2022年09月03日
電子レンジのドア
数日前のこと、電子レンジを使ったら低くウ〜と唸る異音がして、しばらくすると配線が焦げているような匂いがしてきた(>_<) 前日まで何の問題もなく使えていたのに(涙)
それでも普通に温められたが、火でも噴いたら困るので買い換えた。電子レンジの横に貼ってあるシールを見ると1998年7〜12月製造とあった。その年に買ったかどうかは分からないとしても、まあ元は取っただろう(^^ゞ でも数年前まで実家にあった電子レンジは1970年代の終わりに買った40年選手。それと較べれば半分ほどの寿命だからちょっとハラタツ。

98年製の電子レンジにはいろいろと機能がついていたものの、ほとんど使わなかったので、今回は暖めるだけのシンプルな単機能の電子レンジを買った。
1つだけこだわったのは、
10秒の加熱時間設定ボタンが備わっていること。(だからダイヤル式は対象外)
それはトーストにはマーガリンでなくバターを塗るから。冷蔵庫で冷やされたバターは固くなって、トーストされたパンの熱程度では溶けない。それでいつも電子レンジで温めている。10秒ではまだ固く、20秒だと溶けすぎる。仕方なく20秒設定にして、15秒あたりで加熱取り消しの面倒な作業。
もし手のひらに載るくらいの超小型で、1秒単位で加熱時間を設定できるバター暖め専用の電子レンジをを開発してくれれば、必ず買うから電機メーカーの皆さんよろしく。連続加熱時間は30秒もあれば充分で、できれば食卓に置きたいから充電式がいいな。
ところで電子レンジでは金属製の食器やアルミホイルは使っちゃいけないとされている。電子レンジは超高周波の電波で食品を暖めている。だから金属だと電波が反射するからダメなのだと思っている(詳しくは調べていない)。
しかし電子レンジの庫内は鉄でできている。98年製電子レンジのターンテーブルは鉄製で、ターンテーブルをまわすテーブル?もアルミだった(今回のはターンテーブルがないフラットタイプ)。どうして金属製の部品はよくて食器がダメなのかがよく分からない。そのうち気が向いたら調べましょう。
さて電子レンジに対する最大の疑問は、どうして電子レンジのドアはあんなに固いのかである。ガッチャンと音もうるさいし、開け閉めする度に微妙にストレスがたまる。たまに置き位置がずれる場合もある。それはドアがしっかり閉まっていないと、超高周波の電波が漏れて人体に悪影響を及ぼすからなのだろう。
えっ、疑問は解けているじゃないかって?
いや問題はそこじゃない。
電子レンジのドアが固いのは、ドアの閉じ方が不完全で超高周波電波が漏れないように、しっかりとロックする仕組みになっているから。図のラッチあるいはフックと呼ばれる部分はスプリングで上下に動くようになっていて、(閉める場合は)差込口に当たるとまず上にズレながら中に入り、差込口の奥まで届いたら下に押し込まれる。(文章で説明するのは難しいので自分の電子レンジを観察してみて。メーカーや機種によって動き方に違いはあっても原理はほぼ同じはず)
つまり電子レンジのドアが固いのは、このスプリング式のロック機能が原因である。スプリングやその他の可動部品の動きが渋くなるのか、電子レンジが古くなるほどドアの開閉が固くなり、それにつれてガッチャンの音も大きくなる。(買ったばかりの電子レンジのドアは98年製のと較べて、今のところは1/5位の固さ)
スプリング式のロック機能が原因と書いたけれど、正確にいうならドアを本体に押しつける、あるいは本体から引き離す力でスプリングを動かそうとするから、ドアが固くなってしまう。
それならばである。
ドアの持ち手の内側にレバーのようなものがあって、それを握ればラッチが動いて差込口に「そーっと」入り、ドアを閉じた後に、レバーを離せばスプリングによってラッチが噛み合うような仕組みにすればいい。ドアを開くときはこの逆の動作。言い換えればドアの開閉とラッチを動かす動作を分けて考える発想。
構造は特に複雑ではないだろうし、部品が何点か増えるだけだから、それほど大きなコストアップ要因にはならないはず。私なら数千円余分に払っても(たぶんそんなに掛からない)そんな「楽々静かドア」の製品を選ぶけどなあ。
ところで電子レンジのドアのラッチの図解や写真を探しているときに、
次のようなものを見つけた。
この電子レンジはボタンを押すとドアが開く仕組み。
ただし閉じるときは従来と同じ。
こちらは逆に閉じるときの工夫。
クルマのスライドドアには、途中まで手で引っ張れば、後はモーターの力で巻き上げて自動的に閉まるものもあるが、そこまでのものではなさそう。
メーカーもそれなりに試行錯誤しているのかも知れない、ただしそんな機能を備えた電子レンジはごく僅かでしかない。とにかく電子レンジのドアがガッチャンなんて、早く過去の話になりますように。
