2020年02月24日
世界らん展2020 その3
ランに山ほど品種がある事は前回にも書いた。それは植物学的な話で、(日本で)園芸の大分類としては、まず東洋蘭と洋蘭に分けられる。東洋蘭は日本と中国に属するというような意味合い。原産地というよりは日中で昔から栽培されてきたというニュアンス。日本の場合なら明治維新より前を指す。
そして洋蘭は西洋産じゃなくて東洋蘭以外という分類だからややこしい。なおかつ洋蘭の原産地は東南アジアなど東洋も多いのに、それらは東洋蘭ではないという理不尽さ。これは明治になって西洋から入ってきたランを西洋蘭の意味で洋蘭と呼び、その反対語として東洋蘭という言葉もできた。でも洋蘭のオリジナルはヨーロッパじゃなかったと後で知ったといういきさつで整合性がとれなくなったようだ。なお洋蘭は熱帯・亜熱帯の植物である。
前回までに紹介したのはすべて洋蘭(のはず)。
そして次は東洋蘭(のつもり)。
詳しく調べたわけでなく展示場所の雰囲気で判断しているので違っていたらゴメン。
これらは長生蘭。
ラン科セッコク属のラン。その東洋蘭がセッコクあるいは長生蘭で、洋蘭がデンドロビウムと呼ばれる。学術的な分類と園芸的な分類も重なり合うので、もはやランの品種ラインナップは絶望的に難解。もちろん同じセッコク属でも東洋蘭と洋蘭ではかなり違う。
そして見ての通り、洋蘭は花中心だが東洋蘭は葉や茎も含めて楽しむのが特徴。こんなのを育てていればグッと渋いガーデニングになる。
これは寒蘭。こちらは花がメインの東洋蘭。
たくさんの東洋蘭を見たはずなのに、写真はあまり撮っていなかった。やっぱり地味なものにはカメラが向かないようで。もっと渋い大人にならないと(^^ゞ
というわけで再び洋蘭(たぶん)。
変わったもの中心で、前回の投稿に入れ忘れたもの。
スパイダーオーキッドとも呼ばれるブラッシア。
オレンジのものは珍しいみたい。
マスデバリア。ナンジャコレ?大賞を進呈しよう(^^ゞ
以下は名前がわからず。
これは葉なのか花なのか? ナゾの生命体に遭遇した気分。
名前がわからなくても美しいランは美しい。
展示風景で。
これは東洋蘭の日本春蘭。
まとまっているとそれなりに見えるけれど、ひとつひとつは地味でしょ。
こちらは単体でも紹介した長生蘭。
ところで東洋蘭は鉢にも凝るみたい。
これは「えびね」という東洋蘭。
洋蘭の華やかな世界がこっち。
改めて眺めると胡蝶蘭はラン以外も含めて唯一無二の姿をした存在だとわかる。その高級さを支えているのはネーミングと前々回に書いた。ただし、それは誰でも一目でわかる差別性があってこその話。まさにマーケティングの見本みたいな花である。
東洋蘭と洋蘭でシャッターを押す回数が違ってしまうのが
わかってもらえたかな?
ーーー続く
そして洋蘭は西洋産じゃなくて東洋蘭以外という分類だからややこしい。なおかつ洋蘭の原産地は東南アジアなど東洋も多いのに、それらは東洋蘭ではないという理不尽さ。これは明治になって西洋から入ってきたランを西洋蘭の意味で洋蘭と呼び、その反対語として東洋蘭という言葉もできた。でも洋蘭のオリジナルはヨーロッパじゃなかったと後で知ったといういきさつで整合性がとれなくなったようだ。なお洋蘭は熱帯・亜熱帯の植物である。
前回までに紹介したのはすべて洋蘭(のはず)。
そして次は東洋蘭(のつもり)。
詳しく調べたわけでなく展示場所の雰囲気で判断しているので違っていたらゴメン。
これらは長生蘭。
ラン科セッコク属のラン。その東洋蘭がセッコクあるいは長生蘭で、洋蘭がデンドロビウムと呼ばれる。学術的な分類と園芸的な分類も重なり合うので、もはやランの品種ラインナップは絶望的に難解。もちろん同じセッコク属でも東洋蘭と洋蘭ではかなり違う。
そして見ての通り、洋蘭は花中心だが東洋蘭は葉や茎も含めて楽しむのが特徴。こんなのを育てていればグッと渋いガーデニングになる。
これは寒蘭。こちらは花がメインの東洋蘭。
たくさんの東洋蘭を見たはずなのに、写真はあまり撮っていなかった。やっぱり地味なものにはカメラが向かないようで。もっと渋い大人にならないと(^^ゞ
というわけで再び洋蘭(たぶん)。
変わったもの中心で、前回の投稿に入れ忘れたもの。
スパイダーオーキッドとも呼ばれるブラッシア。
オレンジのものは珍しいみたい。
マスデバリア。ナンジャコレ?大賞を進呈しよう(^^ゞ
以下は名前がわからず。
これは葉なのか花なのか? ナゾの生命体に遭遇した気分。
名前がわからなくても美しいランは美しい。
展示風景で。
これは東洋蘭の日本春蘭。
まとまっているとそれなりに見えるけれど、ひとつひとつは地味でしょ。
こちらは単体でも紹介した長生蘭。
ところで東洋蘭は鉢にも凝るみたい。
これは「えびね」という東洋蘭。
洋蘭の華やかな世界がこっち。
改めて眺めると胡蝶蘭はラン以外も含めて唯一無二の姿をした存在だとわかる。その高級さを支えているのはネーミングと前々回に書いた。ただし、それは誰でも一目でわかる差別性があってこその話。まさにマーケティングの見本みたいな花である。
東洋蘭と洋蘭でシャッターを押す回数が違ってしまうのが
わかってもらえたかな?
ーーー続く