2021年07月24日
東京オリンピック開会式あれこれ
せっかく東京でオリンピックが開催されるのに、コロナのせいで無観客になって相当にガッカリである。だって次の機会がいずれまた訪れるとしても、年齢的に私はもう(^^ゞ もっともチケットは、あまりオリンピックらしさを味わえないマイナーな競技しか当選していなかったのであるが。(でもダフ屋を使えばと小声で)
昨日は20秒ほど時間をロスしているうちにブルーインパルスのスモークが消えてしまい悔しい思いをしたが、開会式はしっかりとテレビで観た。
とりあえず一番よかったことと、
一番残念だったことの2つから書いておきたい。
一番よかったというかポイントが高かったのは座席の色である。開会式を観た人なら納得してもらえるだろうし、観ていない人は「何を言い出すのか」と思うかも知れない。
無観客のサッカーや野球の試合は(テレビで)観たことはあるが、開会式という一種の祭りみたいなものを無観客で行うとどうなるのだろう、ガラガラのスタンドを写さないようにカメラはできるだけ寄り気味で撮影するのだろうかーーーなどと心配半分・興味半分だったのだが、
えっ、満席やん!
上の写真はクリックで拡大してもパッと見には無観客に見えない。
もう少し近づいた写真ではこうなっている。
座席に何色かの色が付けられ、それがモザイクのような視覚的効果を生んで空席には見えにくい仕掛けになっている。
なるほど上手く考えたものだ、布か紙で座席を覆ったのだな。辞任や解任続きの開会式制作チームもやるときはやるじゃないかとテレビを観ている時は思っていたがーーー
実は新しい国立競技場の座席はもともとこういう色で作られている。
目的はまさに空席を目立たないようにするためで、海外のスタジアムではよく使われる手法らしい。東京ドームなどの座席は単色だけれど、日本で他に導入しているところはあるのかな。スポーツもそうだがコンサートなんかでも観客が少なければテンションが下がるから、これは文武両方にプレーヤーファーストな配慮かも知れない。なおかつコスト的には単色とほとんど変わらないと思われるから実に素晴らしいアイデアである。
さらに
モザイク効果に加えて色つきのライティングで見事に無観客ぽさが消し去られていた。
ここまで来ると詐欺レベル?
もちろん歓声や声援のなさまでは隠せないが。
しかし会場の一部にモザイクではなく赤い色をしている場所もあった。
どうしてここだけ?空席が目立つじゃない?と思ったが、写真をよく見るとこのエリアにはけっこう人がいる。調べてみたら記者席らしい。赤いのはテーブルが設置されているのだろうか(写真を拡大しても不鮮明でよくわからない)。
それにしても記者席がこんなに広いエリアだとは思っていなかった。マスコミのためのオリンピックかよと思わなくもないが、このおかげで全世界の人がオリンピックを楽しめるのだから仕方ないか。
まあとにかくガラーンとした会場で寂しい開会式になるのではと心配していたが、モザイク座席のおかげでそんな雰囲気を感じることはなくてメデタシめでたし。
開会式で一番よかったのが座席の色だったということは、
式典そのものには相当批判的なのか?
まあそれは何ともいえないところではあるのだが、
次は「あくまで個人の感想です」と言い訳を付けて一番残念だったことを。
開会式ではもちろん各国選手団の入場行進がある。その先頭には国名を記したプラカードを掲げた若いオネエちゃんがーーーいると思っていたら。
さすがに一番最初に入場してくるギリシャではそれなりの人選だったが、
それ以外ではメンズだったり、
オバチャンだったりすることも。
テレビの解説では「この時代は多様性が大事なので云々〜」つまり若いオネエちゃん、キレイなオネエちゃん以外の人もプラカードを持って行進に参加していますというようなことを言っていた。
多様性あるいはダイバーシティとは最近よく聞くキーワードである。もちろん大切なことは百も承知しているが、それがプラカードを持つ人にまで反映される社会はイヤや(^^ゞ というのが正直な気持ち。さらに言えば今回はマスクで顔が隠れていて助かったかな。何でもかんでも平等にすればいいってものじゃない。
ところで今回の開会式はゲーム、アニメ、漫画といった日本のサブカルチャーをかなりフューチャーした演出となっている。それでプラカードだって漫画の吹き出しを模したデザインになっているくらい。日本の売りはサブカルしかないのかと少し寂しくも思うが、
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
そこまでサブカル推しならばアイドルをプラカード担当にすればよかったのに。こんな雰囲気の人がいっぱいいて(参加している=プラカードが必要なのは205の国や団体)プラカードを掲げるだけでなく何かパフォーマンスもすれば楽しかったと思うけど。
もっとも日本的なアイドルがワールドワイドに受け入れられる・理解されるかというと、ちょっと疑問なところもあるから、やっぱりここはコスプレーヤーに登場願おうか。コスプレなら意味はわからなくてもインパクトは抜群だし楽しさも伝わる。付け加えれば老若男女のキャラクターがあってダイバーシティだし。
もちろん権利関係の調整はたいへんかも知れないが、7年間も準備期間があったし開会式だけで165億円の予算なのだから金がなくてできないということはなかったはず(←いろいろと含むところがある表現となっています)。次のオリンピックを企画する人は参考にしてね。
ちなみに前回の東京オリンピックは1964年だったから、2020年計算で今回は56年ぶり。いっぽう冬季オリンピックは札幌が1972年で1998年なので26年後ということになる。そのペースで次回がやってくれば何とか観られるかも知れない。いや、やはり諦めてパリかロサンゼルスに行くべきかだろうな。
ーーー続く
オリンピック期間中に開会式のネタが終わるか心配である(^^ゞ
昨日は20秒ほど時間をロスしているうちにブルーインパルスのスモークが消えてしまい悔しい思いをしたが、開会式はしっかりとテレビで観た。
とりあえず一番よかったことと、
一番残念だったことの2つから書いておきたい。
一番よかったというかポイントが高かったのは座席の色である。開会式を観た人なら納得してもらえるだろうし、観ていない人は「何を言い出すのか」と思うかも知れない。
無観客のサッカーや野球の試合は(テレビで)観たことはあるが、開会式という一種の祭りみたいなものを無観客で行うとどうなるのだろう、ガラガラのスタンドを写さないようにカメラはできるだけ寄り気味で撮影するのだろうかーーーなどと心配半分・興味半分だったのだが、
えっ、満席やん!
