2022年02月23日

フレンチプレスならティーポットカバーを使おう

先日、ちょっと小洒落たカフェに入った。私はコーヒー党であるが、お店はどうも紅茶の品揃えが自慢のようだったので、そちらを頼んだ。紅茶はティーポットで運ばれてきて、そのティーポットにはティーポットカバーが被せられていた。それで閃いたのがーーー


自宅で淹れるコーヒーはフレンチプレスと、マキネッタで作ったエスプレッソをお湯で割るカフェアメリカーノであることは以前にも書いた。フレンチプレスは専用の器具を使っていたが、ある時、フレンチプレスの「プレス」は味には関係ないから、別に急須でも同じだということに気づき、その専用器具のパッキンがヘタってからは、こんなティーポットを使っている。

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「熱いコーヒー」という表現がよく使われるせいか勘違いしている人も多いが、コーヒーを淹れるには沸き立ての100度ではなく、少しお湯の温度が下がってから入れたほうがおいしい。もっとも温度はどんな味で淹れたいかという好みとも関わり、また器具によっても変わってくる。温度の話は長くなるので割愛。

さて、
フレンチプレス(私はティーポットだけれど)はお湯を注いでから抽出に3分半から4分ほど掛かる。その間にちょっと冷めてしまうのが難点。かなり低めの温度のお湯にしたときはなおさら。

もうおわかりのように、
ティーポットカバーを使えば、それが改善されるのではというのがカフェでの閃き。

次の日、コーヒーが抽出されるまでティーポットをタオルでグルグル巻きにしてみる。いつもと較べて明確にコーヒーの温度が高い。その効果を確認して、ネットでティーポットカバーを調べてみた。ティーコージーともいうみたい。cozy とは「居心地がよい」で「保温カバー」という意味もある。どうやらティーポットカバーは和製英語のようだ。


基本はティーポットにすっぽりと被せる形。
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カバーをつけたまま注げるようになっているものもある。
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編み物でできたものも多い。
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この編み物タイプを見たときに2度目の閃きが。
別にティーポットカバーを買わなくても、ニット帽でいいんじゃない?
もう使っていないニット帽もあるし。

それでとりあえず被せてみようと思ったものの、人間の頭とティーポットじゃずいぶんと大きさが違う。つまりニット帽じゃ大きすぎる。

そこで3度目の閃き。
100円ショップで子供用のニット帽を買ってきた!
ただし100円ではなく200円したけど。
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大きさはジャストフィット。Amazonや楽天で見たティーポットカバーは3000〜4000円くらいだったから、ずいぶん得をした気分。それにコーヒーをこぼしたりして汚れても200円なら気にせず買い換えられる。もちろん保温効果には満足している。

というわけでフレンチプレスでコーヒーを淹れているなら、ティーポットカバーは絶対のお勧め。多くのフレンチプレスの器具はガラス製で、陶器でできたティーポットより冷めやすいからさらに効果的なはず。


ついでに4度目の閃き。

コーヒーが抽出されるまでの間、ティーポットは台所の流し台に置いている。ウチの台所はステンレス製。ステンレスは鉄などと較べて熱伝導率は低いが、それでも金属だから熱を奪いやすい。そこで台所にあったコルク製の「鍋敷き」の上に載せるようにした。ニット帽ほど劇的ではないにしても、多少はさらなる保温力向上に貢献してくれている。

wassho at 17:16│Comments(0) 生活、日常 

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