2020年06月26日
超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵 その2
以前にも書いたように私が超写実的絵画が好きなのは、それを眺めると
本物以上に本物そっくりなのに、
本物じゃないと知っていることから来る混乱で
頭がクラッとして、そこに不思議な快感を覚える
からである。もっとも写真やCGで頭がクラッとはしないから、人が手で描いたものなのにという感嘆が心の底にあるのだと思う。
それはさておき、
今回の展覧会で頭がクラッときたベスト2をまず発表。
第2位
「綾〇〇〇的な」 石黒賢一郎 2014年
これ絵でっせ、絵。あ・ぶ・ら・え!
筆に絵の具つけて塗ってまんねん。
ビックリしすぎて関西弁になる(^^ゞ
クラッとするの意味がわかってもらえたかな?
タイトルの綾〇〇〇は、もちろんエヴァンゲリオンの綾波レイを示している。この猫耳はエヴァグッズでよく見かける。綾波レイを伏せ字にするのは著作権とかの関係だろうか?
第1位
「信じてる」 三重野 慶 2016年
ひょっとしたらこの作品は、今から一生忘れないかも知れない。
まるで息づかいまで聞こえてきそうなほどリアル。
クラッとを通り越して気絶寸前。
ベスト2と中途半端な選出になったのは、リアルさの点でこの2つが群を抜いていたから。こういう絵を見てクラッとする快感を求めてやって来たのである。だから目的を果たせてよかったのであるが、ここで少々問題が。
人物画は他にもたくさん展示されている。それらは
リアルさではベスト2の作品より劣る
しかし絵全体の佇まいや雰囲気では勝るものもある
ということ。
それらをいい絵だなあと思っても、超写実絵画の展覧会だとの意識があるから、どこか物足りなさも同時に感じてしまう。もちろん通常の観点でいえば、これらも超写実的なことに変わりないのであるが。
「5:55」 生島 浩 2007-2010年
「未来」 森本草介 2011年
「籐寝椅子」 島村信之 2007年
「レッスン」 島村信之 2008年
「存在の在処」 石黒賢一郎 2001-2011年
この人物のリアルさは1位2位に次ぐ出来映え。背景にいろいろ描き込まれていて情報量が多いので、リアルさの総量でいえば1位2位をしのいでいる。しかしクラッと度合いはそれらと較べてかなり低い。オッサンがリアルでそれがどうしたという感じ。
どうやら自分もオッサンのくせに、オッサンにあまり価値を認めていないようだ。というわけで人物より壁の汚れとか、黒板に書かれたチョークも文字などにやたら目を奪われた作品。
お口直しに(^^ゞ
「聖なるもの THE-I」 野田弘志 2009年
この絵の超写実的な描写は相当に優秀なのだけれど、黒いドレスが油絵の具でテカテカ光っていて「本物らしさ」が損なわれて残念だった作品。照明の当て方が悪かったのだろうか?
「夏至を待つ日」 大矢英雄 2013年
リアリティはそれほど追求していないと思う。しかし何となく雰囲気よし。
技術点と芸術点をどう分配するかと、まるでフィギュアスケートの審査員になったような気持ちでの作品鑑賞となった。
ーーー続く
本物以上に本物そっくりなのに、
本物じゃないと知っていることから来る混乱で
頭がクラッとして、そこに不思議な快感を覚える
からである。もっとも写真やCGで頭がクラッとはしないから、人が手で描いたものなのにという感嘆が心の底にあるのだと思う。
それはさておき、
今回の展覧会で頭がクラッときたベスト2をまず発表。
第2位
「綾〇〇〇的な」 石黒賢一郎 2014年
これ絵でっせ、絵。あ・ぶ・ら・え!
筆に絵の具つけて塗ってまんねん。
ビックリしすぎて関西弁になる(^^ゞ
クラッとするの意味がわかってもらえたかな?
タイトルの綾〇〇〇は、もちろんエヴァンゲリオンの綾波レイを示している。この猫耳はエヴァグッズでよく見かける。綾波レイを伏せ字にするのは著作権とかの関係だろうか?
第1位
「信じてる」 三重野 慶 2016年
ひょっとしたらこの作品は、今から一生忘れないかも知れない。
まるで息づかいまで聞こえてきそうなほどリアル。
クラッとを通り越して気絶寸前。
ベスト2と中途半端な選出になったのは、リアルさの点でこの2つが群を抜いていたから。こういう絵を見てクラッとする快感を求めてやって来たのである。だから目的を果たせてよかったのであるが、ここで少々問題が。
人物画は他にもたくさん展示されている。それらは
リアルさではベスト2の作品より劣る
しかし絵全体の佇まいや雰囲気では勝るものもある
ということ。
それらをいい絵だなあと思っても、超写実絵画の展覧会だとの意識があるから、どこか物足りなさも同時に感じてしまう。もちろん通常の観点でいえば、これらも超写実的なことに変わりないのであるが。
「5:55」 生島 浩 2007-2010年
「未来」 森本草介 2011年
「籐寝椅子」 島村信之 2007年
「レッスン」 島村信之 2008年
「存在の在処」 石黒賢一郎 2001-2011年
この人物のリアルさは1位2位に次ぐ出来映え。背景にいろいろ描き込まれていて情報量が多いので、リアルさの総量でいえば1位2位をしのいでいる。しかしクラッと度合いはそれらと較べてかなり低い。オッサンがリアルでそれがどうしたという感じ。
どうやら自分もオッサンのくせに、オッサンにあまり価値を認めていないようだ。というわけで人物より壁の汚れとか、黒板に書かれたチョークも文字などにやたら目を奪われた作品。
お口直しに(^^ゞ
「聖なるもの THE-I」 野田弘志 2009年
この絵の超写実的な描写は相当に優秀なのだけれど、黒いドレスが油絵の具でテカテカ光っていて「本物らしさ」が損なわれて残念だった作品。照明の当て方が悪かったのだろうか?
「夏至を待つ日」 大矢英雄 2013年
リアリティはそれほど追求していないと思う。しかし何となく雰囲気よし。
技術点と芸術点をどう分配するかと、まるでフィギュアスケートの審査員になったような気持ちでの作品鑑賞となった。
ーーー続く
wassho at 23:22│Comments(0)│
│美術展








