2022年03月30日

芦花公園で彼岸桜が満開でビックリ

東京では今まさにサクラ(ソメイヨシノ)が満開を向かえているが、
これは10日ほど前の3月21日のお話。


1月16日から週に3日で合計3万歩の散歩ノルマを自分に課したことは以前に書いた。今のところ2日ほど散歩できない日があったが、それでも週に3万歩はキープできている。そして始めてから2ヶ月ほど経って脚力も回復してきたので、3連休最終日の3月21日にちょっと長めの距離を歩くことにした。

よその地域のことはあまり知らないのだが、私の生活エリアである目黒区や世田谷区には緑道といわれるものがたくさんある。緑道とは緑化の手入れがされた歩道で、通常の道路とは別に住宅地の中を縫うように通っているものが多い。小さな河川にフタをして暗渠(あんきょ=地下河川)としている場合もあって、強度的にクルマは通せないから歩道になっているとも聞く。いずれにせよ散歩にはもってこいの道である。


緑道の長さはまちまちでわずか数百メートルの場合もある。そしてこのあたりでおそらく一番長いのが地図に示した緑道。もし世田谷区あたりに土地勘があるなら、そんなに続くのかと思うかも知れない。
地図

東側からスタートすれば、まず東急田園都市線の池尻大橋駅から目黒川緑道が伸びている。全長約600m。その終点で北沢川緑道と烏山川緑道に分岐する。これらは河川を暗渠にしたものだから、それぞれ元の河川の名前がついている。北沢川緑道は約5km、烏山川緑道は約8km。グルッと一周してスタート地点に戻ると、緑道を通らない2kmほどの部分も含めて全部で15.6kmになる。これは地図上での計算だから実際には17〜18km位の見当。歩数だと2万5000歩程度。

結構長い距離なので、当日は池尻大橋までは電車を利用し、目黒川緑道〜烏山川緑道と歩いて、その終点にある芦花公園(ろかこうえん)を折り返し地点にした。そして帰りは北沢川緑道を進むが、疲れたらどこかで電車に乗る、最悪はタクシーで自宅に戻る(^^ゞ というプラン。


長々と書いたが、本日のテーマは散歩でも緑道でもないm(_ _)m

順調に歩いて芦花公園に到着。ここは昔は芦花公園という名前だったと思うのに、超久しぶりに訪れたら蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)となっていた。都立の公園なのだが、どうやら芦花公園の中に蘆花恒春園(また話がそれるので説明は割愛)があり、それをメインの名前にするようになったらしい。なお京王線の最寄り駅は芦花公園のままである。

芦花公園で休憩していたら、通りすがりの人の「サクラ、満開でキレイだったね」という声が聞こえてきた。最初に書いたようにこの日は3月21日。東京では開花宣言が前日の20日で、ひと枝につき数輪が咲き始めたばかり。だから河津桜でも咲いているのかと思った。

しかしその人達が来た方向を見ると、明らかに河津桜ではない、その位置からはソメイヨシノにしか見えないサクラが満開の様子が! ナンデ???


ビックリしながらそのエリアに近づいてみる。
IMG_1376

この写真だけなら、
芦花公園だけソメイヨシノがもう満開ですといっても信じてもらえるような光景。
こんなことは想定していなかったのでデジカメは持っておらず撮影はiPhone。


でもよく見ると花の形がちょっと違う。
IMG_1386


これは高遠小彼岸桜(たかとう・こ・ひがんざくら)という品種。
IMG_1398

つまり彼岸桜の一種。
春のお彼岸の頃に咲くから彼岸桜。だから咲く順番でいえば河津桜→彼岸桜→ソメイヨシノということになる。さらに早く咲くのが寒緋桜(かんひざくら)や寒桜。


彼岸桜は1列に並べて植えられており、これで全体の半分ほど。
彼岸桜は初めてじゃないが、これだけまとまった数を見たことはなかったような気がする。
IMG_1390

白いソメイヨシノと違って、ほんのりピンクの桜色で私好み。
というわけですっかり気に入って、来シーズンは彼岸桜の名所を回ろうかと考えている。

ところで芦花公園には公式Twitterがあるのに、なぜかこの彼岸桜のことは何もツイートしていない。そういうヤル気のない担当者は懲戒免職にして欲しい。


ただの長距離散歩のつもりだったのに、思いも掛けず満開のサクラを眺められて得した気分になったというお話。ちなみに散歩のほうは北沢川緑道に入って1/3位のところで電車の駅の真横を通ったのでツイ乗ってしまった(^^ゞ それでも2万歩は超えていたからヨシだろう。

wassho at 22:37│Comments(0) お花畑探訪 

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