2020年02月21日

世界らん展2020 ー花と緑の祭典ー

東京ドームで開催されていた世界らん展2020へ行ってきた。

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ずっと行きたいと思っていた世界らん展。しかしこのイベントは事前告知があまり活発ではなく、いつも紹介記事、つまり会場を訪問した後のレポートを見て、会期は1週間程度なので、あっ!また行きそびれたと残念な思いをしてきた。

幸いにも今年は事前に情報に接することができた。もっとも、そんなにランが好きなのかといわれれば、まったくそんなことはなく、ただ東京ドームが花いっぱいに埋まるイベントを見たかったというのが正直なところ。


というわけで別にランに詳しくもなくて、その名前で私がまず思い浮かべるのは、平均的な日本人とおそらく同じく胡蝶蘭である。何となく夜の高級店の雰囲気(^^ゞ そういう場所にはほとんど行かないし、それ以外の場所で胡蝶蘭を見たことのほうが圧倒的に多いにもかかわらず、なぜそう想像するのか自分でも不思議。

そして胡蝶蘭と聞いてイメージするのは高級すなわち高価だということ。開店祝いなどのお花に胡蝶蘭がズラッと並んでいると、ここはちょっと格が高いなと思ってしまう。

実際の価格はというと、そこそこ見栄えのする胡蝶蘭だと5万円ほどする。
ラン1


銀座でデカい顔をしたければ30万円は必要かな。
ラン2


胡蝶蘭は高価だから有り難がられている側面がある。ではどうして胡蝶蘭は高価なのか。栽培にたいへん手間がかかるなどのコスト面はあるだろうが、それよりも「胡蝶蘭」という妖しげな雰囲気も漂わせたネーミングが付加価値を押し上げていると思っている。だから夜のお店で好まれるのかな。ときどき書いているけれどマーケティングにおいてネーミングは極めて重要。

ちなみに胡蝶蘭は英語だとモス・オーキッド。そんな名前じゃ高い値段は取れない。

そしていったん高級な花というブランドを確立すれば、縁起物や祝い物カテゴリーとして合理性を超えた価格を奮発してもらえるし、その好循環ループで胡蝶蘭を送っておけば間違いないという定番商品のポジションを確保できる。おそらく胡蝶蘭を自分で購入して飾っている人は少なくて、ほとんどが贈答需要だと思う。

それにしても選挙事務所や楽屋風景などで、白い胡蝶蘭ばかりがズラーッと並んでいるのを見ると、いかにもこの国の画一性を垣間見た気分になる。だから私のお祝い事には胡蝶蘭以外も送って下さい(^^ゞ


さて地下鉄の後楽園駅を出て東京ドームへ。
左側は遊園地やスパなどのあるラクーアと呼ばれる商業施設。
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入り口までドーム沿いを歩いて行く。
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チケット売り場は閑散としていた。実は事前にEチケットを買おうとして、ホームページの反応があまりに遅いので諦めたのだが、それで正解だった。入場料は2300円とけっこうなお値段。
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22番ゲートは東京ドームの正面出入り口。入場時に持ち物検査がある。でもバッグをチラッと見せる程度の形式的なもの。ボディは調べないからマシンガンでもダイナマイトでも自由に持ち込める。手間とコストをかけている意味なし。
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来るなウイルス(^^ゞ
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中に入ってけっこう長い距離を歩かされる。
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途中でグラウンド部分が見えて期待が高まる。
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座席にいるのは休憩している人かな。
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写真ではロッカーの中に入っていくように見えるが、そこから階段を降りる。
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本日は心配無用。
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入り口の飾り付け。
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ここをくぐって、いよいよランの咲き乱れる世界へ!
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ーーー続く

wassho at 23:26│Comments(0) お花畑探訪 | マーケティング、ビジネス

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