2021年03月17日

亀戸天神で2021年のラスト観梅

2月20日から23日にかけて、
アチコチに出かけてきた「早春の花見6連発」。
途中で6.5連発になり、そして最終目的地としてたどり着いた亀戸天神。訪れた2月23日からもう3週間が経って、早春からそろそろ春本番の季節になってしまったが。


3月13日のブログに書いたように、
コチフカバの天神様なので、思った通りにウメはたくさん咲いていた。
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菅原道真(みちざね)が秀才だったことから天神や天満宮は学問の神様とされている。というわけで合格祈願の絵馬がたくさん。受験生らしい人は見かけなかったから、もう入試は終わったのかな。そのあたりのスケジュール感覚はすっかり抜け落ちてしまった。
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ロケーション的に亀戸天神はスカイツリーもよく見える神社である。
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ところで天神や天満宮といえばウメと同様に牛もつきもの。道真が丑年(うしどし)生まれだったからとか、彼がテロリストに襲われた時に牛に助けてもらったとか、亡くなった後に棺を牛車にひかせていたら、あるところで牛が動かなくなり、それを「ここに葬れ」という啓示と考えて墓を建てたとかーーー何かと牛にまつわるエピソードが多いのがその理由。

棺を運んだ牛が動かなくなった=牛が座り込んだという故事から、臥牛(がぎゅう)と呼ばれる座った姿勢で表現されるのがお約束。臥とは横になる・伏せるという意味ね。
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天神信仰で牛は道真=神の使いとされる。だから、その神聖なポジションはヒンズー教と同じ。でもここの神主や氏子はきっと牛肉食べるよね(^^ゞ


ガイドブックには載らないアングルで。
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話はそれるが、株式相場では牛が株価上昇、熊が下落のシンボルとされる。
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もちろん人気があるのは株価が上がる牛。ニューヨーク証券取引所があるウォール街には、こんな大きな牛の銅像があって人気スポットになっている。
bull

せっかく牛と縁があるのだから、学問の神様だけじゃなく、相場にも御利益があるとアピールすれば参拝客増えるかもよ。しかも受験と違って通年で(^^ゞ


亀戸天神には2017年5月に藤の花を見に来た。もちろんこの季節の藤棚は枯れ木みたいになっている。それにしても、あと2ヶ月ほどであのムラサキがこぼれる藤棚の姿になるのが想像しづらい。
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ここの太鼓橋はわりと有名。
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太鼓橋の上から。
ウメより藤がメインなことがわかる。
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公式ホームページによると境内には300本を超えるウメが植えられているとのこと。しかし「早春の花見6連発」の最初に訪れた羽根木公園は650本あるいは700本とされているが、その半分もあるとは思えなかった。もっとも境内に広く分散しいて、つまりまとまって植えられている場所がないから、そう感じたのかも知れない。

それよりも難点はワーキレイ!とかオミゴト!と言えるウメがないこと。それなりのウメばかりである。やはり亀戸天神はウメより藤の花を見に来るところなのだろう。ライバルが多いウメより、藤の花でブランディングするほうがマーケティング的に正解なのは確か。


とは言いつつ、このウメはなかなかよかった。
日の高さの関係でスポットライトが当たったように浮かんで見える。
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同じウメを反対側から。
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その近くにあったシダレウメ。
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各色のウメ。
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池とウメ。
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普段より写真が少ないことでお察しを。

ーーー続く


wassho at 23:44│Comments(0) お花畑探訪 

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