2021年06月22日
マグネシウムをお風呂に入れてみたら
3年ほど前にセスキという薬剤をお風呂に入れて温泉気分を楽しんでいることを書いた。それからしばらくしてマグネシウム(の粒)をお風呂に沈めておくと、水がアルカリイオン水になってイイ感じだし、また洗浄効果もあるので洗濯機で使っている人も多いーーーというような話を聞いた。
セスキに満足していてあまり関心が無く、すっかりそんな話も忘れていたが、今年のゴールデンウィークの頃に思い出すことになる。なぜなら
「洗たくマグちゃん」効果に裏付けなし 消費者庁が措置命令
シリーズ累計500万個売れた人気商品
とのニュースが流れたから(^^ゞ
その「洗たくマグちゃん」というのがマグネシウム粒を洗濯機に入れて使う商品である。これについては「洗たくマグちゃん 消費者庁」などで検索すればたくさんヒットするので興味があれば調べて欲しい。
パッケージにある「消臭+洗浄+除菌」について消費者庁から明確に否定されたわけだが、そんなことは別にどうでもよかった。私の関心事は「お湯がイイ感じ」になるかどうかだけである。
セスキがイイ感じに思えるのはお湯がアルカリ性になって、少しヌメッとした感触になり、それが肌当たりの柔らかさを感じるから。マグネシウムは「水に入れると水と反応して、水素ガスを発生しながら水酸化マグネシウムに変わる〜水酸化マグネシウム水溶液はアルカリ性を示す」とのこと。化学変化の理屈はよく理解していないが、要はマグネシウムによるアルカリ性がセスキのそれと較べてどうなのか。
いったん興味が湧くと確かめずにはいられない性分で(^^ゞ
洗たくマグちゃんを製造しているのは宮本製作所という会社。お風呂用としてもバスマグというマグネシウム150gを詰めた商品を2個セットで販売している。
公式通販サイトでの値段は1万4080円。たか!
しかし同じものがAmazonだとほぼ半額の7600円で売られていたりする。Amazonでも公式と同じ1万4080円のものもあるから7600円のはパチものかなあ?
それはさておき7600円でも効果があるかどうかわからないものに支払うには高い。それでどうしたかというとーーーマグネシウムで洗濯したりする人はけっこういるらしく、こういうマグネシウム単体のものが売られている。
こちらなら400gで1380円。
それを100円ショップで買ってきた小さな洗濯ネットにいれて湯船にドボンと。マグネシウムが水に反応するには時間がかかるらしいので、空の湯船に置いてからお湯を張っている。
それで結果はどうかというと、お湯は確かにアルカリ性になったのか少しヌメッとする。ただしその変化はセスキを入れたお湯と較べたらごく僅か。セスキと同レベルにするにはマグネシウムが3kgくらい必要かな。
というわけで温泉気分に浸りたいならマグネシウムよりセスキという、1380円+100円を投資した甲斐のない結論になってしまった。
でもその金額で、思い立ってから試してみるまで、どうなるんだろうかと数日はワクワクできたからヨシなのだ。
wassho at 21:57│Comments(0)│