2020年11月17日

「美人コンテストをマークせよ」を自宅で

中学生の頃に放送していたルパン三世で、今でも覚えているのはウクライナの銀狐が登場する「ニセ札つくりを狙え!」の他に、もう1つあることを以前に書いた。

それが「美人コンテストをマークせよ」という作品。窃盗団が美人コンテストを隠れみのにして、どこかの島で名画の闇オークションを開催。そこにルパンが潜入してその名画をごっそりいただくというような内容。

細かなストーリーは忘れてしまったが、強烈な印象として残っているのがラストシーン。まんまと名画を手に入れたルパン達は船で島から脱出する。そして名画を貼り合わせて帆のように風にはらませて、こう叫ぶ。

    絵ってのは、こうやって楽しむものだぜ、とっつぁん!

美人コンテストをマークせよ

今でも目に焼き付いているそのシーンになぜかシビれた。当時は絵画に「高尚なもの」という既成概念を持っていて、それを打ち破ってくれたことが痛快だったのかも知れない。そろそろ社会への反発心も芽生える年頃である。

そんな心理分析はともかく、その時は単純に「ボクも大人になったら、こんなコトしよう」と憧れた。しかし、それから半世紀が経ったけれど名画を盗む度胸はなく(^^ゞ さりとて買い集める財力も持ち合わせず(/o\)


さてウチのマンションはいわゆるデザイナーズマンションで、内装にコンクリート打ちっぱなしの壁がある。そして展覧会に行くと展示作品のポスターが売られている。ある時、展覧会には年に何度も行くのだから、その度にポスターを買って壁に貼れば、ルパンと同じようなことができるのではと思いついた。(コンクリートだからスプレー糊で貼れる)


では世界初公開! 私の寝室の壁。
DSCF8151


下から煽ったアングルで。
DSCF8153

ポスターを貼っていない部分もある。実はこの壁の前にはハンガーラックとか色々と置いてあって、そこの壁は普段は見えない。これはいつかの大掃除で壁の前のものをどけたので、その時に撮影したもの。この状態になったのは3年くらい前で、だから今はもうポスターを貼るスペースが無くなってしまったのが残念。


さっき数えたら42枚あった。
これだけの名画に囲まれて寝ているヤツはいないだろうと無駄な自己満足(^^ゞ

wassho at 19:57│Comments(0) 生活、日常 | 美術展

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