2021年07月06日

バナナ味で歯みがき その2

前回に書いたように、現在バナナ味の歯みがきがあるのはライオンのチェックアップというブランドのみ。このブランドは歯科医院販売商品という建前なのでドラッグストアでは売っていない。しかしAmazonなどの通販では歯科関係者でなくても誰でも買えるという「本音と建前は別」の見本みたいな商品でもある。

というわけでAmazonで購入。
あまり深く考え得ないで注文したのだが届いた歯みがきを見て驚いた。
小さっ!
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左にあるのは普段から使っている、たまたま同じチェックアップブランドの商品で135g入り。これが一般的な歯みがきの大きさ。対してバナナ味は60gしかない。幼児が使うものだからサイズを小さくすることに合理性はあるが、価格がとても割高で

    135gのチェックアップ・スタンダードが461円
    60gのチェックアップ・バナナ味は580円

なのである。グラムあたりの単価を計算すると

    チェックアップ・スタンダード:3.4円
    チェックアップ・バナナ味:9.7円

となり3倍近くにもなる。

またチェックアップ・スタンダードもそこそこ高い商品なので、ボリュームゾーンの歯みがきが350円だとすればグラムあたり2.7円となり、それと比較すれば3.6倍という計算。この分野に詳しくないが、どうしてこんなに高いのだろう。私が使っていた鉄腕アトムやジャングル大帝の歯みがきも高かったのかな。


それはさておき、
キャップを開けて匂いを嗅ぐ。本物のバナナとはちょっと違う、あの懐かしい「歯みがきのバナナの香り」がする。ヤッター\(^o^)/ 求めていたのはコレである。

と思ったのもつかのま、歯ブラシに取り出してビックリ。
バナナ色じゃなくて透明!
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パッケージに gel すなわちジェルと表記されているのは認識していたが、こういうことを意味していたのか。

ところでジェルの定義はけっこう難しくて

   ジェルとは、物質が高い粘性を持って流動性を失い、固体・半固体になったもの
   である。液体のような柔軟性と固体のような弾力を持ち、潰れやすい。

   ジェルには「ゼリー状の」という意味がある。ドイツ語では「ゲル」。
   日本語では「粘質」。

とか

   分散系の一種で、ゾルと同じく液体分散媒のコロイドに分類されるが、そのうちで、
   固体状のものを指す。日本語で「凝膠体」と呼ぶこともある。

などと解説されている。

それに従い「液体のような柔軟性と固体のような弾力」を持つものがジェルならば、普通の歯みがきだってジェルではないのか? よくわからないがトイレタリーや化粧品分野でジェルという場合は上記に加えて「透明や半透明」という条件が含まれているような気もする。


ところでこのバナナ味ジェル、あまり粘着度合いが高くなく「透明なんだ」と珍しがって歯ブラシを少し回転させながら眺めていたら、ブラシ面から滑り落ちてしまった(/o\)

本当は黄色い色をしていて欲しかったが、それはともかくコレで歯みがきをすると子供の頃と同じく口の中がバナナ味になって満足。ついでに書いておくと歯みがき後に甘ったるさが残ることはないよ。それにしても私はどうして突然にこんなことをしたくなったのだろう。我ながらナゾ

ちょっと割高な商品ではあるけれど、僅かな金額で幼い頃に一瞬とはいえタイムスリップできるから、たまに子供歯みがきを使うのはお勧め。ちなみに私は他のグレープ、いちご、メロン、桃、リンゴ味も制覇するつもりである(^^ゞ


おしまい

wassho at 23:04│Comments(0) 生活、日常 

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