2021年03月18日

亀戸天神で2021年のラスト観梅 その2

今年最後の梅の花クローズアップ。

こういう濃いピンク色のウメには、雄しべにも色が付いていることがある。
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ピンクあれこれ。
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ごく一部だけピンクの混ざった白梅。
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平安時代の源平合戦で源氏が白い旗、平氏が赤い旗を用いていたことから、1本の木に白と赤の花が咲くことを源平咲きという。その中で1つの花に白と赤がミックスされている場合、布の絞り染めのような模様になるので「絞り」とか「絞り咲き」などと呼ばれる。

モモ、ツツジ、ツバキなどでは割と多いが、
ウメの絞りは初めて見た。ちょっとうれしい(^_^)
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でもこれは色がかなり薄いし、もともと梅の花は小さいし、
モモなどの絞りと較べるとかなり地味かな。

参考までにモモ(上)とツツジ(下)の絞り。
モモ源平咲き

ツツジ源平咲き




普通の白梅。
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これは私が苦手な、雄しべが鼻毛のように思えてしまうタイプ。
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いつもバカボンのパパを思い出す(^^ゞ
彼のはヒゲという設定らしいが。
バカボンのパパ



それとは逆に雄しべが美しいタイプ。おそらくこれは亀戸天神に来る途中に寄り道した、亀戸中央公園に咲いていたのと同じ品種。
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太鼓橋を背景にウメの見納め。
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東門から入ったが帰りは正面の鳥居から。
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鳥居には亀戸天満宮と掲げられている。
この神社の名前は亀戸天神社なのにナゼ?
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公式ホームページによると

    古くはご本社にあたります九州太宰府天満宮に対して東の宰府として
   「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」と称されておりましたが、
    明治6年に東京府社となってより亀戸神社と号し、昭和11年に現在の
    亀戸天神社と正称いたしました。

とのこと。しかし鳥居にある「東宰府 亀戸天満宮」は、そのどれにも当てはまらないのだけれど? ナゾ それにこの神社は空襲でほぼ消滅して戦後に再建されている。つまりこの鳥居が建った時は既に亀戸天神社だったわけで、ますますナゾ

さて元々は菅原道真の祟りを鎮めるために建てたのが、九州の太宰府や京都の北野にある天満宮の始まり。それで「宮」と付くのは天皇や皇室にまつわる人物を祀っている格が高いとされる神社なのだが、道真の怨霊にビビった朝廷が「宮」扱いして天満宮となった。ちなみに天満とは道真を神様とした「天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)」というネーミングから来ている。まあ戒名みたいなもの。天神社というのも同じ由来。

明治になって国家神道としての統制が始まり、やはり「宮」は天皇や皇室にまつわる人物を祀っている神社だけとされ、太宰府天満宮は太宰府神社に、北野天満宮は北野神社に変更となる。そして戦後にその規制がなくなり天満宮に戻したという歴史がある。

亀戸天神も同じ流れだが、戦後に天満宮に戻さなかった理由は記されていなかった。


参道から鳥居を眺める。
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藤の花のシーズンの時、この場所はとても混雑していたから、やはり亀戸天神は梅より藤なのだと思う。


亀戸天神の最寄りは錦糸町駅か亀戸天神駅。徒歩10分ちょっとでほとんど差はない。今回は亀戸駅に向かった。錦糸町は何度かあるが亀戸の駅は利用したことがないという単純な理由から。

しばらく東に歩いて右折して商店街通りに入る。
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歩行者天国になっていた。何となくラッキーな気分。
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どこでもローアングルで撮りたがる悪い癖。
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しかし東京の歩行者天国と言えば、もう銀座、新宿、秋葉原しか残っていないと思っていた。ネットで「歩行者天国 東京」と検索してもそれしか出てこない。やっぱりネットは当てにならないなと思って、念のため警視庁のホームページも確認すると、
歩行者天国

同じく銀座、新宿、秋葉原しか載っていない!
ということは亀戸は無法地帯か?(^^ゞ


歩行者天国は駅前の交差点まで続いていた。
コロナがなければ大道芸なども催されているようである。
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ブログにするのがずいぶんと遅くなったが、2月20日から23日にかけて、アチコチに出かけてきた「早春の花見6.5連発」はこれにて終了。

ウメと河津桜とたくさん見られて楽しかった。東京ではあと1週間もしないうちにソメイヨシノも見頃を迎えそうである。白いサクラはあまり好きじゃないけれど、どうせまた見に出かけるんだろうな。


おしまい

wassho at 22:56│Comments(0) お花畑探訪 

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