2022年04月21日

新宿御苑で八重桜ざんまい その3

新宿御苑は

  日本庭園
  イギリス流の風景式庭園
  フランス流の整形式庭園

の3つに大きく分かれ、その他に江戸時代に大名屋敷だった頃の面影を残すエリアと、母と子の森と名付けられた自然観察エリアがある。その2つはまだ訪れたことがない。


日本庭園が自然を箱庭的に、つまり景観美を凝縮して再現したものだとすれば、イギリス流の風景式庭園はそれを等身大で表現しているようなイメージ。
イギリス

必然的に広大な敷地が求められるから日本ではそれほど多くない。訪れたことがあるとすぐに思い出せるのは、ここ新宿御苑以外だと、風景式と名乗ってはいないが葛飾区にある水元公園くらいかな。なお日本のガーデニングでいうイングリッシュガーデンはまた別のジャンル。

フランス流の整形式庭園とは左右対称&幾何学模様的に区画整理して造形美を追い求めたもの。代表例はベルサイユ宮殿。このスタイルがヨーロッパに広まって、それに対抗してイギリス人がまったく正反対のコンセプトで風景式庭園を考案したというのだから面白い。
ベルサイユ

ただし日本庭園もいろいろあるように、風景式・整形式庭園にもさまざまある。庭の話は言葉だけで説明するのは難しいから、興味があったら自分で調べてちょうだい。


新宿御苑の風景式庭園ゾーンに入ってきた。
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日本的な感覚としては、庭園とはもっと作り込んだものだとの意識があるから、ここは庭園というよりは芝生広場に木も植えられている場所のような印象。しかし代表的な風景式庭園としてこんな場所も上げられているから、やはりここも風景式の庭園なのだろう。



日本庭園ゾーンでは八重桜を12本まで数えた。
でもこちらでは数が多いのでカウントは中止。
広場をブラブラしながら八重桜を眺めることにする。
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それなりの人出ではあるが、敷地面積が58ヘクタールもある新宿御苑なので(東京ドーム換算だと約12.5個分)混雑感はほとんどない。
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もっともこれが八重桜ではなく、ソメイヨシノが満開のときだとここが人で埋まる。ただし幸か不幸か今はコロナ対策で事前予約&入場者数制限があるから、コロナ以前のようなイモ洗い状態は回避されているはず。なお弁当は食べられるが飲酒は禁止。たまに入場ゲートで手荷物検査があることも。これは昔からそうだったような気がする。


異なる品種が並んで咲いている姿をあれこれ。
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ひときわ大木な八重桜。
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花びらもびっしり。
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ちなみに先日、とあるサクラの名所で花びらをたくさん拾い集めている人がいた。どうしてそんなに? と思ったが、漏れ聞こえてきた会話によると「サクラの花びら風呂」のためのようだった。それはグッド・アイデア!と思い、この日に拾って帰るつもりだったが、すっかり忘れてしまい来年までオアズケ(^^ゞ


これがたぶんイチヨウという品種かな。
あまり自信がないけど。
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大きなサクラの場合はこの内側から外をのぞくようなアングルがわりと好き。
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前回の投稿で紹介した犬神家の一族ほどではないが股裂きになっている。
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そういう意識で見ると、サクラはまっすぐ伸びている木がほとんどないことに気づく。これなんて山で強風が吹く場所でもないのに、どうしてこんなに横を向く?
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八重桜とチューリップのコラボ。
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こちらはチューリップの花壇。
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チューリップはウチのベランダのほうが数段レベルが高いが(^^ゞ
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でもネモフィラは可愛いしチューリップと似合うよなあ。
ベランダでも挑戦してみようか。
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ーーー続く

園内図4


wassho at 20:52│Comments(0) お花畑探訪 

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