2022年01月15日
目黒不動尊で七福神のラストピースを
昨年の元旦に七福神のうち2つにお参りし、だから今年は残りの5つでめでたくコンプリートのつもりで出かけた初詣。しかし道順的に距離が変わらなかったので、昨年に訪れた大円寺にも立ち寄って六福神めぐりになってしまった。2つなら気にならなかったのに、なぜか1つだけ残すのは落ち着かない気分になり1月5日に七福神めぐり第2弾を。向かったのは恵比寿が祀られている目黒不動尊。
このブログでは毎度お馴染みの林試の森公園を抜けていく。
西門から入ったところの広場にはたくさんのプラタナスがある。街路樹のプラタナスは枝が短く剪定されることが多いが、ここのは自然のままの姿。
プラタナスは夏頃から樹皮がはげ落ちる。そのせいで秋には迷彩模様のようになり、冬になると白い姿に。白い樹木といえば私が好きな白樺。でも東京では見られないので冬のプラタナスはその代わりみたいなもの。
そういえば栃木県のハンマーリゾートや長野県の富士見高原リゾートに、白樺の林で咲くユリを見るためにバイクで出かけた。そのメルヘンチックな光景はまだ目に焼き付いている。やむを得ずバイクを降りてそろそろ4年。またブラブラとツーリングしたいなあ。
いつもの池で鴨を眺めて、
この先の右側の広場には河津桜がある。
すでにしっかりとツボミをつけていて、
まさに「冬来たりなば春遠からじ」だなあと思っていたら、
何を勘違いしたか、もう咲いている奴がいた。
昨年、ここで満開の河津桜を楽しんだのは2月22日。
ということは本日からあと1ヶ月と1週間。季節が巡るのは早いね。
東門を抜けて、
左に曲がるとすぐに目黒不動尊の参道案内が現れる。
商店街の外れのようなところを歩き、
次の角をまた左に曲がると、もう山門が見える。
山門到着。
公園の東門からここまでは5分くらい。
山門の裏側に真っ白な狛犬。
ところで狛犬は想像上の動物でイヌじゃないからね。麒麟とキリンがたまたま同じ名前なのと一緒。また仁王像と同じように片方が口を開き、もう一方は閉じているのも意外と知られていない。
目黒不動尊は崖の斜面を利用して建てられており、上と下に敷地が分かれている。
まずは下のエリアから。
元旦に何度も見た看板。
実は目黒不動尊には恵比寿、大黒天、弁財天の3つが祀られている。なのに山手七福神に加盟しているのは恵比寿のみ。そのあたりは色々と他の寺も絡んで大人の事情だろうか。
お堂の前には恵比寿像。
彼は鯛を持っているので見分けやすい。
普通は釣り竿もセットなんだけれど、石像では作りにくかったのかな。
扉の枠で字が見えづらいが、お堂の中は左から大黒天、弁財天、恵比寿の順番でセンターは弁財天だった。山手七福神めぐり的には恵比寿をメインにして欲しいが、大黒天と恵比寿が七福神のツートップだから、それを左右に配してバランスを取ったのだろう。
それはともかく、これで七福神をコンプリート。
また大黒天と弁財天は、山手七福神の他のお寺とダブルでお参りしたことになる。
どちらもお金にまつわるご利益がある神様だから、今年はウハウハになるぜ(^^ゞ
お堂のそばに銭洗いの水。
銭洗い弁天という言葉をよく聞くから、これは弁財天関連かと思いきや「福銭洗い」となっていて弁財天の名前はなし。弁財天だけが目立たないように「忖度」したのかも。
流れてる水を見るとシャッタースピードを上げて、
水滴を止めないと気が済まない性分(^^ゞ
お金は洗わなかったが、指で水に触れるととても温かく感じた。関東平野の井戸水の温度は年間を通して16〜18度といわれる。湧水も同じだろう。ちなみにこの時の気温は8度くらい。後で紹介するが、このお寺は湧水でも有名。
お堂から少し離れたところに大黒天の石像もあった。
馬頭観音の石碑。
紅葉を見に行った殿ヶ谷戸庭園でも、馬頭観音と書かれていた場所に仏像はなかった。
馬頭観音ってそういうものなの?
