2020年11月28日
神宮外苑でイエローオータム&散策
本日は家の中にいてはもったいないような快晴。それで普段の生活行動範囲の中にあるレッドオータムは、ネットで確認するとまだ充分に色づいていないようなので、神宮外苑のイチョウ並木でイエローオータムを楽しんできた。
青山通り越しにイチョウ並木を眺める。15年ほど前まではオフィスがここから徒歩2分のところにあった。このあたりは私にとってはホームグラウンド感覚なエリア。
並木の中も光がたっぷりで美しい。
落ち葉の絨毯はアップで撮ると、まだそれほどの密度ではない。やがてもっと葉が落ちて、その形がバラバラに崩れると少し弾力を感じられる厚みの絨毯になる。もっともその頃は木には葉がなくて寒々しい風景だが(^^ゞ 元住民みたいなものだから知っている外苑前情報。
何はともあれブルースカイ&イエローオータム!
グリーンなイチョウも一緒に。
本日は広角ズームなのでアップでは撮れない。
イチョウ並木の中間地点あたり。ちなみに全長は380メートル。
まあとにかく上を向いてお散歩。
終点から入り口の方を向いて。
外苑の中をぐるっと回っている道路を渡り、
イチョウ並木の全景。突き当たりが青山通り。
そこから振り返って、
正面にあるのが国会議事堂みたいな聖徳(せいとく)記念絵画館。
手前は軟式野球のグラウンド。
聖徳記念絵画館は明治天皇関連の絵が収められている。普段はあまり意識しないが神宮外苑とは明治神宮が所有する外苑で、明治神宮は明治天皇を祀っているのだから、そういうつながりになっている。
なおネーミングが聖徳太子と紛らわしく思うけれど、聖徳とはもともと
世のすみずみにまで及ぶすぐれた智徳
という意味。それで厩戸皇子(うまやどのおうじ)が、後世に尊敬を込めて聖徳太子と呼ばれるようになった。彼が断トツに有名ではあるが本来は一般名詞。なお聖徳と書いて「しょうとく」と読むのは聖徳太子だけみたい。
ここからは国立競技場も近い。
まだ見たことがないので見に行くことに。
外苑の中を周回している道路沿いに歩いて行く。ちなみに時計回りの一方通行。かつてホンダがF1で活躍していた頃(いわゆるアイルトン・セナの時代)、この周回道路と青山通りを組み合わせてモナコのように市街地でF1グランプリを開催する構想があった(ホンダ本社は青山通り沿いにある)。あえなく頓挫したが、いつかそういう風景を見たいもの。
神宮球場のバックスクリーンを裏側から眺める。
正式名称は明治神宮野球場であり、もちろん所有者は明治神宮。
隣にある第二球場。ゴルフ練習場も兼ねている。
国立競技場が見えてきた。
思っていたより背が低い。
少し近寄ってみたが、写真でもわかるように白い囲いが周りに張られていたし、その内側には人の気配がない=敷地の中には入れないようだったので、これ以上は先に進まなかった。デザイン的にはどこから見ても同じ形だし。
それにしてもコロナがなければ、この夏はここで連日の大歓声だったのにね。
ところで、もう忘れた人も多いかも知れないが、この新しい国立競技場はスッタモンダあって、ザハ・ハディドのデザインから隈研吾(くま・けんご)のものに変更された。
ザハ・ハディド案
隈研吾案
変更は建設費用のことが理由だったと思うが、デザインだけで見るならザハ・ハディド案が圧倒的に素晴らしい。実現していたら東京が世界にアピールできるランドマークになったと思われるのに残念である。
もちろん少し派手すぎるように思う人もいるだろう。しかしエッフェル塔だって最初はパリの景観を台無しにするといわれていたのだ。こういう次の時代を見据えたものを建てようとするある種の「気概」が都市開発には必要だと思っている。
対して隈研吾のデザインはまるで無印良品のように無個性である。住宅ならそれもありだが、こんな大施設がそれじゃツマラナイというのが私の感覚。ディティールはきれいだし、木材を多く使っているから今風にエコな雰囲気はあるとしてもだ。
ーーー続く
青山通り越しにイチョウ並木を眺める。15年ほど前まではオフィスがここから徒歩2分のところにあった。このあたりは私にとってはホームグラウンド感覚なエリア。
並木の中も光がたっぷりで美しい。
落ち葉の絨毯はアップで撮ると、まだそれほどの密度ではない。やがてもっと葉が落ちて、その形がバラバラに崩れると少し弾力を感じられる厚みの絨毯になる。もっともその頃は木には葉がなくて寒々しい風景だが(^^ゞ 元住民みたいなものだから知っている外苑前情報。
何はともあれブルースカイ&イエローオータム!
