2022年08月17日
挫折してバクテリアとプランクトン
コロナによってウイルスという言葉を聞かない日はないが、似たようなものに細菌もある。これらはどう違うのだったっけ? 知っているような知らないような言葉は多いもの。それで曖昧にしか理解していない小さな生物関連の単語を調べて、夏休みの自由研究パート2にしようと思いついたのだがーーー
対象としたのは(対義語で小さくないものも含まれている)
微生物
単細胞生物 多細胞生物
原核生物 真核生物 原生生物
細菌 真正細菌 古細菌
ウイルス ウイロイド バクテリア プリオン
菌類 カビ 地衣類
プランクトン アメーバー
など。
これがなかなか難しいのだわ。
ボヤーッと情報量は増えたものの、簡潔にまとめてブログにするにはほど遠く。つまりは頭の中に入ったとはいえないレベル。というわけで自由研究の発表は潔く断念(^^ゞ
その代わりに、エッ!そうだったのかと驚いた話を2つ。
知っている人は少ないと思うのだけれど、違っていたら恥ずかしいな。
1)細菌とバクテリアは同じ意味!
細菌を英語にしたら bacteria。どちらの言葉も馴染みがあるとはいえ、あまり内容を深く意識していなかったな。乳酸菌など有益なものも多いが、どちらかといえば、ばい菌イメージが先に浮かぶ。それにしても、まさか同じ意味だったとはーーー不覚(/o\)
なおbacteriaは複数形でbacterium(バクテリウム)が単数形。しかしなぜかbacteriaを単数・複数にも使う。理由はよく分からない。また語源はギリシャ語のようだ。
2)プランクトンは水中・水面に漂っている生物という分類!
プランクトンには植物プランクトン、動物プランクトンがある。植物と動物の両方があるなんて、こいつらはどこか怪しいと子供の頃から思っていた(^^ゞ
これは生物の種類や構造で分けたものではなく、生活行動での分類になる。分類の仕方にも色々あるのね。ちなみに泳ぐ生物はネクトン(nekton)と呼ぶ。
プランクトンといえば微生物的なイメージがあるが、漂っていればプランクトンなのでクラゲもプランクトンに分類されると知ってビックリ。
水中・水面に漂っているとは、水流に逆らって泳ぐ能力がないとの意味である。ただし能力ゼロかというと、多少は泳げる生物も含まれていて基準は曖昧。クジラのエサとなるオキアミ(写真)はプランクトンとされるが、これは海老の仲間なので足を使って少しは泳げる。それでネクトンほどじゃない意味だと思うが、マイクロ・ネクトン(micronekton)と分類される場合もある。サクラエビも同じく。(だからたまにプランクトンを食べていることになる)
ついでに微生物とは、これも生物の種類や構造ではなく、読んで字のごとく単に小さいというサイズによる生物の区分。それは以前から何となく理解していた。そして今回、微生物とされる基準は「顕微鏡を使わないと見えない大きさ」だと知る(例外はある)。しかし生物学と顕微鏡は、直接的には何の関係ないから客観性のある基準とは思えないが?
調べてみると顕微鏡が発明されたのが西暦1600年前後。それを使うと今まで見たこともない(見ることができなかった)生物がたくさん発見できた。そこで顕微鏡を使わないと見えない生物が、新たなジャンルとして微生物と呼ばれるようになったらしい。
アントーニ・ファン・レーウェンフックというオランダ人が、1674年に初めて微生物を発見したとされる。この人は画家フェルメールの遺産管財人でもあったのが、個人的には興味深い。フェルメールも顕微鏡をのぞいたのかな?