上の写真はクリックで拡大してもパッと見には無観客に見えない。
もう少し近づいた写真ではこうなっている。
座席に何色かの色が付けられ、それがモザイクのような視覚的効果を生んで空席には見えにくい仕掛けになっている。
なるほど上手く考えたものだ、布か紙で座席を覆ったのだな。辞任や解任続きの開会式制作チームもやるときはやるじゃないかとテレビを観ている時は思っていたがーーー
実は新しい国立競技場の座席はもともとこういう色で作られている。
目的はまさに空席を目立たないようにするためで、海外のスタジアムではよく使われる手法らしい。東京ドームなどの座席は単色だけれど、日本で他に導入しているところはあるのかな。スポーツもそうだがコンサートなんかでも観客が少なければテンションが下がるから、これは文武両方にプレーヤーファーストな配慮かも知れない。なおかつコスト的には単色とほとんど変わらないと思われるから実に素晴らしいアイデアである。
さらに
モザイク効果に加えて色つきのライティングで見事に無観客ぽさが消し去られていた。
ここまで来ると詐欺レベル?
もちろん歓声や声援のなさまでは隠せないが。
しかし会場の一部にモザイクではなく赤い色をしている場所もあった。
どうしてここだけ?空席が目立つじゃない?と思ったが、写真をよく見るとこのエリアにはけっこう人がいる。調べてみたら記者席らしい。赤いのはテーブルが設置されているのだろうか(写真を拡大しても不鮮明でよくわからない)。
それにしても記者席がこんなに広いエリアだとは思っていなかった。マスコミのためのオリンピックかよと思わなくもないが、このおかげで全世界の人がオリンピックを楽しめるのだから仕方ないか。
まあとにかくガラーンとした会場で寂しい開会式になるのではと心配していたが、モザイク座席のおかげでそんな雰囲気を感じることはなくてメデタシめでたし。
開会式で一番よかったのが座席の色だったということは、
式典そのものには相当批判的なのか?
まあそれは何ともいえないところではあるのだが、
次は「あくまで個人の感想です」と言い訳を付けて一番残念だったことを。
開会式ではもちろん各国選手団の入場行進がある。その先頭には国名を記したプラカードを掲げた若いオネエちゃんがーーーいると思っていたら。
さすがに一番最初に入場してくるギリシャではそれなりの人選だったが、
それ以外ではメンズだったり、
オバチャンだったりすることも。
テレビの解説では「この時代は多様性が大事なので云々〜」つまり若いオネエちゃん、キレイなオネエちゃん以外の人もプラカードを持って行進に参加していますというようなことを言っていた。
多様性あるいはダイバーシティとは最近よく聞くキーワードである。もちろん大切なことは百も承知しているが、それがプラカードを持つ人にまで反映される社会はイヤや(^^ゞ というのが正直な気持ち。さらに言えば今回はマスクで顔が隠れていて助かったかな。何でもかんでも平等にすればいいってものじゃない。
ところで今回の開会式はゲーム、アニメ、漫画といった日本のサブカルチャーをかなりフューチャーした演出となっている。それでプラカードだって漫画の吹き出しを模したデザインになっているくらい。日本の売りはサブカルしかないのかと少し寂しくも思うが、
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
そこまでサブカル推しならばアイドルをプラカード担当にすればよかったのに。こんな雰囲気の人がいっぱいいて(参加している=プラカードが必要なのは205の国や団体)プラカードを掲げるだけでなく何かパフォーマンスもすれば楽しかったと思うけど。
もっとも日本的なアイドルがワールドワイドに受け入れられる・理解されるかというと、ちょっと疑問なところもあるから、やっぱりここはコスプレーヤーに登場願おうか。コスプレなら意味はわからなくてもインパクトは抜群だし楽しさも伝わる。付け加えれば老若男女のキャラクターがあってダイバーシティだし。
もちろん権利関係の調整はたいへんかも知れないが、7年間も準備期間があったし開会式だけで165億円の予算なのだから金がなくてできないということはなかったはず(←いろいろと含むところがある表現となっています)。次のオリンピックを企画する人は参考にしてね。
ちなみに前回の東京オリンピックは1964年だったから、2020年計算で今回は56年ぶり。いっぽう冬季オリンピックは札幌が1972年で1998年なので26年後ということになる。そのペースで次回がやってくれば何とか観られるかも知れない。いや、やはり諦めてパリかロサンゼルスに行くべきかだろうな。
ーーー続く
オリンピック期間中に開会式のネタが終わるか心配である(^^ゞ
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