2021年10月06日

タマネギは葉を食べていた!? その2

タマネギは球根だと思っていたら、
植物学的には葉に当たる部分を食べていたという話の続き。

前回に書いたように、タマネギの丸くなった状態を表す鱗茎(りんけい)という言葉をネットで調べた際に、他の野菜についても知ることになった。


その中で最も意外だったのがこの2つ。
サツマイモ

ジャガイモ

「イモはイモやろ」という認識しかなかったが、
なんと正解は、

   サツマイモ=根
   ジャガイモ=茎 (正確には地下にある茎)

とのこと。
根や茎というのもヘェ〜という感じだが、味は違っても同じイモで「物質的には」似たようなものなのに、両者が異なる部位が大きくなったものとは思わなかった。
サツマイモ2

ジャガイモ2

     イラストは https://watami-organic.jp/blog/organic_news/227 から引用


参考までにどこを食べているかの例をいくつか列挙すると

  茎を食べている:アスパラガス、タケノコなど
  根を食べている:サツマイモ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、山芋など
  地下の茎を食べている:ジャガイモ、里芋、しょうが、レンコンなど

他にもブロッコリーやカリフラワーは花のツボミで、畑でそのままにしておくと花が咲くなど、普段は食べる以外にほとんど気にしたことがない野菜について、あれこれと発見があって面白かった。興味があったら「野菜 食べる部分」などのキーワードで検索を。

参考サイトとして1つだけ紹介しておく。

    https://vegetable.alic.go.jp/yasainohimitu/bubun/bubun.htm



さてタマネギは球根だと思っていたわけであるが、
じゃ球根って何?と調べてみるとビックリ!!!!!
ビックリマークを5つ並べるほどのビックリ。

Wikipediaによると、球根とは次の6種類の総称。

 鱗茎(りんけい)=葉が変形・肥大したもの。例:タマネギ
 球茎(きゅうけい)=茎が変形・肥大したもの。例:里芋
 塊茎(かいけい)=短縮した地下茎が変形・肥大したもの。例:ジャガイモ
 根茎(こんけい)=水平方向に伸びた地下茎が変形・肥大したもの。例:レンコン
 塊根(かいこん)=根が変形・肥大したもの。例:サツマイモ
 担根体(たんこんたい)=根でも茎でもないヤマノイモ属に特有の器官。例:山芋

つまりタマネギは球根で間違っていなかったし、ジャガイモやサツマイモも球根。それにゴボウにダイコンやニンジンなどなど多くの野菜が球根ということになる。タマネギは葉を食べているより、ニンジンは球根を食べているほうが事実としては衝撃的かも。

また同じくWikipediaによると、球根とは「園芸や農学分野で用いられる用語」とある。これは植物学としての用語ではないという意味なのかな?


とりあえず
健康のために球根をバランスよく摂りましょう。


おしまい

wassho at 22:54│Comments(0)

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