2020年08月26日

我々は宇宙人だのルーツは信長の時代に?

宇宙人

ノドを手で叩きながら

   ワ・レ・ワ・レは〜

といえば、まるで上の句と下の句の組み合わせのように

   宇宙人だ〜

とつなげるのが、いつの頃からかお約束になった。

このちっとも自己紹介になっていないフレーズ(^^ゞ のルーツをネットで調べると、1957年(昭和32年)のSF映画「地球防衛軍」だとするものが多い。しかし台詞の内容は違うので、あの声を震わせるようなしゃべり方で最初に宇宙人を表現したということのようである。

記憶をたどっても「我々は宇宙人だ」のフレーズが一般的になったのは、もっとずっと後になってからだ。オリジナルは不明。しかし子供の頃から、宇宙人の声はああいう感じのものが多かったと思う。「地球防衛軍」のスタイルが、後の映画やテレビに引き継がれていったのかもしれない。


ところで宇宙人の声で誰もが思い出すのは、扇風機の前で声を出したときの震え方・響き方だろう。幼い頃はあれで夏の始まりを感じたものである。「地球防衛軍」の宇宙人が扇風機を参考にしたかどうかは定かではないが、宇宙人の声=扇風機といっても、それほど反論はないはず。

その扇風機は大正時代に家庭に広まったらしいので、
宇宙人の声のルーツは大正時代に遡ることになる。


しかし先日、テレビで衝撃的な映像を見てしまった。

浜松ではお盆に遠州大念仏という独特の風習があって、
初盆を迎える家にお盆隊?が出向いて、
IMG_2548


庭先で踊りながら太鼓を叩いたり、
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念仏に節をつけて歌ったりする。
IMG_2550

マンションの人はどうするのだろう? 一戸建てでも相当広い家じゃないと無理かな。

それはともかく注目は最後の写真。暑いからウチワを使っているように見えるが、お盆のイベントの真っ最中、つまり先祖の霊を迎えている時にそんな失礼な振る舞いはしない。なんとこれは、ウチワで扇いで念仏を歌う声を震わせているとのこと。

   扇風機よりも以前に、日本ではウチワで宇宙人の声を作っていたのだ!

ちなみにこの遠州大念仏は、家康が信玄にコテンパンにヤラレタ「三方ヶ原の戦い」で戦死した人を弔うために始まったとされる。だから、まだ信長の時代である。

というわけで宇宙人の声のルーツは予想外に古かったと、
どうでもいい内容のブログでした(^^ゞ

しかし、ここで疑問。
ウチワで声が震えるか?

やってみた。
多少は震えるけれど、扇風機の宇宙人にはほど遠い。
そりゃそうだという、つまらないオチでゴメンm(_ _)m

wassho at 23:38│Comments(0) ノンジャンル 

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