2022年04月25日

ティーポットカバーはあるのに保温式のティーポットがないのはなぜ?

コーヒーをフレンチプレス方式で淹れるとき、専用器具は使わずにティーポットを使っている。抽出までの4分ほどの間に微妙に冷めてしまうのがフレンチプレスの難点。それをティーコージー(ティーポットカバー)を使うことで解決したことを以前に書いた。実際に使っているのは100円ショップで買った子供用のニット帽(^^ゞ
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ニット帽の効果には満足している。しかしティーポットが真空断熱のいわゆる魔法瓶構造で保温機能を持っていればティーコージーは不要になるわけで。

けれども、そういう製品がなぜか存在しない。

発想は同じであるが、こちらはコーヒー用。
ドリップで淹れたコーヒーを直接に魔法瓶構造のサーバーに落とすもの。

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そして紅茶用ではAmazonにある数百の商品の中から、
たった1つだけ見つけたのがオランダ製のこれ。
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どうして保温機能を持ったティーポットがないのだろう。ティーコージーがたくさん売られていることを考えると、ティーポットの保温に気を配っている人はそれなりにいるはずなのに。ひょっとしてニッチなマーケットを見つけちゃった?

残念ながら紹介した2つの製品は私の用途には合わない。なぜならどちらも内側にセットできる茶こしがついていないから(コーヒー用のものに茶こしがないのは当然だが)。ティーポットでフレンチプレスを入れるには、ティーポットの中の茶こしでコーヒー殻を取り除き、さらにティーポットからカップに注ぐときに、別の茶こしを使って微粉を取り除くのが私のやり方。

というわけで業界の皆さん、
私が使っているティーポットを割ってしまうまでに、

    保温機能のあるティーポット・茶こし付き

の開発を何卒よろしくお願いします m(_ _)m


ところで魔法瓶ってよく考えるとすごい言葉である。これって若い世代にも通じるのかな。日本の代表的メーカーは象印とタイガー。確認してみると社名は「象印マホービン株式会社」「タイガー魔法瓶株式会社」と魔法瓶の言葉が使われている。ただしどちらもロゴマークには魔法瓶の文字がない。

商品についてホームページを調べると、
魔法瓶構造を持った卓上タイプ(昔、魔法瓶と呼んでいたもの)についての名称は

   象印マホービンは

     マホービン(ガラス)
     マホービン(ステンレス)

   タイガー魔法瓶は

     真空断熱ステンレスポット

つまり象印はマーホービンでありタイガーはポットと微妙なところ。

なおタイガーはもうガラス製の魔法瓶は作っていないみたい。子供の頃に魔法瓶の中をのぞき込んで、何となく不思議な感じだったことが懐かしい。

ところで瓶(びん)というとガラス製を想像する。しかし本来は液体を入れる容器を意味して材質は関係ないようだ。そういえば花瓶は陶器製が多いし、鉄製のヤカンを鉄瓶と呼ぶ。
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だからステンレス製のものを魔法瓶と呼んでも辞書的にはおかしくないのかも知れない。話はそれるが象印は「マホービン」とカタカナ表記で、これは「魔法瓶」の漢字だと古くさいイメージだから変更したのかと思ったら、1961年(昭和36年)の社名変更のときから「マホービン」だった。

さて水筒タイプのものは両社ともに魔法瓶の言葉は使わず、製品によって名称はマグだったりボトルだったりで一定していない。それでふと思ったのは、今はもう真空断熱の保温や保冷ができる水筒ばかりで、私が子供の頃に遠足に持って出かけた、単なる塩化ビニール製の水筒ってないのかな? それは遠足の帰りには少しビニールの匂いのついたお茶になっていたものだ。Amazonや楽天をザッと見る限りそのようだけれど、そのうち調べてみましょう。

wassho at 22:47│Comments(0) 生活、日常 

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