2019年12月09日

単語登録は ; を使うと便利

パソコンでキーボードを打って日本語に変換するソフトのことをIM:インプットメソッドという。日本語だと入力方法という変な名前。ひと昔前はFEP:フロント・エンド・プロセッサ、略してフェップという言葉を使った。直訳すれば前処理だろうか。

しかしIMもFEPも、その名前で呼んでいる人はあまり見たことがない。
たいていは辞書かな?


私がパソコンを使い出したのは30年ほど前。当時とでは日本語への変換精度は比較にならないほど高くなった。よく使う言葉を変換候補の最初に持ってくるという予測変換は、携帯(ガラケー)が先行したが今では遜色ない。

だからIMの辞書にない単語を自分で登録したりする必要はほとんどなくなった。また短いフレーズも、例えばよく使っているなら「お世話になります。」が「お」と入力するだけで変換されるようになった。それでも頻繁に使う単語や短いフレーズは登録しておいたほうが便利なこともある。

その場合のコツは登録する単語やフレーズの「読み」の前に「;」の記号を入れること。

 : コロン
 ; セミコロン

であるが、日本語でセミコロンを使うことはまずないというのがその理由。
使うとしたら(;^^)のような顔文字くらい。
セミコロン

これは仕事でたくさんの商品名などをよく入力する場合に役立つ。例えば「ア」で始まる名前が30個ほどあるとして、それを「あ」の読みで単語登録すると、普通に文章を書いている時もやたらその商品名が変換候補に出てきてしまう。

それを「;あ」で登録しておけば商品名しか候補に現れない。そのうちよく使う商品名がリストの上位に並ぶようになる。また商品がたくさんあって、用途別に区別したいなら読みの前に入れる記号を「;」「;;」と分ければよい。読みの言葉は何でも構わないから、最初が「;」であれば「;:」でも「;。」でも、キーボードで「;」の近くのものを使えばOK。

自分の名前や住所、メアドなども単語登録しておくのも意外と便利である。メールの書き出しの挨拶や締めのフレーズも、相手や内容に応じてキータッチ2回で状況に応じたものを選べる。クリップボードをマルチ化して、そこからペーストするソフトもあるが「;」を使った単語やフレーズの登録のほうが効率的。

重宝するのが → などの記号。

私は→を「;m」、←を「;h」、↑を「;う」、↓を「;s」で登録している。それぞれ「みぎ・ひだり・うえ・した」の最初の入力。全角であるならば子音でアルファベットになってもOK。


おジイちゃんの知恵袋でした(^^ゞ


なおIMによっては「読み」をセミコロンなどの記号で登録できないものもある。Macに付属しているIMがそうで、変換精度はもう十分なのにATOKを買わされるはめになってしまい残念。

wassho at 22:39│Comments(0) ノンジャンル 

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