これは北向き六地蔵と呼ばれるもの。
地蔵が北を向いていれば、お参りする人は南を向くことになる。浄土は南にあって、その正しい方向にお祈りできるよう地蔵が北向きに建っているらしい。また六地蔵とは人が死後に行く世界は6つあるので、各地蔵がそれぞれの世界を担当して人々を救っているということのようだ。
ーーー続く
このブログでは毎度お馴染みの林試の森公園を抜けていく。
西門から入ったところの広場にはたくさんのプラタナスがある。街路樹のプラタナスは枝が短く剪定されることが多いが、ここのは自然のままの姿。
プラタナスは夏頃から樹皮がはげ落ちる。そのせいで秋には迷彩模様のようになり、冬になると白い姿に。白い樹木といえば私が好きな白樺。でも東京では見られないので冬のプラタナスはその代わりみたいなもの。
そういえば栃木県のハンマーリゾートや長野県の富士見高原リゾートに、白樺の林で咲くユリを見るためにバイクで出かけた。そのメルヘンチックな光景はまだ目に焼き付いている。やむを得ずバイクを降りてそろそろ4年。またブラブラとツーリングしたいなあ。
いつもの池で鴨を眺めて、
この先の右側の広場には河津桜がある。
すでにしっかりとツボミをつけていて、
まさに「冬来たりなば春遠からじ」だなあと思っていたら、
何を勘違いしたか、もう咲いている奴がいた。
昨年、ここで満開の河津桜を楽しんだのは2月22日。
ということは本日からあと1ヶ月と1週間。季節が巡るのは早いね。
東門を抜けて、
左に曲がるとすぐに目黒不動尊の参道案内が現れる。
商店街の外れのようなところを歩き、
次の角をまた左に曲がると、もう山門が見える。
山門到着。
公園の東門からここまでは5分くらい。
山門の裏側に真っ白な狛犬。
ところで狛犬は想像上の動物でイヌじゃないからね。麒麟とキリンがたまたま同じ名前なのと一緒。また仁王像と同じように片方が口を開き、もう一方は閉じているのも意外と知られていない。
目黒不動尊は崖の斜面を利用して建てられており、上と下に敷地が分かれている。
まずは下のエリアから。
元旦に何度も見た看板。
実は目黒不動尊には恵比寿、大黒天、弁財天の3つが祀られている。なのに山手七福神に加盟しているのは恵比寿のみ。そのあたりは色々と他の寺も絡んで大人の事情だろうか。
お堂の前には恵比寿像。
彼は鯛を持っているので見分けやすい。
普通は釣り竿もセットなんだけれど、石像では作りにくかったのかな。
扉の枠で字が見えづらいが、お堂の中は左から大黒天、弁財天、恵比寿の順番でセンターは弁財天だった。山手七福神めぐり的には恵比寿をメインにして欲しいが、大黒天と恵比寿が七福神のツートップだから、それを左右に配してバランスを取ったのだろう。
それはともかく、これで七福神をコンプリート。
また大黒天と弁財天は、山手七福神の他のお寺とダブルでお参りしたことになる。
どちらもお金にまつわるご利益がある神様だから、今年はウハウハになるぜ(^^ゞ
お堂のそばに銭洗いの水。
銭洗い弁天という言葉をよく聞くから、これは弁財天関連かと思いきや「福銭洗い」となっていて弁財天の名前はなし。弁財天だけが目立たないように「忖度」したのかも。
流れてる水を見るとシャッタースピードを上げて、
水滴を止めないと気が済まない性分(^^ゞ
お金は洗わなかったが、指で水に触れるととても温かく感じた。関東平野の井戸水の温度は年間を通して16〜18度といわれる。湧水も同じだろう。ちなみにこの時の気温は8度くらい。後で紹介するが、このお寺は湧水でも有名。
お堂から少し離れたところに大黒天の石像もあった。
馬頭観音の石碑。
紅葉を見に行った殿ヶ谷戸庭園でも、馬頭観音と書かれていた場所に仏像はなかった。
馬頭観音ってそういうものなの?
これは北向き六地蔵と呼ばれるもの。
地蔵が北を向いていれば、お参りする人は南を向くことになる。浄土は南にあって、その正しい方向にお祈りできるよう地蔵が北向きに建っているらしい。また六地蔵とは人が死後に行く世界は6つあるので、各地蔵がそれぞれの世界を担当して人々を救っているということのようだ。
ーーー続く
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