ちなみに望遠鏡も同じ頃に発明され、それで星を観察した先駆者の1人がガリレオ(1564〜1642年)。当時の顕微鏡や望遠鏡は研究者による自作。研究する前に道具も作らなければいけないのは大変だが、未知の分野でいろいろ発見できて楽しかっただろうな。
挫折ブログになってしまってまったく情けない。でも細菌とバクテリアが同じで、クラゲがプランクトンと分かっただけでも、2つ賢くなったからまあいいか。
ところで生物には植物と動物、哺乳類と昆虫などたくさんの分類があるが、究極的には
「細菌」「古細菌」「真核生物」
の3つに分けられる。
言い換えればすべての生物は、この3つのいずれかに属す。
興味が湧いた? 是非お調べを。
そして一緒に挫折を味わいましょう(^^ゞ
対象としたのは(対義語で小さくないものも含まれている)
微生物
単細胞生物 多細胞生物
原核生物 真核生物 原生生物
細菌 真正細菌 古細菌
ウイルス ウイロイド バクテリア プリオン
菌類 カビ 地衣類
プランクトン アメーバー
など。
これがなかなか難しいのだわ。
ボヤーッと情報量は増えたものの、簡潔にまとめてブログにするにはほど遠く。つまりは頭の中に入ったとはいえないレベル。というわけで自由研究の発表は潔く断念(^^ゞ
その代わりに、エッ!そうだったのかと驚いた話を2つ。
知っている人は少ないと思うのだけれど、違っていたら恥ずかしいな。
1)細菌とバクテリアは同じ意味!
細菌を英語にしたら bacteria。どちらの言葉も馴染みがあるとはいえ、あまり内容を深く意識していなかったな。乳酸菌など有益なものも多いが、どちらかといえば、ばい菌イメージが先に浮かぶ。それにしても、まさか同じ意味だったとはーーー不覚(/o\)
なおbacteriaは複数形でbacterium(バクテリウム)が単数形。しかしなぜかbacteriaを単数・複数にも使う。理由はよく分からない。また語源はギリシャ語のようだ。
2)プランクトンは水中・水面に漂っている生物という分類!
プランクトンには植物プランクトン、動物プランクトンがある。植物と動物の両方があるなんて、こいつらはどこか怪しいと子供の頃から思っていた(^^ゞ
これは生物の種類や構造で分けたものではなく、生活行動での分類になる。分類の仕方にも色々あるのね。ちなみに泳ぐ生物はネクトン(nekton)と呼ぶ。
プランクトンといえば微生物的なイメージがあるが、漂っていればプランクトンなのでクラゲもプランクトンに分類されると知ってビックリ。
水中・水面に漂っているとは、水流に逆らって泳ぐ能力がないとの意味である。ただし能力ゼロかというと、多少は泳げる生物も含まれていて基準は曖昧。クジラのエサとなるオキアミ(写真)はプランクトンとされるが、これは海老の仲間なので足を使って少しは泳げる。それでネクトンほどじゃない意味だと思うが、マイクロ・ネクトン(micronekton)と分類される場合もある。サクラエビも同じく。(だからたまにプランクトンを食べていることになる)
ついでに微生物とは、これも生物の種類や構造ではなく、読んで字のごとく単に小さいというサイズによる生物の区分。それは以前から何となく理解していた。そして今回、微生物とされる基準は「顕微鏡を使わないと見えない大きさ」だと知る(例外はある)。しかし生物学と顕微鏡は、直接的には何の関係ないから客観性のある基準とは思えないが?
調べてみると顕微鏡が発明されたのが西暦1600年前後。それを使うと今まで見たこともない(見ることができなかった)生物がたくさん発見できた。そこで顕微鏡を使わないと見えない生物が、新たなジャンルとして微生物と呼ばれるようになったらしい。
アントーニ・ファン・レーウェンフックというオランダ人が、1674年に初めて微生物を発見したとされる。この人は画家フェルメールの遺産管財人でもあったのが、個人的には興味深い。フェルメールも顕微鏡をのぞいたのかな?
ちなみに望遠鏡も同じ頃に発明され、それで星を観察した先駆者の1人がガリレオ(1564〜1642年)。当時の顕微鏡や望遠鏡は研究者による自作。研究する前に道具も作らなければいけないのは大変だが、未知の分野でいろいろ発見できて楽しかっただろうな。
挫折ブログになってしまってまったく情けない。でも細菌とバクテリアが同じで、クラゲがプランクトンと分かっただけでも、2つ賢くなったからまあいいか。
ところで生物には植物と動物、哺乳類と昆虫などたくさんの分類があるが、究極的には
「細菌」「古細菌」「真核生物」
の3つに分けられる。
言い換えればすべての生物は、この3つのいずれかに属す。
興味が湧いた? 是非お調べを。
そして一緒に挫折を味わいましょう(^^ゞ
wassho at 19:37│Comments(0)│
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