2020年07月31日
奈良時代の人口は300万人だった!?
先日、コロナの話題から派生したような企画内容のテレビ番組があり、古来より日本ではさまざまな疫病=感染症に見舞われてきた歴史を紹介していた。
その中で興味深かったのが
奈良時代に疱瘡(ほうそ=天然痘)が蔓延し、
100万人が亡くなった。
これは当時の人口の1/3に当たる。
との解説。
えっ! 100万人で1/3ということは
奈良時代の人口って、たったの300万人?
番組制作者からは「ソッチカイ!」と突っ込まれそうだが(^^ゞ

現在の日本の人口は約1億2600万人。もちろん昔はそれより少ないと常識的にわかるとしても、たったの300万人にビックリしたというか、そんな遠い昔の人口なんて考えたこともなかったので虚を突かれた感じ。
それで少し調べてみた。もちろん正確な統計は明治になってから。江戸時代以前は推測になるものの、いろいろ研究しての結果だから、それなりに近い数字なのだと思う。
情報ソースによって数字は異なるので、エイヤッと要約すると
縄文時代:26万人
縄文時代は1万3000年もの長い期間。始まった頃は2万人、最盛期で26万人に
達したとされる。たったそれだけの集団が作った土器や土偶が今も残っているのは
感慨深いなあ。
ただし縄文晩期には気候変動による寒冷化で8万人まで減少。
8万人って最盛期の1/3以下で、日本人滅亡の危機が迫っていたレベルじゃないか。
弥生時代:約1000年間で8万人から60万人まで増加。稲作が始まったおかげ。
古墳時代:具体的な数字を見つけられず。
奈良時代:450万人
テレビの300万人とは数字が違うが、天然痘で亡くなったのは150万人との説も
あり、それなら人口の1/3という比率は同じになる。いずれにせよ仰天の死亡率。
平安時代初期:550万人
平安時代末期:680万人
鎌倉時代初期:760万人
室町時代初期:820万人
江戸時代初期:1200万人
江戸時代中期:3100万人
明治時代:初期3300万人〜終期5000万人
終戦(1945年):7200万人
だから何だという数字ではある。しかし明治の始めは人口が今の1/3。ゆったり暮らせたろうなとか〜1000万人を超えたのは戦国時代。集団で合戦しているイメージがあるが今の1/10なら人集めが大変だったかもとか〜平安時代でも今の1/20かあ。そんなに人が少なければ暗闇に妖怪・魑魅魍魎が潜んでいると思うのも無理はないか〜など、あれこれモーソーが膨らんで楽しい。歴史の授業でも教えるべきだ。もっとも3000万人を超えた江戸中期以降はともかく、この国で1000万人以下の人しかいなかった状況は、どうにも具体的にイメージしづらいが。
2004年内閣府少子化白書のグラフでマクロ的に見ると、戦国時代が終わるまで日本の人口はなだらかに推移し、そして江戸時代になって爆発的に増えている。ただし江戸時代中頃からは停滞が始まり、ふたたび増加に転じるのは明治になってから。
そして現在は少子化の世の中である。
同じように数字を並べると
1967年(昭和42年):1億人突破
1974年(昭和49年):人口維持に必要とされる出生率2.08を下回る
2008年(平成20年):1億2808万人でピークに達し、以降は減少に転じる
2058年:1億人を割り込む予定
こちらは2015年厚生労働白書からのグラフ。
あと40年で終戦直後、80年で明治維新の頃の人口となる(/o\)
もっとも、これは移民を今より取らない前提でのシミュレーションであるが。
ところで少子化が問題になっているのは誰でも知っていると思うけれど、こういった具体的なイメージを持っている人は、ほとんどいないんじゃないかな?
それはさておき、あと80年かあ〜
その頃の日本をこの目で見たいが難しいだろうなあ(^^ゞ
その中で興味深かったのが
奈良時代に疱瘡(ほうそ=天然痘)が蔓延し、
100万人が亡くなった。
これは当時の人口の1/3に当たる。
との解説。
えっ! 100万人で1/3ということは
奈良時代の人口って、たったの300万人?
番組制作者からは「ソッチカイ!」と突っ込まれそうだが(^^ゞ

現在の日本の人口は約1億2600万人。もちろん昔はそれより少ないと常識的にわかるとしても、たったの300万人にビックリしたというか、そんな遠い昔の人口なんて考えたこともなかったので虚を突かれた感じ。
それで少し調べてみた。もちろん正確な統計は明治になってから。江戸時代以前は推測になるものの、いろいろ研究しての結果だから、それなりに近い数字なのだと思う。
情報ソースによって数字は異なるので、エイヤッと要約すると
縄文時代:26万人
縄文時代は1万3000年もの長い期間。始まった頃は2万人、最盛期で26万人に
達したとされる。たったそれだけの集団が作った土器や土偶が今も残っているのは
感慨深いなあ。
ただし縄文晩期には気候変動による寒冷化で8万人まで減少。
8万人って最盛期の1/3以下で、日本人滅亡の危機が迫っていたレベルじゃないか。
弥生時代:約1000年間で8万人から60万人まで増加。稲作が始まったおかげ。
古墳時代:具体的な数字を見つけられず。
奈良時代:450万人
テレビの300万人とは数字が違うが、天然痘で亡くなったのは150万人との説も
あり、それなら人口の1/3という比率は同じになる。いずれにせよ仰天の死亡率。
平安時代初期:550万人
平安時代末期:680万人
鎌倉時代初期:760万人
室町時代初期:820万人
江戸時代初期:1200万人
江戸時代中期:3100万人
明治時代:初期3300万人〜終期5000万人
終戦(1945年):7200万人
だから何だという数字ではある。しかし明治の始めは人口が今の1/3。ゆったり暮らせたろうなとか〜1000万人を超えたのは戦国時代。集団で合戦しているイメージがあるが今の1/10なら人集めが大変だったかもとか〜平安時代でも今の1/20かあ。そんなに人が少なければ暗闇に妖怪・魑魅魍魎が潜んでいると思うのも無理はないか〜など、あれこれモーソーが膨らんで楽しい。歴史の授業でも教えるべきだ。もっとも3000万人を超えた江戸中期以降はともかく、この国で1000万人以下の人しかいなかった状況は、どうにも具体的にイメージしづらいが。
2004年内閣府少子化白書のグラフでマクロ的に見ると、戦国時代が終わるまで日本の人口はなだらかに推移し、そして江戸時代になって爆発的に増えている。ただし江戸時代中頃からは停滞が始まり、ふたたび増加に転じるのは明治になってから。
そして現在は少子化の世の中である。
同じように数字を並べると
1967年(昭和42年):1億人突破
1974年(昭和49年):人口維持に必要とされる出生率2.08を下回る
2008年(平成20年):1億2808万人でピークに達し、以降は減少に転じる
2058年:1億人を割り込む予定
こちらは2015年厚生労働白書からのグラフ。
あと40年で終戦直後、80年で明治維新の頃の人口となる(/o\)
もっとも、これは移民を今より取らない前提でのシミュレーションであるが。
ところで少子化が問題になっているのは誰でも知っていると思うけれど、こういった具体的なイメージを持っている人は、ほとんどいないんじゃないかな?
それはさておき、あと80年かあ〜
その頃の日本をこの目で見たいが難しいだろうなあ(^^ゞ
wassho at 19:25│Comments(1)│
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この記事へのコメント
1. Posted by Albertdgdgfhes 2024年10月06日 13:06

It is impossible to discuss horoscope with friends and relatives, because so YOU change the true the course of things, violating your destined path.
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