グリーンなイチョウも一緒に。
本日は広角ズームなのでアップでは撮れない。
イチョウ並木の中間地点あたり。ちなみに全長は380メートル。
まあとにかく上を向いてお散歩。
終点から入り口の方を向いて。
外苑の中をぐるっと回っている道路を渡り、
イチョウ並木の全景。突き当たりが青山通り。
そこから振り返って、
正面にあるのが国会議事堂みたいな聖徳(せいとく)記念絵画館。
手前は軟式野球のグラウンド。
聖徳記念絵画館は明治天皇関連の絵が収められている。普段はあまり意識しないが神宮外苑とは明治神宮が所有する外苑で、明治神宮は明治天皇を祀っているのだから、そういうつながりになっている。
なおネーミングが聖徳太子と紛らわしく思うけれど、聖徳とはもともと
世のすみずみにまで及ぶすぐれた智徳
という意味。それで厩戸皇子(うまやどのおうじ)が、後世に尊敬を込めて聖徳太子と呼ばれるようになった。彼が断トツに有名ではあるが本来は一般名詞。なお聖徳と書いて「しょうとく」と読むのは聖徳太子だけみたい。
ここからは国立競技場も近い。
まだ見たことがないので見に行くことに。
外苑の中を周回している道路沿いに歩いて行く。ちなみに時計回りの一方通行。かつてホンダがF1で活躍していた頃(いわゆるアイルトン・セナの時代)、この周回道路と青山通りを組み合わせてモナコのように市街地でF1グランプリを開催する構想があった(ホンダ本社は青山通り沿いにある)。あえなく頓挫したが、いつかそういう風景を見たいもの。
神宮球場のバックスクリーンを裏側から眺める。
正式名称は明治神宮野球場であり、もちろん所有者は明治神宮。
隣にある第二球場。ゴルフ練習場も兼ねている。
国立競技場が見えてきた。
思っていたより背が低い。
少し近寄ってみたが、写真でもわかるように白い囲いが周りに張られていたし、その内側には人の気配がない=敷地の中には入れないようだったので、これ以上は先に進まなかった。デザイン的にはどこから見ても同じ形だし。
それにしてもコロナがなければ、この夏はここで連日の大歓声だったのにね。
ところで、もう忘れた人も多いかも知れないが、この新しい国立競技場はスッタモンダあって、ザハ・ハディドのデザインから隈研吾(くま・けんご)のものに変更された。
ザハ・ハディド案
隈研吾案
変更は建設費用のことが理由だったと思うが、デザインだけで見るならザハ・ハディド案が圧倒的に素晴らしい。実現していたら東京が世界にアピールできるランドマークになったと思われるのに残念である。
もちろん少し派手すぎるように思う人もいるだろう。しかしエッフェル塔だって最初はパリの景観を台無しにするといわれていたのだ。こういう次の時代を見据えたものを建てようとするある種の「気概」が都市開発には必要だと思っている。
対して隈研吾のデザインはまるで無印良品のように無個性である。住宅ならそれもありだが、こんな大施設がそれじゃツマラナイというのが私の感覚。ディティールはきれいだし、木材を多く使っているから今風にエコな雰囲気はあるとしてもだ。
ーーー続く
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