2020年06月01日

Wikipedia:ウィキペディアを鵜呑みにしてはいけない

シノケンという会社をご存じだろうか。いわゆるアパート・マンション経営、すなわち投資用不動産の販売会社である。全国レベルではわからないが、首都圏ではこんなCMがよく流れているので見た記憶がある人は多いと思う。

   「人生100年時代だってよ」
   「定年後、何したい?」
   「やりたいこと一杯あるなあ、時間は一杯あるしなあ」

   「定年後40年…」
   「あ、足りるかな… お金…」

   「何から始める?」
   「資産作り」「えっ?」「えっ?」
シノケン


ストーリーがあっていいCMだと思う。他にもいくつかのバリエーションがあって、メインキャストはずっと佐々木蔵之介。放送が始まったのは2016年からのようだ。

それでこのCMを初めて見た時「シノケンって名前、どこかで聞いたよなあ」と思った。しかし具体的には思い出せず。どこかでシノケンというあだ名の人に会って、それと混同しているのかな程度の気持ちで気にもしていなかったし、もう5年も経ってそんなことすらすっかり忘れていた。

それが先日、何の前触れもなく突然思い出した。別にこのCMを見ている時ではない。具体的にはボーッと道を歩いている時にである。何度かブログにも書いたが、どうして気にもしていないことが突然よみがえってくるのか、脳の働きってナゾである。


さてシノケンの名前に聞き覚えがあったのは、そんなあだ名の人がいたのではなく、この会社を知っていたからである。なぜなら2005年に大騒動となった耐震強度偽装事件でシノケンも取り沙汰されたから。

  姉歯秀次1級建築士 これで思い出した?
姉歯

  ヒューザーの小嶋進社長 これで思い出した?
ヒューザー

この事件で姉歯建築士は、ヒューザー、木村建設、シノケンから耐震強度を落とすように圧力を受けたと主張し、シノケンの篠原英明社長も国会に参考人として呼ばれている。だから聞き覚えがあったのだ。


なお耐震強度偽装事件は今回のテーマではない。
シノケンのことすら直接的には関係ない。
けれどもシノケンを事例にウィキペディアの信憑性に疑問をいだいた話を次回に。


ーーー続く

wassho at 22:38│Comments(0) ノンジャンル 

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