2021年03月13日
旧中川から、亀戸中央公園経由で亀戸天神へ
2月20日から23日にかけて、
アチコチに出かけてきた「早春の花見6連発」。
いよいよ最終の第6弾ーーーの、つもりだったのだが。
総武線の鉄橋越しに河津桜の名残を惜しむ。
1つ上流にある江東新橋。この橋を左に渡って向かうのは亀戸天神。
なぜか亀戸と書いて「かめいど」と読む。漫画「こち亀」の舞台である亀有とつい混同してしまうが、あれは葛飾区で亀戸は江東区。
その亀戸天神にはウメを見に行くわけだが、ウメの名所として調べて選んだわけではない。せっかくこのあたりまで来て、河津桜だけを見て帰るのはもったいないので、近くにどこかないかと地図を見たら亀戸天神を見つけたしだい。天神というのは菅原道真を祀っている神社。その菅原道真はウメ好きだったので、天神や天満宮と名の付くところは、そこそこウメが咲いていることになっている。
写真ではわかりにくいが、対岸にピンク色の花が咲いているのが見えた。
江東新橋の上に出る。
江東新橋から鉄橋方向。
川のある風景っていいね。
ピンク色の花が見えたあたりは公園になっていた。
とりあえず寄り道してみる。
ピンク色の正体はウメ。だいたい想像は付いていたけれど。
なぜか同じ品種しか植えられていない。また植えられているエリアの中にはまったく入れないし、観梅のためというより、ここでウメを育てて増やしているのかな?
なかなか姿形のいいウメだった。
特に雄しべがきれい。
というわけで「早春の花見6連発」のつもりが1ヶ所増えた。まあ規模的には6.5連発というところかな。後で調べたらここは亀戸中央公園。3月9日に書いたサザンカの咲いていた場所もこの公園の一部にあたる。
江東新橋に戻る。
歩行者は側道で下に降りなければならない。方向としてはこの道沿いであるが、降りてみるとまた上りになっていたので、それを避けて1本離れた道を選ぶ。それで亀戸天神まで少し遠回りになってしまった。
2日前に乗った東武亀戸線の踏切を渡り、
こんなところを通って、
亀戸中央公園を出てから20分後に亀戸天神に到着。
公園に寄り道しなかったとすれば河津桜から25分の距離。ちょっと遠かった。もっとも電車を使ったとしても平井駅に戻るのに10分ちょっと、隣駅の亀戸駅まで行き、そこから神社までまた10分ちょっとだから、時間的には変わりなかったが。
思っていた通り境内にはたくさんのウメが。
まさにコチフカバ〜の世界。
コチフカバというのは
東風(こち)吹かば
匂ひおこせよ
梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ
という菅原道真(みちざね)の歌。ウメオタクの道真が太宰府への左遷が決まった時に、自宅のウメに向かって詠んだとされる。「春風が吹いたなら、梅の花よ、その香りを届けておくれ。私がいなくなっても、春を忘れちゃダメだよ」というような意味合い。ただし道真がいなくてもウメが咲くことは明白なので、ウメが咲いたら私を思い出してねと周りにアピールしている趣旨にも思える。
いずれにせよ、これはウメを詠んだ和歌の中ではおそらく最も有名。ネットで検索すればいくらでも解説があるので興味があれば。
ところで「東風(こち)吹かば」の部分は「こち」の語感が珍しいのもあって覚えやすいが、この歌全部の丸暗記はたいへん。しかしウメを眺めながら「まさにミチザネのコチフカバですなあ、ははは」とでもかましておけば、ちょっと教養があるように見られるから試してみて(^^ゞ

ーーー続く
アチコチに出かけてきた「早春の花見6連発」。
いよいよ最終の第6弾ーーーの、つもりだったのだが。
総武線の鉄橋越しに河津桜の名残を惜しむ。
1つ上流にある江東新橋。この橋を左に渡って向かうのは亀戸天神。
なぜか亀戸と書いて「かめいど」と読む。漫画「こち亀」の舞台である亀有とつい混同してしまうが、あれは葛飾区で亀戸は江東区。
その亀戸天神にはウメを見に行くわけだが、ウメの名所として調べて選んだわけではない。せっかくこのあたりまで来て、河津桜だけを見て帰るのはもったいないので、近くにどこかないかと地図を見たら亀戸天神を見つけたしだい。天神というのは菅原道真を祀っている神社。その菅原道真はウメ好きだったので、天神や天満宮と名の付くところは、そこそこウメが咲いていることになっている。
写真ではわかりにくいが、対岸にピンク色の花が咲いているのが見えた。
江東新橋の上に出る。
江東新橋から鉄橋方向。
川のある風景っていいね。
ピンク色の花が見えたあたりは公園になっていた。
とりあえず寄り道してみる。
ピンク色の正体はウメ。だいたい想像は付いていたけれど。
なぜか同じ品種しか植えられていない。また植えられているエリアの中にはまったく入れないし、観梅のためというより、ここでウメを育てて増やしているのかな?
なかなか姿形のいいウメだった。
特に雄しべがきれい。
というわけで「早春の花見6連発」のつもりが1ヶ所増えた。まあ規模的には6.5連発というところかな。後で調べたらここは亀戸中央公園。3月9日に書いたサザンカの咲いていた場所もこの公園の一部にあたる。
江東新橋に戻る。
歩行者は側道で下に降りなければならない。方向としてはこの道沿いであるが、降りてみるとまた上りになっていたので、それを避けて1本離れた道を選ぶ。それで亀戸天神まで少し遠回りになってしまった。
2日前に乗った東武亀戸線の踏切を渡り、
こんなところを通って、
亀戸中央公園を出てから20分後に亀戸天神に到着。
公園に寄り道しなかったとすれば河津桜から25分の距離。ちょっと遠かった。もっとも電車を使ったとしても平井駅に戻るのに10分ちょっと、隣駅の亀戸駅まで行き、そこから神社までまた10分ちょっとだから、時間的には変わりなかったが。
思っていた通り境内にはたくさんのウメが。
まさにコチフカバ〜の世界。
コチフカバというのは
東風(こち)吹かば
匂ひおこせよ
梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ
という菅原道真(みちざね)の歌。ウメオタクの道真が太宰府への左遷が決まった時に、自宅のウメに向かって詠んだとされる。「春風が吹いたなら、梅の花よ、その香りを届けておくれ。私がいなくなっても、春を忘れちゃダメだよ」というような意味合い。ただし道真がいなくてもウメが咲くことは明白なので、ウメが咲いたら私を思い出してねと周りにアピールしている趣旨にも思える。
いずれにせよ、これはウメを詠んだ和歌の中ではおそらく最も有名。ネットで検索すればいくらでも解説があるので興味があれば。
ところで「東風(こち)吹かば」の部分は「こち」の語感が珍しいのもあって覚えやすいが、この歌全部の丸暗記はたいへん。しかしウメを眺めながら「まさにミチザネのコチフカバですなあ、ははは」とでもかましておけば、ちょっと教養があるように見られるから試してみて(^^ゞ

ーーー続く
wassho at 23:00│Comments(0)│
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