2021年07月26日
東京オリンピック開会式あれこれ その3
スケートボードで堀米雄斗と西矢椛の両選手が金メダルを獲得!
誠にメデタシ。ただし、このストリートという種目は階段の手すりにスケボーで飛び乗って滑り降りたりするもの。それが難しいことは想像できるとしても「決まったー!」とアナウンサーが叫ぶシーンでも「どこがすごかった」のかよくわからず。ということで必然的にまったく感動・感激できなくてーーー
でも「ケッ! 昭和生まれが」と言われたくないから、
そんな気持ちは胸にしまっておくことにしよう(^^ゞ
さて開会式について
一番よかったこと
一番残念だったこと
一番惜しかったこと
を書いてきたが、今回は一番改善して欲しいことについて。
前回に書いたようにオリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
23日に行われた開会式については批判的な意見が多いように思えるが、それでも開会式を観た人はそれなりに楽しめたと思う。なぜなら開会式で一番長い時間を占めるのは2の選手の入場行進であり、それが持っている本質的な価値や楽しさが、他のメニューにマイナスがあっても、かなりの部分を帳消しにしてくれるから。
逆にいえば4だけのイベントだったら暴動が起きていたかもね(^^ゞ
開会式の放送が始まって40分ほどが経ち、イマイチ盛り上がらないショーの内容に退屈しだした頃、選手の入場行進が始まった。
先頭は伝統にしたがってオリンピック発祥国のギリシャ。その次が難民選手団だった。このカテゴリーができたのは前回のリオデジャネイロから。会場ではスタンディングオベーションで彼らを迎え入れたと記憶する。今回は無観客となって声援すらないのが残念。
その後は国名のアイウエオ順でアイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アメリカ領サモア、アメリカ領ヴァージン諸島、アラブ首長国連邦、アルジェリアと続く。
国名は知っていてもほとんど馴染みのない国々の人達である。彼らの姿を見ているうちに、コロナのことはちょっと脇に置いておいて、とりあえず世界中から集まれてよかったよなあという気分になってきた。それにオリンピック出場を勝ち取った選手の晴れ姿を見ていると、こちらまでうれしくなってくる
ちなみにアンティグア・バーブーダとかギニアビサウなどの知らない国名を聞くのもオリンピック開会式の楽しみのひとつ。全部で10カ国ほどあった。多分これまでのオリンピックで聞いているはずだけれど忘れちゃっている(^^ゞ
というわけで選手が歩いているだけなのに、
下手なショーよりはるかに満足度の高いのが入場行進。ただしーーー
やっぱり長い、長すぎる
なんたって出場する国や団体は205もある。開催国としてトリを務めた日本の選手団が入場し終えたのが放送開始から2時間40分後。つまり入場行進に要した時間は2時間。いくら楽しくてもさすがに後半は飽きてくる。
先に入場し終えた選手も座り込んだり寝転がったり。
選手団が入場する間隔は基本が30秒で、大人数の選手団の場合は1分ほどを取っているようだった。仮にすべてが30秒間隔でも205選手団あるから1時間43分かかる。
入場行進の時間を短縮するには理論的に3つしか方法がない。
1)入場行進に参加できる人数を減らす。
→君は開会式に参加できませんとオニのような宣告はできない。
2)アスリートなんだから走って入場させる。
→理屈としては成立するが、どう考えても無理がある。
というわけで残る方法は1つだけ。
ほとんどの国の入場行進のスタイルはこんな感じ。
つまり隊列は縦長に伸びている。
ただし横長に隊列を組んでいる国もある。
この場合は12列縦隊くらい。(横に長いのは横隊で数えるべきだが比較のため縦隊で)
3)つまりこのように隊列を横長にすれば短い間隔で入場させられる。
日本選手団は大人数で5列縦隊なので超縦長。これは選手間で2メートルの間隔を取るというコロナ対策ルールも影響していると思われる。
アメリカと中国はともに12〜14列縦隊。
コロナルールはあまり気にしていないみたい。
アメリカなどの写真を見ると、既にかなり横長の隊列を組んでいるようにも思えるが、
それでも会場の広さを考えれば、もっと横長に展開できる。
中央に設けられたグレー色のゾーンのうち上下を人で囲まれた内側が選手が行進するところ。それを例えばグレゾーンのすべてを使うようにすれば、今の倍の25列縦隊くらいで行進できるはず。
日本の選手団は582人(競技日程の都合で開会式に参加しない選手もいるし、入場行進に加わる関係者もいるけれど、とりあえずの数字として)。これで5列縦隊だと長さは116列になるが、25列縦隊なら23列で済む。こういうふうにしてどんどんと間隔を詰めて入場行進に要する時間を短縮すべき。ほとんどの国は1列で足りるんじゃないかな。またもっと少人数で参加している国なら3〜4カ国を同時に入場させればいい。
とりあえず「目指せ、入場行進1時間以内!」で、お願いしたいかな。