それでも普通に温められたが、火でも噴いたら困るので買い換えた。電子レンジの横に貼ってあるシールを見ると1998年7〜12月製造とあった。その年に買ったかどうかは分からないとしても、まあ元は取っただろう(^^ゞ でも数年前まで実家にあった電子レンジは1970年代の終わりに買った40年選手。それと較べれば半分ほどの寿命だからちょっとハラタツ。

98年製の電子レンジにはいろいろと機能がついていたものの、ほとんど使わなかったので、今回は暖めるだけのシンプルな単機能の電子レンジを買った。
1つだけこだわったのは、
10秒の加熱時間設定ボタンが備わっていること。(だからダイヤル式は対象外)
それはトーストにはマーガリンでなくバターを塗るから。冷蔵庫で冷やされたバターは固くなって、トーストされたパンの熱程度では溶けない。それでいつも電子レンジで温めている。10秒ではまだ固く、20秒だと溶けすぎる。仕方なく20秒設定にして、15秒あたりで加熱取り消しの面倒な作業。
もし手のひらに載るくらいの超小型で、1秒単位で加熱時間を設定できるバター暖め専用の電子レンジをを開発してくれれば、必ず買うから電機メーカーの皆さんよろしく。連続加熱時間は30秒もあれば充分で、できれば食卓に置きたいから充電式がいいな。
ところで電子レンジでは金属製の食器やアルミホイルは使っちゃいけないとされている。電子レンジは超高周波の電波で食品を暖めている。だから金属だと電波が反射するからダメなのだと思っている(詳しくは調べていない)。
しかし電子レンジの庫内は鉄でできている。98年製電子レンジのターンテーブルは鉄製で、ターンテーブルをまわすテーブル?もアルミだった(今回のはターンテーブルがないフラットタイプ)。どうして金属製の部品はよくて食器がダメなのかがよく分からない。そのうち気が向いたら調べましょう。
さて電子レンジに対する最大の疑問は、どうして電子レンジのドアはあんなに固いのかである。ガッチャンと音もうるさいし、開け閉めする度に微妙にストレスがたまる。たまに置き位置がずれる場合もある。それはドアがしっかり閉まっていないと、超高周波の電波が漏れて人体に悪影響を及ぼすからなのだろう。
えっ、疑問は解けているじゃないかって?
いや問題はそこじゃない。
電子レンジのドアが固いのは、ドアの閉じ方が不完全で超高周波電波が漏れないように、しっかりとロックする仕組みになっているから。図のラッチあるいはフックと呼ばれる部分はスプリングで上下に動くようになっていて、(閉める場合は)差込口に当たるとまず上にズレながら中に入り、差込口の奥まで届いたら下に押し込まれる。(文章で説明するのは難しいので自分の電子レンジを観察してみて。メーカーや機種によって動き方に違いはあっても原理はほぼ同じはず)
つまり電子レンジのドアが固いのは、このスプリング式のロック機能が原因である。スプリングやその他の可動部品の動きが渋くなるのか、電子レンジが古くなるほどドアの開閉が固くなり、それにつれてガッチャンの音も大きくなる。(買ったばかりの電子レンジのドアは98年製のと較べて、今のところは1/5位の固さ)
スプリング式のロック機能が原因と書いたけれど、正確にいうならドアを本体に押しつける、あるいは本体から引き離す力でスプリングを動かそうとするから、ドアが固くなってしまう。
それならばである。
ドアの持ち手の内側にレバーのようなものがあって、それを握ればラッチが動いて差込口に「そーっと」入り、ドアを閉じた後に、レバーを離せばスプリングによってラッチが噛み合うような仕組みにすればいい。ドアを開くときはこの逆の動作。言い換えればドアの開閉とラッチを動かす動作を分けて考える発想。
構造は特に複雑ではないだろうし、部品が何点か増えるだけだから、それほど大きなコストアップ要因にはならないはず。私なら数千円余分に払っても(たぶんそんなに掛からない)そんな「楽々静かドア」の製品を選ぶけどなあ。
ところで電子レンジのドアのラッチの図解や写真を探しているときに、
次のようなものを見つけた。
この電子レンジはボタンを押すとドアが開く仕組み。
ただし閉じるときは従来と同じ。
こちらは逆に閉じるときの工夫。
クルマのスライドドアには、途中まで手で引っ張れば、後はモーターの力で巻き上げて自動的に閉まるものもあるが、そこまでのものではなさそう。
メーカーもそれなりに試行錯誤しているのかも知れない、ただしそんな機能を備えた電子レンジはごく僅かでしかない。とにかく電子レンジのドアがガッチャンなんて、早く過去の話になりますように。
wassho at 23:40│Comments(0)│
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