである。

ちなみに古河財閥の系統を引く企業で有名どころは富士通、横浜ゴム、日本軽金属、ファナック、みずほ銀行など。



庭園の入場料は150円だが、洋館に入るには800円の館内ツアーに申し込むか、館内にある喫茶室の利用者に限られる。つまりタダでは入れない。
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ちなみに喫茶室のコーヒーは850円。東京都の施設の割にはボッタクリである。もっとも洋館の管理は公益財団法人大谷美術館というネットで調べても正体のはっきりしない団体が行っている。


最悪なのは館内に入るには靴を脱がなければいけないこと。
ここは「洋館」なのに。
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また館内は撮影禁止らしい。
というわけで洋館内部はスルーして庭園を散策。


ーーー続く

wassho at 23:40│Comments(0) お花畑探訪 

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