2021年03月03日

ナイキのゴーフライイーズで思い出す入院生活

2月の中頃に発表されたNIKEのGO FLYEASE。
手を使わずに履いたり脱いだりを可能にしたシューズである。

GO FLYEASE-1

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以前にこんな話を書いたくらいで、大いなる関心を持ってニュースを見た。基本的には素晴らしいと思うし、これを成し遂げたナイキの商品開発力に敬服する。しかし私としては残念なところが2つある。

それはスニーカーであることと、
脱ぐ時には踵(かかと)を踏みつける必要があること。

踵には専用の「踏みしろ」が設けられているが、別にそれがなくても踵を踏みつければ(この商品ほどスムーズではないにしても)手を使わずに靴は脱げる。ただし踵を踏みつけていると、その部分の色がはげてくる。スニーカーならあまり気にならないとしても、革靴で踵がはげていては格好悪い。

つまり「革靴で」「踵を踏まずに手も使わずに靴を脱ぎたい」という私の望みはまだ叶えられずじまい。もっともこの商品開発のキモは靴を1周する帯のようなパーツだし、ナイキは革靴のメーカーじゃないから仕方ないか。
GO FLYEASE-2

これに刺激を受けて革靴メーカーもがんばってくれるといいのだが。でも革靴メーカーって何となく保守的というか新しいことに挑戦しそうにもない。私は革靴のほとんどに「ハイテク素材で極薄なのに超衝撃吸収力がある」インソール(中敷き)を使っている。とても歩き疲れにくくなる。こういうものを最初から使った革靴がなぜ出てこないのか不思議。

この30年間にスニーカーはクッション性の改善でマーケットを広げてきたのに、革靴メーカーは、革靴を履く人とスニーカーを履く人は別の人種だと思っているのだろうか。


さて
そういうわけでゴーフライイーズをすぐに買いたいとまでは思っていないのであるが、このスニーカーがあれば助かると思う用途が1つある。

2019年の5月にまさかの入院をした。最初の病院は1日だけだったものの、次の病院には2週間。その2つめの病院はスリッパが禁止で踵のある靴しか認められていなかった。そして踵を踏み潰してスリッパのように靴を履くのも禁止。どうやら転倒防止のためらしいのだが、踵がないとなぜ転倒しやすいのかその理屈はよくわからない。しかし、そういう規則のある病院は多いようである。

いちいち靴を履くのが面倒だったし、当時はお腹に管が刺さっていて身体を曲げたら痛かったので、踵をつぶして歩いていたら何度か看護師さんに注意された。靴をちゃんと履きなさいなんて注意をこの歳になってされるとは(^^ゞ

そういう時にはこのナイキのスニーカーは便利かな。
もちろん、また入院なんてしたくはないけれどね。

wassho at 22:52│Comments(0) 生活、日常 

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