2020年08月15日
レクイエムでBON
お盆に先祖の霊が帰ってくるなんてはもちろん、死後についての宗教的な諸々のことはモーソーの産物、あるいはそれに乗じたマーケティング戦略としか思っていない。だからあの世なんて信じちゃいないのだけれど、亡くなった人達を悼む意義までを否定しているわけじゃない。
それでかれこれ20年くらいになる私の風習は
お盆の前後のどこか1日に
朝から晩までレクイエムをかけて
亡くなった人達に思いをはせる
こと。
時期としては仏教と関係ないので別にいつでもいいものの、お盆で世間的にそういう雰囲気になってくるし、その頃は休みの場合も多いから。すっかり忘れて秋頃になる場合もたまにある(^^ゞ
レクイエムはクラシック音楽のジャンルのひとつ。キリスト教には11月2日に「死者の日:万霊節」というのがあって、死者が天国に入れるように祈る式典が行われるらしい。その時に演奏されるのがレクイエム。昔は鎮魂曲や鎮魂歌ともいったが、今はそれは誤訳だとされてレクイエムとそのまま使う表記が多くなった。葬式の時にも流すものなのかどうかは知らない。
もっともレクイエムをかけるのは、キリスト式に悼むのではなく単なるBGMとして。レクイエムは合唱付きの構成になっており、なんと歌っているのかはまったくわからなくても、それっぽい雰囲気は演出してくれる。モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのが3大レクイエムと評され、私はブラームスの「ドイツレクイエム」がわりと好きかな。バッハのマタイやヨハネの受難曲を加えることもある。
そして世間のお盆と一番違うのは思いをはせる対象。身内はもちろんとして、基本的には私と何らかの関わりがあり亡くなった人すべて。まだ忘れていませんよと挨拶のつもり。あの世を信じていないのだから、どこに挨拶しているのだという話になるとはいえ、あの世はこの世で生きている人間のためにあるのだと思っている。
またついでにといっては失礼かも知れないが、お盆は終戦の時期でもあるので戦争で亡くなった人達も。もうこうなると冥福を祈る宗教的な儀式と変わらないが。まあ何かと矛盾した行動を取るのが人間というものである(^^ゞ
レクイエムはほぼ1日中かけているものの、亡くなった人のことを丸一日考えているわけではもちろんない。折に触れてといったところ。それで今年は2015年に亡くなった友人を特に思い出す。心臓が悪く医者にはオリンピックまでがんばりましょうと言われていたのだが−−−。そのオリンピックもコロナのせいでなくなり、つくづく世の中とはわからないものだと思ったりの8月15日である。

それでかれこれ20年くらいになる私の風習は
お盆の前後のどこか1日に
朝から晩までレクイエムをかけて
亡くなった人達に思いをはせる
こと。
時期としては仏教と関係ないので別にいつでもいいものの、お盆で世間的にそういう雰囲気になってくるし、その頃は休みの場合も多いから。すっかり忘れて秋頃になる場合もたまにある(^^ゞ
レクイエムはクラシック音楽のジャンルのひとつ。キリスト教には11月2日に「死者の日:万霊節」というのがあって、死者が天国に入れるように祈る式典が行われるらしい。その時に演奏されるのがレクイエム。昔は鎮魂曲や鎮魂歌ともいったが、今はそれは誤訳だとされてレクイエムとそのまま使う表記が多くなった。葬式の時にも流すものなのかどうかは知らない。
もっともレクイエムをかけるのは、キリスト式に悼むのではなく単なるBGMとして。レクイエムは合唱付きの構成になっており、なんと歌っているのかはまったくわからなくても、それっぽい雰囲気は演出してくれる。モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのが3大レクイエムと評され、私はブラームスの「ドイツレクイエム」がわりと好きかな。バッハのマタイやヨハネの受難曲を加えることもある。
そして世間のお盆と一番違うのは思いをはせる対象。身内はもちろんとして、基本的には私と何らかの関わりがあり亡くなった人すべて。まだ忘れていませんよと挨拶のつもり。あの世を信じていないのだから、どこに挨拶しているのだという話になるとはいえ、あの世はこの世で生きている人間のためにあるのだと思っている。
またついでにといっては失礼かも知れないが、お盆は終戦の時期でもあるので戦争で亡くなった人達も。もうこうなると冥福を祈る宗教的な儀式と変わらないが。まあ何かと矛盾した行動を取るのが人間というものである(^^ゞ
レクイエムはほぼ1日中かけているものの、亡くなった人のことを丸一日考えているわけではもちろんない。折に触れてといったところ。それで今年は2015年に亡くなった友人を特に思い出す。心臓が悪く医者にはオリンピックまでがんばりましょうと言われていたのだが−−−。そのオリンピックもコロナのせいでなくなり、つくづく世の中とはわからないものだと思ったりの8月15日である。

wassho at 12:36│Comments(0)│
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