ーーー続く
誠にメデタシ。ただし、このストリートという種目は階段の手すりにスケボーで飛び乗って滑り降りたりするもの。それが難しいことは想像できるとしても「決まったー!」とアナウンサーが叫ぶシーンでも「どこがすごかった」のかよくわからず。ということで必然的にまったく感動・感激できなくてーーー
でも「ケッ! 昭和生まれが」と言われたくないから、
そんな気持ちは胸にしまっておくことにしよう(^^ゞ
さて開会式について
一番よかったこと
一番残念だったこと
一番惜しかったこと
を書いてきたが、今回は一番改善して欲しいことについて。
前回に書いたようにオリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
23日に行われた開会式については批判的な意見が多いように思えるが、それでも開会式を観た人はそれなりに楽しめたと思う。なぜなら開会式で一番長い時間を占めるのは2の選手の入場行進であり、それが持っている本質的な価値や楽しさが、他のメニューにマイナスがあっても、かなりの部分を帳消しにしてくれるから。
逆にいえば4だけのイベントだったら暴動が起きていたかもね(^^ゞ
開会式の放送が始まって40分ほどが経ち、イマイチ盛り上がらないショーの内容に退屈しだした頃、選手の入場行進が始まった。
先頭は伝統にしたがってオリンピック発祥国のギリシャ。その次が難民選手団だった。このカテゴリーができたのは前回のリオデジャネイロから。会場ではスタンディングオベーションで彼らを迎え入れたと記憶する。今回は無観客となって声援すらないのが残念。
その後は国名のアイウエオ順でアイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アメリカ領サモア、アメリカ領ヴァージン諸島、アラブ首長国連邦、アルジェリアと続く。
国名は知っていてもほとんど馴染みのない国々の人達である。彼らの姿を見ているうちに、コロナのことはちょっと脇に置いておいて、とりあえず世界中から集まれてよかったよなあという気分になってきた。それにオリンピック出場を勝ち取った選手の晴れ姿を見ていると、こちらまでうれしくなってくる
ちなみにアンティグア・バーブーダとかギニアビサウなどの知らない国名を聞くのもオリンピック開会式の楽しみのひとつ。全部で10カ国ほどあった。多分これまでのオリンピックで聞いているはずだけれど忘れちゃっている(^^ゞ
というわけで選手が歩いているだけなのに、
下手なショーよりはるかに満足度の高いのが入場行進。ただしーーー
やっぱり長い、長すぎる
なんたって出場する国や団体は205もある。開催国としてトリを務めた日本の選手団が入場し終えたのが放送開始から2時間40分後。つまり入場行進に要した時間は2時間。いくら楽しくてもさすがに後半は飽きてくる。
先に入場し終えた選手も座り込んだり寝転がったり。
選手団が入場する間隔は基本が30秒で、大人数の選手団の場合は1分ほどを取っているようだった。仮にすべてが30秒間隔でも205選手団あるから1時間43分かかる。
入場行進の時間を短縮するには理論的に3つしか方法がない。
1)入場行進に参加できる人数を減らす。
→君は開会式に参加できませんとオニのような宣告はできない。
2)アスリートなんだから走って入場させる。
→理屈としては成立するが、どう考えても無理がある。
というわけで残る方法は1つだけ。
ほとんどの国の入場行進のスタイルはこんな感じ。
つまり隊列は縦長に伸びている。
ただし横長に隊列を組んでいる国もある。
この場合は12列縦隊くらい。(横に長いのは横隊で数えるべきだが比較のため縦隊で)
3)つまりこのように隊列を横長にすれば短い間隔で入場させられる。
日本選手団は大人数で5列縦隊なので超縦長。これは選手間で2メートルの間隔を取るというコロナ対策ルールも影響していると思われる。
アメリカと中国はともに12〜14列縦隊。
コロナルールはあまり気にしていないみたい。
アメリカなどの写真を見ると、既にかなり横長の隊列を組んでいるようにも思えるが、
それでも会場の広さを考えれば、もっと横長に展開できる。
中央に設けられたグレー色のゾーンのうち上下を人で囲まれた内側が選手が行進するところ。それを例えばグレゾーンのすべてを使うようにすれば、今の倍の25列縦隊くらいで行進できるはず。
日本の選手団は582人(競技日程の都合で開会式に参加しない選手もいるし、入場行進に加わる関係者もいるけれど、とりあえずの数字として)。これで5列縦隊だと長さは116列になるが、25列縦隊なら23列で済む。こういうふうにしてどんどんと間隔を詰めて入場行進に要する時間を短縮すべき。ほとんどの国は1列で足りるんじゃないかな。またもっと少人数で参加している国なら3〜4カ国を同時に入場させればいい。
とりあえず「目指せ、入場行進1時間以内!」で、お願いしたいかな。
ーーー続く
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