2021年07月11日
正しい座り方をすれば高級チェアは不要かも
医者に診てもらったことはないものの、おそらくは人より骨盤が後傾していて、本来の私は背中が反り返ってお腹が突き出たような姿勢である。それを矯正するための「コマネチ・メソッド」を編み出したことをずいぶんと昔に書いた。
もうコマネチするのは習慣というか無意識のうちにやっていることなので、現在は上半身が後ろに傾いてはいない。コマネチ・メソッドによって姿勢の問題は解決したといえる。
しかし、残念ながらそれは立っているか歩いている場合に限定されてしまう。座っているとどうしても骨盤が後傾して、だんだんとお尻の位置が前にずれて、それにともなって背中が後ろに倒れてしまう。それはいわばくつろいだポジションであり、ビジネスの場などでは相手に失礼な態度に見えてしまうのが悩みの種。
それを避けるためには何度も座り直す必要がある。ひょっとしたら落ち着きのないやつだと思われているかも知れない。普段は意識しなくてもコマネチできるのに、なぜか座っている場合はコマネチを心掛けてもすぐにその状態が解けてしまう。
もう半分諦めてはいたが、先日見たテレビで解決のヒントを得た。番組は座り方と姿勢や体調の関係についてかなり幅広く扱った内容。その中でサラッと紹介されていたことに閃くものがあったのだ。
それは椅子に座る時は座面の最も奥、背もたれと交わるところに腰骨が位置するように座るのが正しい座り方というもの。
デスクチェアでやってみる。
骨盤がまっすぐに立って、その上に背骨が乗っている感じがする。背骨が伸びたいい姿勢をとっているのに、背中のどこにも力みを感じずとても楽である。もう一度書きたいくらいとてもとても楽! なおイラストと違って背中は背もたれにはまったく触れない(腰の後ろは触れている)。
そしてこれの素晴らしいところは、骨盤が椅子の深い場所にロックされるようになるからなのか、先ほど書いたように前にずれてこないこと。何時間でもこの姿勢をキープできそうである。
アーロンチェアに代表される高級ビジネスチェアを使っていたこともあったけれど、実はそれほどメリットを感じていなかった。何となく座り心地がいいとは感じても、身体の楽さや疲れない度合いにおいて普通のビジネスチェアとあまり変わりがないように思えて。
それは私の座り方が悪かったのかも知れない。しかしこの最も奥で座るメソッドを実践するなら背もたれはほとんど不要だし、高級ビジネスチェアといっても座面そのものが飛び抜けて優れているということはないので、他のビジネスツールに投資するほうがいいかもしれない。(高級ビジネスチェアは20万円前後)
ソファでも試した。
デスクチェアと較べてソファは座面が長いので一番奥には座りにくいが、いったんそこに骨盤が収まってしまうとデスクチェア以上の楽ちんワールドが待っている。
デスクチェアと違ってデスクでキーボードを打ったり字を書いたりということはないので、背中は自然と背もたれにもたれかかる。その時、普段より背中全体でもたれかかる、表現を変えれば背もたれが背中全体を支えている感触がある。
通常はソファ座面の真ん中あたりに座るから、背もたれと接するのは背中の一部。つまり最も奥で座るメソッドでは同じ体重をより広い面積で支えるので、圧力が低くソフトに感じるのだと思う。加えて先ほど書いたように骨盤の上に背骨が正しく乗って力みがないので、普通の座り方と較べて楽ちんさが2乗になる感じ。
ソファでもお尻が前にずれてくることはない。そしてこの最も奥で座るメソッドのもうひとつのメリットは、これはデスクチェアでも同じであるのだが、なぜか足を組む気がしないということ。足を組むのは身体の骨格を歪ませる要因になる。私はつい組んでしまうのでこれはとても助かる。
ただしデメリットもある。
ソファで試してもらえればわかるが、この座り方はとても楽なんだけれど、何となくかしこまったというかカチッとした座り方である。だから身体はすごく楽だと感じているにもかかわらず、テレビなどを見ている場合は、どうしてももっとダラケた姿勢を取りたくなってしまう(^^ゞ ダラケた姿勢というのはソファの座面の前方にお尻を下ろして背もたれに寝転ぶような座り方である。気分的にリラックスできても、そちらの方が身体に負担があるのがわかっているから心の中で葛藤が始まるのだ。
次のデメリットは悩ましい。
ビジネスの場でこの座り方はちょっと難しいかも知れない。だいたいソファというのはそんなに奥深く座るものじゃない。まだ自宅でしか試しておらず他人の評価を得ていないが、ソファには浅く腰掛けるというビジネスマナーは横に置くとしても、何となく座る位置が奥過ぎて滑稽に見えるような気もする。ビジネスの場でのソファでだんだんとのけぞってしまうのが悩みだったので、それが解決できないのなら残念。
最後のデメリットは特にソファで感じるのであるが、深い位置に座るので、それだけ太ももが座面に多く触れるというか押しつけられるようになり、圧迫感があって僅かながら血の巡りが悪くなっている感じがする。それと連動して、これは男子限定ではあるが、座った時にチンポジの修正が必要になることが多い(^^ゞ
コマネチ・メソッドには絶対の自信を持っているが、この最も奥で座るメソッドはその75%位かな。ただし前者が骨盤が後傾している人限定なのに対して、後者にはより一般性があるかなとも思う。
今このブログを座って読んでいるなら、
