2021年11月19日

過疎地気分を味わう?

東京タワーや芝公園の付近に時々行くことがある。

自宅からは東急線〜日比谷線〜大江戸線と電車を乗り継ぐわけだが、ある時に路線バスを使えば直行できることに気がついた。ただしバスは電車のようには時刻表通りには来ないから、何となく不安で最初は帰りに利用する程度だった。しかし使ってみると意外に正確に運行されていることが分かり、今では往復ともバスを利用することが多い。

路線バス

パフォーマンス的にも

  バス
   目的地までドア to ドアで40分弱
   運賃 220円

  電車
   目的地までドア to ドアで50分強
   運賃 402円

ーーーとバスの圧勝。
また自宅からバス停までの距離は、駅まで歩くのと較べて1/4ほどの距離。それにほとんどの場合、バスでは空席があって座ってられるといいことずくめ。難点は朝の7時から8時台を除けば1時間に3〜4本しか走っていないこと。


なのでバス会社のホームページにある時刻表をブラウザーにブックマークして、出かける時にバスが来る時刻を確認するようにしていた。それで先日、時刻表を見てみると11時から17時までが空白になっているじゃないか。その時はバス会社のホームページが「落ちている」と思い電車で出かけたのだが、帰ってからもう一度調べてビックリ!

    バスが廃止されていた(>_<)

正確にいうと、その路線は図のAからCを結んでいる。それが11月からAC間をフルに運行するのは午前6時から10時台と午後5時から8時台のみ、それ以外のつまり午前11時から午後4時台はBC間だけの運行になった。私が利用する停留所はAB間にあるのに(/o\)

  A|||||B||||||||||C

AB間を走る他系統のバスに乗ってBに行き、そこでCまで行くバスに乗り換えれば運賃が精算されて(ICカード乗車券で90分以内の場合)220円のままらしいが、先ほど書いたようにバスの本数はそれほど多くないので時間ロスが大きすぎる。またBの停留所までは歩いて行けなくはない距離だけれど駅に行くより遠くなってしまう。

というわけで安くて楽チンなバスを利用する機会は今後大幅に減る見込み。残念!


ところでJRなどが地方の赤字路線をあちこちで廃止していた頃、ニュースで「困ります、生活ができなくなってしまう」という住民のインタビューをよく見たが、まったくの他人事でほとんど気にもしていなかった。それとはかなりレベルが違うとはいえ、まさか東京の渋谷からそう離れていないところに住んで似たような目に遭うとは。

電車やバスの路線が廃止されるのは採算が取れないからであり、それは経済や国力がヘタってきた表れともいえる。自分の乗っていたバスがなくなって「えっ、もうここまで?」という気持ちになった。ひょっとしたら単なる縮小ではなく、路線組み替えで業績向上を狙うバス会社の営業方針かも知れないが。

wassho at 23:26│Comments(0) 生活、日常 

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