とりあえず椅子やソファの一番奥に座り直してみて。
もうコマネチするのは習慣というか無意識のうちにやっていることなので、現在は上半身が後ろに傾いてはいない。コマネチ・メソッドによって姿勢の問題は解決したといえる。
しかし、残念ながらそれは立っているか歩いている場合に限定されてしまう。座っているとどうしても骨盤が後傾して、だんだんとお尻の位置が前にずれて、それにともなって背中が後ろに倒れてしまう。それはいわばくつろいだポジションであり、ビジネスの場などでは相手に失礼な態度に見えてしまうのが悩みの種。
それを避けるためには何度も座り直す必要がある。ひょっとしたら落ち着きのないやつだと思われているかも知れない。普段は意識しなくてもコマネチできるのに、なぜか座っている場合はコマネチを心掛けてもすぐにその状態が解けてしまう。
もう半分諦めてはいたが、先日見たテレビで解決のヒントを得た。番組は座り方と姿勢や体調の関係についてかなり幅広く扱った内容。その中でサラッと紹介されていたことに閃くものがあったのだ。
それは椅子に座る時は座面の最も奥、背もたれと交わるところに腰骨が位置するように座るのが正しい座り方というもの。
デスクチェアでやってみる。
骨盤がまっすぐに立って、その上に背骨が乗っている感じがする。背骨が伸びたいい姿勢をとっているのに、背中のどこにも力みを感じずとても楽である。もう一度書きたいくらいとてもとても楽! なおイラストと違って背中は背もたれにはまったく触れない(腰の後ろは触れている)。
そしてこれの素晴らしいところは、骨盤が椅子の深い場所にロックされるようになるからなのか、先ほど書いたように前にずれてこないこと。何時間でもこの姿勢をキープできそうである。
アーロンチェアに代表される高級ビジネスチェアを使っていたこともあったけれど、実はそれほどメリットを感じていなかった。何となく座り心地がいいとは感じても、身体の楽さや疲れない度合いにおいて普通のビジネスチェアとあまり変わりがないように思えて。
それは私の座り方が悪かったのかも知れない。しかしこの最も奥で座るメソッドを実践するなら背もたれはほとんど不要だし、高級ビジネスチェアといっても座面そのものが飛び抜けて優れているということはないので、他のビジネスツールに投資するほうがいいかもしれない。(高級ビジネスチェアは20万円前後)
ソファでも試した。
デスクチェアと較べてソファは座面が長いので一番奥には座りにくいが、いったんそこに骨盤が収まってしまうとデスクチェア以上の楽ちんワールドが待っている。
デスクチェアと違ってデスクでキーボードを打ったり字を書いたりということはないので、背中は自然と背もたれにもたれかかる。その時、普段より背中全体でもたれかかる、表現を変えれば背もたれが背中全体を支えている感触がある。
通常はソファ座面の真ん中あたりに座るから、背もたれと接するのは背中の一部。つまり最も奥で座るメソッドでは同じ体重をより広い面積で支えるので、圧力が低くソフトに感じるのだと思う。加えて先ほど書いたように骨盤の上に背骨が正しく乗って力みがないので、普通の座り方と較べて楽ちんさが2乗になる感じ。
ソファでもお尻が前にずれてくることはない。そしてこの最も奥で座るメソッドのもうひとつのメリットは、これはデスクチェアでも同じであるのだが、なぜか足を組む気がしないということ。足を組むのは身体の骨格を歪ませる要因になる。私はつい組んでしまうのでこれはとても助かる。
ただしデメリットもある。
ソファで試してもらえればわかるが、この座り方はとても楽なんだけれど、何となくかしこまったというかカチッとした座り方である。だから身体はすごく楽だと感じているにもかかわらず、テレビなどを見ている場合は、どうしてももっとダラケた姿勢を取りたくなってしまう(^^ゞ ダラケた姿勢というのはソファの座面の前方にお尻を下ろして背もたれに寝転ぶような座り方である。気分的にリラックスできても、そちらの方が身体に負担があるのがわかっているから心の中で葛藤が始まるのだ。
次のデメリットは悩ましい。
ビジネスの場でこの座り方はちょっと難しいかも知れない。だいたいソファというのはそんなに奥深く座るものじゃない。まだ自宅でしか試しておらず他人の評価を得ていないが、ソファには浅く腰掛けるというビジネスマナーは横に置くとしても、何となく座る位置が奥過ぎて滑稽に見えるような気もする。ビジネスの場でのソファでだんだんとのけぞってしまうのが悩みだったので、それが解決できないのなら残念。
最後のデメリットは特にソファで感じるのであるが、深い位置に座るので、それだけ太ももが座面に多く触れるというか押しつけられるようになり、圧迫感があって僅かながら血の巡りが悪くなっている感じがする。それと連動して、これは男子限定ではあるが、座った時にチンポジの修正が必要になることが多い(^^ゞ
コマネチ・メソッドには絶対の自信を持っているが、この最も奥で座るメソッドはその75%位かな。ただし前者が骨盤が後傾している人限定なのに対して、後者にはより一般性があるかなとも思う。
今このブログを座って読んでいるなら、
とりあえず椅子やソファの一番奥に座り直してみて。
wassho at 09:58│Comments(0)│
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